話題株ピックアップ【夕刊】(2):パナHD、いちご、テラスカイ
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■パナHD <6752> 4,292円 +113 円 (+2.7%) 本日終値 パナソニック ホールディングス<6752>が続伸。ロイター通信は9日夕に「パナソニックエナジーの渡辺庄一郎最高技術責任者(CTO)は全固体電池について、電池形状が角形で最大150度の高温環境でも使用可能な電池を開発したと明らかにした」と報道。これが材料視されたようだ。報道によると、150度でも使用できるコイン形と角形の産業用小型セルを26年度の10~12月期からサンプル出荷する予定。サンプル出荷から1~2年後に量産化を目指す計画だという。 ■いちご <2337> 401円 +8 円 (+2.0%) 本日終値 いちご<2337>が続伸。大和証券は9日、同社株の投資判断を新規「2(アウトパフォーム)」でカバレッジを開始した。目標株価は490円とした。同社はリーマンショックを経てハイレバレッジによる不動産短期売買を中心とする事業モデルから、時流に沿った「心築」中心に転換。現存不動産に新しい価値を創造する事業である「心築」では、リノベーション工事などで付加価値を創出し、数年後に一定以上の売却益確保を目指している。また、賃貸収益や「アセットマネジメント」フィーなどストック収益比率の高さや高総還元利回りを特徴としている。不動産市況次第で毎期の物件売却益が増減する可能性があるが、同証券ではストック収益の成長による継続的な利回りが期待できる銘柄と評価している。 ■テラスカイ <3915> 2,336円 +45 円 (+2.0%) 本日終値 テラスカイ<3915>が朝安後にプラスに転じた。この日、グループ会社で量子コンピューターのアルゴリズム・ソフトウェアの研究開発を行うQuemixが、一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)とPlug and Play Japanが実施する「量子スタートアップ支援プログラム」において、採択企業の1社に選出されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。採択企業は合計5社。Quemixは3カ月のプログラム期間中、Q-STARやPlug and Play Japanの専任担当者から、ハンズオンかつテーラーメイドの事業開発支援を受けるという。 ■インフォマート <2492> 714円 +13 円 (+1.9%) 本日終値 インフォマート<2492>が反発。9日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株式保有割合が15.82%から16.95%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「発行者の経営陣との間で経営方針について意見交換を行い、説明を求めることを通じて建設的な対話を継続し、経営陣の方針及び企業戦略について理解を深めるための基礎を築くことにより、発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレートガバナンスを改善すること」としており、報告義務発生日は9月2日となっている。 ■アズワン <7476> 2,463.5円 +31 円 (+1.3%) 本日終値 アズワン<7476>は底堅く推移。9日取引終了後、8月度の単体月次業績(速報)を発表。売上高は前年同月比7.3%増と、プラス基調を継続した。AI需要拡大の恩恵を受ける半導体セクター向けの受注が好調だったほか、研究備品や災害対策用品などの受注も伸びた。これが手掛かりとなった。 ■三菱化工機 <6331> 3,280円 +35 円 (+1.1%) 本日終値 三菱化工機<6331>が高い。午後1時ごろに、川崎重工業<7012>から水素製造装置を受注したと発表しており、好材料視された。今回納入する水素製造装置は、川重が川崎市川崎区に建設する水素製造設備に使用される予定で、製造される水素は、日本水素エネルギー(東京都港区)が実施する「液化水素サプライチェーンの商用化実証」における液化水素基地などへの供給が計画されている。なお、納入時期は29年春ごろを予定している。 ■ENEOS <5020> 1,472円 +13 円 (+0.9%) 本日終値 ENEOSホールディングス<5020>やコスモエネルギーホールディングス<5021>が4日続伸。9日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比3.02ドル高の1バレル=96.05ドルと7日続伸した。一時、96.82ドルと6月上旬以来の高値をつけた。日本時間10日の時間外取引では97ドル台まで上昇後、やや軟化している。米中央軍は8日、カーグ島近くでイランの石油タンカー5隻を破壊したと発表。また、イランはペルシャ湾で船舶10隻を攻撃したと報道された。中東情勢の緊迫化を受け、原油価格は上昇基調を強めており、ENEOSなどは買い優勢となった。 ■任天堂 <7974> 7,989円 -412 円 (-4.9%) 本日終値 任天堂<7974>が続落。同社は9日午後11時、Nintendo Switch2(ニンテンドースイッチ・ツー)などに向けた新作ゲームを発表する動画「ニンテンドーダイレクト(ニンダイ)」を配信した。動画のトリとなったのが「星のカービィ ワールドビヨンド」で、来年春に発売すると告知された。これに先立ち、8日に任天堂はスイッチ2向けの新作ソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の発売日が11月5日になると発表していた。株式市場に一部では今回のニンダイにおいて、「スマッシュブラザーズ」など超大型の新作の発表を期待する向きがあったもよう。イベント通過を受け、いったん材料出尽くしと受け止めた売りが優勢となった。 ■柿安本店 <2294> 2,501円 -54 円 (-2.1%) 本日終値 柿安本店<2294>が3日続落。9日の取引終了後に発表した第1四半期(5~7月)連結決算が、売上高84億4600万円(前年同期比2.4%減)、営業利益6500万円(同72.8%減)、純利益1600万円(同88.8%減)と大幅減益となったことが嫌気された。新商品効果に加えて、人気アニメや映画とのコラボ企画や155周年を迎えることを記念した感謝袋の販売などを行ったことで和菓子事業は伸長したものの、消費者の節約志向が根強く精肉事業、総菜事業、レストラン事業、食品事業が苦戦した。なお、27年4月期通期業績予想は、売上高360億円(前期比0.2%減)、営業利益14億円(同1.9%減)、純利益8億円(同1.4%減)の従来見通しを据え置いている。 株探ニュース