午前:債券サマリー 先物は反発、米金利低下を受け買い優勢

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市況

 3日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。米インフレ加速への警戒感が和らぐなか、米長期金利が低下したことを手掛かりとした買いが優勢だった。

 5月31日に発表された4月の個人消費支出(PCE)物価指数で、エネルギーと食品を除くコア指数の前月比の上昇率が0.2%と3月の0.3%から減速したことを受け、前週末の米長期金利は4.50%に低下。この日の時間外取引では一段と水準を切り下げており、これが国内債に買いを促した。また、日銀が前週末の夕方に公表した6月の国債買いオペ運営方針で、買い入れ予定額と月間の実施回数をともに前回から据え置いたことも安心感を誘い、債券先物は一時143円18銭まで上伸した。

 午前11時の先物6月限の終値は、前週末比12銭高の143円11銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%低下の1.065%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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