東京株式(大引け)=122円安と反落、朝高後は値を消す展開に

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市況

 21日の東京株式市場で日経平均株価は反落。前日の米ハイテク株高を受け、朝方は値を上げてスタートしたが上値は重く、買い一巡後は値を消す展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比122円75銭安の3万8946円93銭。プライム市場の売買高概算は15億7678万株。売買代金概算は3兆9173億円となった。値上がり銘柄数は575と全体の約35%、値下がり銘柄数は1006、変わらずは68銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウは反落したが、エヌビディア<NVDA>など半導体株を中心にハイテク株が高くナスダック指数は最高値を更新した。この流れを受けた東京市場は日経平均株価が上昇してスタート。一時3万9300円台まで買われ、上昇幅は270円を超えた。ただ、買い一巡後は売りに押される展開となり、後場に入りマイナス圏に転じ、結局、3万9000円台を割り込んだ。22日のエヌビディアの決算を前に様子見姿勢も強まり、売買代金も細り気味。銀行、自動車、不動産株などが安く、保険や海運、商社株などが高い。半導体関連株は高安まちまちだった。

 個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>やみずほフィナンシャルグループ<8411.T>が安く、レーザーテック<6920.T>やソシオネクスト<6526.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が軟調。ダイキン工業<6367.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が値を下げ、トヨタ自動車<7203.T>やホンダ<7267.T>、三菱地所<8802.T>が軟調だった。
 
 半面、東京海上ホールディングス<8766.T>やMS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725.T>が高く、東京エレクトロン<8035.T>やディスコ<6146.T>、アドバンテスト<6857.T>が買われた。日本郵船<9101.T>や川崎汽船<9107.T>が上昇し、三菱商事<8058.T>や丸紅<8002.T>もしっかり。

出所:MINKABU PRESS

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