株価指数先物【寄り前】 FOMC通過でカバー狙いの短期ロング対応
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大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 64250 +410 (+0.64%) TOPIX先物 4076.5 +35.0 (+0.86%) シカゴ日経平均先物 64085 +245 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 16日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場の予想通り政策金利の0.25%引き上げを決めた。利上げは2023年7月以来3年2カ月ぶり。参加者の政策金利見通しでは、年内にあと1回の利上げを見込んでいる。ウォーシュFRB(米連邦準備制度理事会)議長が物価上昇への警戒を改めて示したことで、インフレ沈静化まで利上げが続くとの懸念から売りが優勢になった。 NYダウ構成銘柄ではハネウェル・インターナショナル、エヌビディア 、メルク 、ウォルト・ディズニー 、アップル が買われた。半面、IBM 、ゴールドマン・サックス・グループ 、アメリカン・エキスプレス 、ボーイング 、シェブロン が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、インテル やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ 、台湾積体電路製造(TSMC) 、ブロードコム などが買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は続伸。 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比245円高の6万4085円だった。16日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比20円高の6万3860円で始まった。ロング優勢の流れが続くなかで、米国市場の取引開始後には6万4720円まで上げ幅を広げる場面もみられた。終盤にかけて6万3470円まで軟化したが、引けにかけてショートカバーが入る形で急速に切り返しており、日中比410円高の6万4255円でナイトセッションの取引を終えた。 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行することになりそうだ。FOMCの結果やFRB議長発言を受けて米国では主要な株価指数が下落したものの、エヌビディアなど半導体株の一角が買われており、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株がリバウンドをみせてくる可能性があり、先物市場でロングを誘う形になりそうである。 日経225先物は足元では下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万2680円)と-1σ(6万4090円)とのレンジを継続していたが、ナイトセッションで-1σを突破してきた。同バンドでの底堅さがみられるようだと、中心値の25日移動平均線(6万5510円)とのレンジに移行するとみられ、ショートカバーを誘うことになりそうだ。 FOMCを通過したことで、日銀の金融政策決定会合に関心が集まることになる。ただ、利上げは織り込まれているとみられるほか、シルバーウィークを控えてショートに傾いているとみられるポジションをニュートラルにする、リバランスが入りやすいだろう。積極的なロングは限られ、カバー狙いの短期的なロング対応になりそうである。 週足では26週線(6万3770円)、-1σ(6万3870円)を上回ってきたことで、13週線(6万6060円)とのゾーンが意識される。そのため、オプション権利行使価格の6万3750円から6万5750円のレンジを想定。 16日の米VIX指数は17.71(15日は17.20)に上昇した。18.94まで上げて200日線(18.13)を上回る場面もみられたが、その後は同線を下回って推移しており、75日線(16.70)とのレンジとなった。200日線水準で強弱感が対立している状況であるため、市場心理をやや神経質にさせそうである。 16日のNT倍率は先物中心限月で15.79倍(15日は15.79倍)と横ばいだった。朝方に15.79倍をつけた後は、下向きで推移する-1σ(15.82倍)に抑えられる形で、200日線(15.67倍)での攻防をみせていた。ただし、後場に入り指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角が買い戻されたことで、NTショートを巻き戻す流れとなった。本日は米半導体株高の流れを引き継ぐなかで、NTロングに振れやすくなりそうだ。 株探ニュース