話題株ピックアップ【夕刊】(1):古河電、住友鉱、リガクHD
投稿:
■古河電気工業 <5801> 4,129円 +463 円 (+12.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 古河電気工業<5801>とフジクラ<5803>、住友電気工業<5802>が急伸。電線大手株に買いが集まった。光ファイバー大手の米コーニングは現地時間8日、ベライゾン・コミュニケーションズ との間で、ブロードバンドの拡張や次世代AIインフラなどに向けた複数年にわたる数十億ドル規模の供給契約の締結を発表した。これを受けて同日の米株式市場でコーニング株は7%を超す上昇で取引を終了。同業の日系電線大手株の刺激材料となったようだ。 ■住友金属鉱山 <5713> 10,370円 +603 円 (+6.2%) 本日終値 住友金属鉱山<5713>が6%高で1万円大台を回復したほか、三井金属<5706>、三菱マテリアル<5711>、DOWAホールディングス<5714>、JX金属<5016>など非鉄株に投資資金の攻勢が加速している。ここ銅市況の上昇が顕著となっており、銅価格の国際指標であるLME3カ月先物は週明け7日に史上最高値を更新、前日も上昇し連日で最高値街道を走っている。銅は建設向けや自動車、電子機器向けなどで高水準の需要があり、ドクター・カッパーとも称されるが、近年は生成AIのインフラであるAIデータセンター向けなどで需要が膨張している。銅市況高と連動しやすい非鉄セクターを中心に関連銘柄を物色する動きが活発。アサカ理研<5724>や松田産業<7456>といった貴金属リサイクルを手掛ける銘柄にも買いが波及している。 ■リガクHD <268A> 1,653円 +46 円 (+2.9%) 本日終値 リガク・ホールディングス<268A>が反発。午後1時22分に関東財務局に提出された変更報告書で、米国の投資顧問会社コロンビア・マネジメント・インベストメント・アドバイザーズと共同保有者による株式保有割合が10.76%から11.85%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資一任契約に基づく純投資としており、報告義務発生日は9月3日となっている。 ■九州電力 <9508> 2,201.5円 +60.5 円 (+2.8%) 本日終値 九州電力<9508>が反発。岡三証券は8日、同社株の目標株価を2150円から2650円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「強気」を継続した。第1四半期の実績は、原子力設備利用率の改善や電源の効率的な運用による電力卸市場での利益獲得など、同社の強みが発揮された印象と指摘。10月に予定されている純粋持ち株会社体制への移行(キューデンホールディングス<642A>)をきっかけに利益見通しの上方修正や株主還元の定量目標の設定などに期待している。同証券では27年3月期の連結経常利益を2190億円(会社予想1800億円)と見込んでいる。 ■ダイダン <1980> 2,865円 +65 円 (+2.3%) 本日終値 ダイダン<1980>が反発。同社は8日、ONESTRUCTION(鳥取市)とデータセンター向けデジタルツイン(現実世界のモノやシステムを仮想空間上にリアルタイムで再現する技術)の構築に向けた協業を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社は、米エヌビディア のNVIDIA Omniverseライブラリ(シミュレーション対応の世界を構築するための構築済み機能を提供するもの)を活用して、独自のシミュレーション統合環境を構築する考え。同環境において、データセンターの設計とシミュレーションをつなげることで、液冷・空冷ハイブリッドデータセンターの熱・気流・電力効率(PUE)をリアルタイムに可視化・評価し、顧客の検討・合意形成を支援するとしている。 ■ウエストHD <1407> 2,387円 +49 円 (+2.1%) 本日終値 ウエストホールディングス<1407>は反発。きょう午後1時ごろ、三井物産<8031>、みずほFG傘下のみずほ銀行、JA三井リース(東京都中央区)、e-dash(イーダッシュ、東京都港区)の4社と連携協定を締結したと発表した。企業の再生可能エネルギー導入促進・GX推進の加速を通じたイーダッシュの事業価値向上を目指す。イーダッシュは二酸化炭素の排出量可視化・削減サービスプラットフォームを開発・運営し、三井物やみずほ銀行が出資している。材料視した買いが入ったようだ。 ■INPEX <1605> 3,912円 +80 円 (+2.1%) 本日終値 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が3日続伸。8日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が4日に比べ1.55ドル高の1バレル=93.03ドルと6日続伸した。一時94.73ドルと6月上旬以来、3カ月ぶりの高値に買われた。米国とイランの攻撃の応酬に加え、イエメンの親イラン武装組織フーシが8日、サウジアラビア南部のエネルギー施設を攻撃したと伝わった。サウジのエネルギー施設では火災が発生し、一部が稼働を停止したという。中東情勢の緊迫化を受けた原油高を背景にINPEXなどに買いが流入している。 ■住友重機械工業 <6302> 5,700円 +113 円 (+2.0%) 本日終値 住友重機械工業<6302>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「海に浮かべる浮体式の洋上風力発電を開発する新興のアルバトロス・テクノロジー(東京・中央)は住友重機械工業と資本業務提携した」と報じられており、これを好材料視した買いが入ったようだ。記事によると、国産の部品を活用した大型の海上実証機を開発するとしており、30年をメドに出力2メガワット級の発電実証を始めるという。住友重は、24年に洋上風力事業推進プロジェクトを設立するなど同分野へ注力しており、愛媛県西条市と神奈川県横須賀市にある2工場を活用して着床式及び浮体式の洋上風力発電設備の基礎構造物を製造している。 ■デジタルグリッド <350A> 840円 +14 円 (+1.7%) 本日終値 デジタルグリッド<350A>は反発。8日取引終了後、ふくしまエナジー(福島県郡山市)が施工し、DGが運用する低圧系統用蓄電所が受電を開始したと発表した。低圧系統用蓄電所の運用は同社として初めてのことになるという。これが材料視されたようだ。 ■アシックス <7936> 4,100円 +51 円 (+1.3%) 本日終値 アシックス<7936>は後場プラスに転じた。きょう午後1時30分ごろ、取得総数2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.82%)又は取得総額700億円を上限とする自社株買いを行うと発表した。取得期間は9月10日から来年3月31日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。加えて、自社株2500万株を9月30日付で消却するとしており、これらを好感した買いが集まった。 株探ニュース