株価指数先物【寄り前】 ロング優勢が期待されるも、-1σ水準の突破を見極めたい

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先物

大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 64510 +550 (+0.85%)
TOPIX先物 4045.0 +37.5 (+0.93%)
シカゴ日経平均先物 64535 +575
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 11日の米国市場はNYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。英紙フィナンシャル・タイムズは、湾岸諸国とイランが14日に外相会合を開く見通しだと報じた。中東情勢を巡る過度な緊張が和らぐとの観測から、WTI原油先物は前日の1バレル=102.48ドルから100.05ドルに下落。NYダウは直近4日間で1600ドルあまり下げていたこともあり、原油高一服で株式を買い直す動きが広がった。

 NYダウ構成銘柄ではシスコシステムズ、IBM、ボーイング、セールスフォース、アマゾン・ドット・コムが買われた。半面、ユナイテッドヘルス・グループ、アムジェン、メルク、マクドナルドは軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、マーベル・テクノロジーやインテルなど半導体株が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は反発している。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算算は、大阪比575円高の6万4535円だった。11日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比40円高の6万4000円で始まった。中盤にかけて軟化し6万3770円まで売られる場面もみられたが、米国市場の取引開始後はロング優勢の流れからプラス圏を回復すると、6万4740円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては6万4500円~6万4600円辺りで保ち合い、日中比550円高の6万4510円でナイトセッションの取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行することになりそうだ。ナイトセッションでは中盤にかけてボリンジャーバンドの-2σ(6万3350円)に接近する場面もみられたが、米国市場の開始後にプラス圏を回復すると、-1σ(6万4680円)辺りでの値動きが続いた。米国市場の流れを受けてロングが先行するだろうが、同バンドを上回ってくるかを見極めたいところである。-1σを支持線に変えてくると、中心値の25日移動平均線(6万6000円)とのレンジに移行するだろう。

 ただし、イラン政府の高官はオマーンで14日に開催予定の湾岸諸国との外相会議について、ホルムズ海峡を含む諸問題について議論する機会となるものの、同海峡に関する合意文書に署名することはないと述べたようである。買い一巡後は原油先物の不安定な値動きが警戒されやすいと考えられ、スキャルピング中心のトレードに向かわせよう。そのため、オプション権利行使価格の6万3500円から6万6500円のレンジを想定。

 11日の米VIX指数は15.84(10日は17.84)に低下した。前日に原油高や長期金利の上昇が警戒されるなかで18.17まで上昇して75日線(16.63)を一気に上抜け、200日線(18.11)を上回る場面もあった。この日は原油相場が下落するなかで75日線を割り込んでいる。25日線(15.32)を下回ってくるようだと、リスク選好に傾きやすいだろう。

 11日のNT倍率は先物中心限月で15.96倍(10日は16.11倍)に低下した。半導体やAI関連株の不安定な値動きによって、NTロングの巻き戻しに向かわせていた。足もとで25日線(16.11倍)が抵抗線として意識されるなか、支持線として機能している200日線(15.65倍)に接近する可能性もあり、指数インパクトの大きい半導体株にらみの展開となりそうだ。

株探ニュース

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