午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利は1.005%に上昇

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市況

 26日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続落した。前日の米国市場で米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、長期債価格が下落(金利は上昇)した流れが円債相場に波及した。

 FRBのボウマン理事が、利下げが適切であるとの段階にはない、などと講演で発言した。クック理事も今後の経済指標などを見極める必要があるとの認識を示し、FRBが利下げに対しては慎重な姿勢をみせていると受け止められた。外国為替市場で円安基調が継続するなか、日銀が早期に利上げに踏み切るとの思惑もくすぶった状況で、債券売りを促す要因となった。

 先物9月限は前営業日比18銭安の143円30銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は、同0.010%高い1.005%に上昇した。


出所:MINKABU PRESS

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