来週の株式相場に向けて=日銀会合後の相場模索、米中首脳会談でAI株復活なるか

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 18日の東京株式市場で日経平均株価は、前日比882円高の6万5018円と3日続伸。一時1300円高まで買われる場面があった。

 この日、市場の関心を一身に集めたのが日銀金融政策決定会合だ。政策金利は1.0%から1.25%に引き上げることが発表された。この追加利上げは市場の予想通りだったが、むしろ、高い関心を集めていたのが、リフレ派とされる浅田統一郎氏と佐藤綾野氏の動向だ。実際、両氏から2票の反対票が投じられた。一部で注目されていたタカ派委員からの「0.5%利上げ」の提案はなかった。

 ベッセント米財務長官が日銀の利上げを求めてきたこともあり、これを受け今回の日銀会合に対しては「ハト派的」との評価が浮上。株式市場では、キオクシアホールディングス<285A.T>などAI・半導体関連株を中心に買いが流入した。一方、利上げ加速を材料視して買われてきた三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など銀行株は軟調な値動きとなった。

 もっとも、市場関係者からは「2票の反対票には意外感はない」との声も出ている。国内大手証券では、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)を1.75%とみており、来年1月、6月に利上げを実施することで、同水準に達すると予想している。ただし、その一方で一部外資系証券ではターミナルレートを「2.5%程度」と推測するなど、依然として強弱感は対立したままだ。

 今後予想される利上げが、もし緩やかなものにとどまるのなら、AI・半導体関連株などには前向きな要因に働きそうだ。特に、来週は国内はシルバーウィークの大型連休となるが、海外では24日に「米中首脳会談」が予定されている。同会談では、AIが議題のひとつになるとみられている。更に中東情勢などを含め、何らかのディールがあるかが注視される。

 米中首脳会談に合わせ、米国のAI・IT企業幹部らの会合が検討されているようだ。また、公式夕食会にはエヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファンCEOらが出席するとも報道されている。今回の日銀会合を経て、AI・半導体関連株の復活機運が強まるかは大きなポイントとなりそうだ。

 上記以外のスケジュールでは、海外では22日に米2年債入札、23日にS&Pグローバル米国製造業PMI、米5年債入札、24日に米8月新築住宅販売件数、米7年債入札、25日に米8月耐久財受注が発表される。23日にゼネラル・ミルズ<GIS>、24日にコストコ・ホールセール<COST>が決算発表を予定している。

 国内では、来週の株式市場の立ち会いは24、25日の2日間だけとなる。24日には9月S&Pグローバル日本製造業PMI、25日に8月全国百貨店売上高が発表される。25日にあさひ<3333.T>、ハローズ<2742.T>が決算発表を行う。25日にレイヤード<634A.T>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは6万4000~6万6000円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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