午前:債券サマリー 先物は反発、軟調に始まるも切り返す

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市況

 11日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前日の米債券安を受けて続落して始まったものの、前日に大きく下落したことから値ごろ感が意識されやすく徐々に買いが優勢となった。

 10日の米長期債相場が3日続落(金利は上昇)したことが国内債に影響したが、債券先物は朝方の売りが一巡すると押し目買いが流入。この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことも買いを誘い、午前10時40分ごろには143円64銭まで上伸する場面があった。ただ、今週は5月の米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合といった重要イベントが相次ぐことから模様眺めムードが広がりやすく追随買いは広がらなかった。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比10銭高の143円58銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.030%に上昇したが、その後は前日比0.005%上昇の1.020%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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