株価指数先物【寄り前】 半導体・AI関連株の下げが仕掛け的なショートを誘う

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先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 63220 -130 (-0.20%)
TOPIX先物 4044.5 +7.0 (+0.17%)
シカゴ日経平均先物 63120 -230
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 14日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米アンソロピックのダリオ・アモデイCEO(最高経営責任者)がAI(人工知能)開発の減速の必要性を訴えたほか、オープンAIのサム・アルトマンCEOが年内に上場を行わない方針を示し、半導体・AI関連銘柄の下げが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は5.8%を超えている。また、原油高や長期金利の上昇も引き続き相場の重荷になっていた。

 NYダウ構成銘柄ではセールスフォース、アルファベット、IBM、マイクロソフト、マクドナルドが買われた。半面、キャタピラー、ゴールドマン・サックス、スリーエム、シスコシステムズ、アマゾン・ドット・コムが軟調。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比230円安の6万3120円だった。14日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比170円安の6万3180円で始まった。6万2620円まで売られる場面もみられ、売り一巡後は6万2800円~6万3100円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを上抜けてプラス圏を回復し、6万3590円まで買われた。ただ、終盤にかけて軟化し、日中比130円安の6万3220円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行することになりそうだ。ナイトセッションでは下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万2850円)に沿った調整をみせており、-1σ(6万4330円)とのレンジ推移が意識されそうだ。もっとも、バンドが下向きで推移しているため明確な底入れは見極めにくく、戻り待ち狙いのショートが入りやすいだろう。

 また、週足では-1σと26週移動平均線が位置する6万3730円辺りを割り込んできており、同水準が抵抗線に変わる可能性もある。一方で、-2σ(6万1440円)とのゾーンが意識されてくることになりそうだ。

 アンソロピックのCEOは、AIが制御不能に陥るリスクなどを避けるため、AIモデルの開発を減速すべきだと訴えた。この影響により半導体やAI関連株には持ち高調整の売りが入りやすいとみられ、前日に下げが目立っていたソフトバンクグループ<9984>[東証P]のほか、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]にらみの展開が予想される。一段安をみせてくるようだと、先物市場で仕掛け的なショートを誘うことになろう。

 ただし、15日~16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、17日~18日に日銀の金融政策決定会合が開かれるため、ポジションを大きく傾けてくる動きは限られそうだ。バイアスが強まる局面では、その後のカバー狙いのスタンスに向かわせそうだ。オプション権利行使価格の6万1500円から6万4500円のレンジを想定する。

 14日の米VIX指数は17.10(11日は15.84)に上昇した。18.17まで上昇して200日線(18.11)を捉える場面もみられた。その後は上げ幅を縮めているが、75日線(16.65)が支持線として意識されている。200日線を明確に上抜けてくると7月29日につけた20.88辺りが射程に入ってくるため、市場心理を神経質にさせそうだ。

 14日のNT倍率は先物中心限月で15.69倍(11日は15.96倍)に低下した。25日線(16.09倍)に上値を抑えられる形で調整をみせており、これまで支持線として機能していた200日線(15.66倍)を捉えている。いったんはNTショートの巻き戻しが意識される水準だが、半導体やAI関連株の調整が強まるなかでは、7月29日につけた15.35倍辺りが射程に入ろう。

株探ニュース

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