午前:債券サマリー 先物は続伸、米債券高の流れを引き継ぐ

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市況

 6日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。前日の米長期債相場が5日続伸(金利は低下)した流れを引き継ぎ、国内債も寄り付きから買いが優勢だった。

 米民間雇用サービス会社ADPが5日に発表した5月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことを受け、同日の米債券市場では米インフレ圧力が和らぐとの見方が台頭。米長期金利は約2カ月ぶりの水準に低下し、これが国内債の追い風となった。この日は財務省による30年債入札が実施されるとあって上値が重くなる場面もあったが、日銀の中村豊明審議委員が「当面は現状の政策維持が妥当」と発言したことが伝わると債券先物は一時144円06銭まで上値を伸ばした。

 午前11時の先物6月限の終値は、前日比22銭高の144円05銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.985%と約2週間ぶりの水準で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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