東京株式(大引け)=4451円安、大暴落で歴代1位の下げ幅に

投稿:

市況

 5日の東京株式市場はリスクオフ相場が加速し、日経平均株価は暴落、ブラックマンデー時を上回る史上最大の下げ幅を記録、歴史に残る1日となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比4451円28銭安の3万1458円42銭と大幅続落。プライム市場の売買高概算は40億8980万株、売買代金概算は7兆9674億円。値上がり銘柄数は14、対して値下がり銘柄数は1625、変わらずは7銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクオフ一色となり、一気に3万1000円台まで水準を切り下げた。前週末の欧米株市場が文字通りの全面安。米国株市場では7月の米雇用統計の内容が市場コンセンサスを下回り、米経済の急減速に対する警戒感が一気に強まった。ダウは一時1000ドル近い下げをみせ、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も連日で400ポイントを上回る下げとなった。米長期金利の低下を背景に外国為替市場で急激な円高が進行した。東京市場では世界的な株安と為替の急激な円高進行が嫌気され、売りが売りを呼ぶ展開となった。値下がり銘柄数は1600を超え、全体の99%の銘柄が下落。商いも急拡大、全体売買代金は約8兆円に膨らんだ。

 個別では、売買代金トップの三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が急落、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>はストップ安に売られた。東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>もストップ安となるなど半導体製造装置の主力銘柄の下げも際立つ。三菱重工業<7011.T>が急落、日立製作所<6501.T>、任天堂<7974.T>などの下げも目立つ。このほか、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、三井E&S<7003.T>がストップ安となるなど値幅制限いっぱいに売られる銘柄が相次いでいる。

 半面、アバントグループ<3836.T>が急騰、タキロンシーアイ<4215.T>も大幅高、トランザクション<7818.T>、ポーラ・オルビスホールディングス<4927.T>、JMDC<4483.T>などが上昇した。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。