<動意株・9日>(大引け)=イトヨーギョ、住友鉱、ファーマFなど

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 イトーヨーギョー<5287.T>=ストップ高。同社が4ケタ大台を回復するのは5月中旬以来約4カ月ぶりとなる。同社はマンホールやライン導水ブロックなどコンクリート二次製品の製造を手掛け、国策として進められる下水道インフラ再構築では関連有力株の一角。ここ各地で線状降水帯が発生し、記録的な大雨に伴う被害が相次いでいるが、同社は浸水などの都市型水害対策関連としてスポットが当たっている。小型株ながら出来高流動性は意外に高く、急騰習性があることで、個人投資家を中心とした短期筋の買いを誘引しているもようだ。また、有配企業ながら時価換算でPBR0.7倍と株価指標面からも水準訂正余地がある。

 住友金属鉱山<5713.T>=1万円大台を回復。また三井金属<5706.T>、三菱マテリアル<5711.T>がそれぞれ大幅高に買われた。このほかではDOWAホールディングス<5714.T>、JX金属<5016.T>など非鉄株に投資資金の攻勢が加速している。ここ銅市況の上昇が顕著となっており、銅価格の国際指標であるLME3カ月先物は週明け7日に史上最高値を更新、前日も上昇し連日で最高値街道を走っている。銅は建設向けや自動車、電子機器向けなどで高水準の需要があり、ドクター・カッパーとも称されるが、近年は生成AIのインフラであるAIデータセンター向けなどで需要が膨張している。銅市況高と連動しやすい非鉄セクターを中心に関連銘柄を物色する動きが活発。アサカ理研<5724.T>や松田産業<7456.T>といった貴金属リサイクルを手掛ける銘柄にも買いが波及している。

 ファーマフーズ<2929.T>=朝安後切り返し3日ぶり反発。きょう午前11時ごろ、26年7月期の連結業績について、売上高が前回予想の670億円から632億円(前の期比3.2%減)、営業利益が20億円から26億円(同9.8%増)、最終利益が15億円から19億5000万円(同5.3倍)で着地したようだと発表した。営業利益は減益予想から一転、増益に上振れして着地しており、好感した買いが集まっている。収益性及び資本効率を重視した事業運営への転換に取り組み、採算性を重視した販売・投資活動や費用の見直しを進めたことが奏功した。なお、同社は9月11日に決算発表を予定している。

 サイバーソリューションズ<436A.T>=25日線足場に上値指向。法人向けを対象にメールに関するセキュリティーソリューション及びコミュニケーションソリューション事業を展開しており、企業のサイバーセキュリティーへのニーズが高まるなか、業績はトップライン、利益ともに高成長トレンドに乗っている。8日取引終了後、人工知能(AI)を活用したメール誤送信対策サービス「AiSE Guard(アイシー ガード)」の提供を開始したことを発表、これが足もとの株価を刺激する格好となった。同サービスは今年7月に発表したAI活用セキュリティーブランド「AiSE(アイシー)」の第1弾ソリューションに位置付けられるもので、生成AIを活用した高度な文脈解析により、メール本文や添付ファイルの内容を総合的に分析し、人間の判断に近いレベルで誤送信リスクを評価する。企業の情報漏洩リスクの低減に貢献することが期待され、これを皮切りに同社の業績拡大に向けた新たな成長シナリオが意識されている。

 ソフトフロントホールディングス<2321.T>=物色人気にストップ高。8日の取引終了後、AIデータセンター事業の一環として、賃借する国内データセンター内に生成AIの推論基盤を構築し、推論APIを通じてトークン処理能力を提供する「Token Factory事業」を来年1月から開始すると発表しており、好感した買いが集まっている。27年3月期の連結業績に与える影響は現在精査中。生成AIの推論基盤は自社で構築・保有し、外部事業者から調達する場合と比べ、安定的かつ低コストでサービスを提供できる体制を整える。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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