午前:債券サマリー 先物は続伸、米債券高を受け買い先行

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市況

 17日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。前週末の米債券高が追い風となったほか、欧州の政局不安などを背景に日経平均株価が大幅安となったことが買い手掛かりとなった。

 14日の米長期債相場が4日続伸し、米長期金利が一時4.18%と約2カ月半ぶりの水準に低下したことを受けて国内債にも買いが先行した。ただ、日銀の植田和男総裁が14日夕の記者会見で「長期国債の買い入れを減額する以上は相応の規模になる」との考えを示したことが重荷となり、債券先物は前週末比22銭高の144円14銭で始まったあとは上げ一服。とはいえ、6月末に国民議会(下院)選挙の投票があるフランスを中心に欧州の政局不安が高まっているなか、日経平均株価が大きく下落したことが安全資産とされる債券の支えとなった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前週末比16銭高の144円08銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.010%低下の0.925%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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