午前:債券サマリー 先物は反落、長期金利は1.060%に上昇

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市況

 31日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反落した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)した流れを引き継いで上昇して始まったものの、買いは続かず軟化した。

 日銀は31日午前、定例の国債買い入れオペを5本通告した。対象は「残存期間3年超5年以下」、「同5年超10年以下」。「同10年超25年以下」、「同25年超」と、物価連動債で、買い入れ額はいずれも前回から据え置かれた。もっとも同日夕に日銀は6月の国債買い入れオペの運営方針を公表する予定。国債の買い入れ減額リスクが意識されるなか、来月の方針を見極めたいとの姿勢もあって、先物に対し買い向かう姿勢は限られた。

 前日の米国市場では、1~3月期の米国の実質国内総生産(GDP)が速報値から下方改定されたことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方が広がり、債券に買い戻しが入った。米長期金利は4.54%に低下した。

 先物6月限は前営業日比7銭安の143円13銭で午前の取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント高の1.060%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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