【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 10万円で狙える「将来の主役」5候補!
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「10万円で狙える『将来の主役』5候補!」 ●主要2指数の対比で浮かび上がる資金シフト いま市場で何が起きているのか。 日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)の日足チャートをぜひご覧いただきたい。東京市場の底流がかなり鮮明に浮かび上がってくるからだ。ご存じのように日経平均株価は225銘柄で構成されており、値がさ株の影響を受けやすい。一方、TOPIXは東証上場銘柄を広く対象とする時価総額加重平均型の指数である。そのため、両指数を比較すると、市場の物色対象がどこへ向かっているのかを読み取りやすい。 注目したいのは、8月19日以降の両指数の動きである。日経平均株価は19日に安値をつけたあと、ほぼ横ばい圏で推移している。ところが、TOPIXは違う。緩やかな右肩上がりとなっている。これは重要な変化だ。これまで日経平均株価を押し上げてきたキオクシアホールディングス <285A> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などのAI(人工知能)・ 半導体関連の値がさ株から、それ以外の銘柄へ資金が移り始めている可能性があるからだ。 もちろん、キオクシアが急反発したり、フジクラ <5803> [東証P]が値を飛ばしたりする場面はある。しかし、それに乗じて他のAI・半導体関連株が一斉に連動する展開にはなっていない。代わって目立ち始めたのが、これまで市場の主役ではなかった銘柄群である。TOPIXの戻りの強さは、物色の裾野が少しずつ広がっていることを示唆している。 ●業績・成長性・割安度で「将来の主役」を発掘 そこで、注目したいのが「10万円以下で買える株」である。株価1000円以下なら、通常の100株単位でも投資資金は10万円以下で済む。低位株にも資金が向かい始めれば、1000円以下で買える有望株は今後減っていく可能性がある。ならば、値上がりしてから探すのでは遅い。いまのうちに業績、成長性、割安度をチェックし、「10万円以下で買える将来の主役候補」を発掘しておきたい。早速、前述の条件を満たす銘柄を探してみた結果、次のような銘柄にたどり着いた。 まずは、システナ <2317> [東証P]だ。週末28日時点の終値は456円(以下、株価は同時点)。ソフトウェア開発支援を主力とし、自動運転・車載システム向けなどにも注力。直近3ヵ月決算(26年4-6月期)は売上高が前年同期比5.5%増、営業利益は同9.0%増と増収増益が続いている。成長株として注目したい。 社名はシステナに若干似ているが、事業内容はまったく異なるアステナホールディングス <8095> [東証P]にも注目したい。株価は536円。医薬品(後発薬)、化学品などを展開している。表面処理薬などの需要好調により、26年11月期は増収増益&最高益更新を見込む。予想PER(株価収益率)は9.2倍、PBR(株価純資産倍率)も0.76倍と1倍を割っており、低位割安株として面白い。 建設用仮設材・構造機材大手の岡部 <5959> [東証P]も魅力的だ。株価は943円。予想PER11.2倍、PBR0.66倍、配当利回り4.45%台と割安感がある。建設・インフラ投資の拡大も追い風になり得る。 証券界に目を転じるなら、水戸証券 <8622> [東証P]がある。株価は998円。週明けにも1000円を超えて、10万円以下では買えなくなる恐れはあるものの、利食いに押されて1000円を割り込む可能性も踏まえて、1000円ギリギリのいまのタイミングで取り上げておきたい。茨城県水戸市に拠点を置きながら、関東一円を商圏として地域密着型の営業で高い信頼を得ている。株価はこのところ休みなく上昇しているので、前述したように押しを待ちたい。 最後に、住友化学 <4005> [東証P]を。株価は555.9円。総合化学大手で石油化学に強いため、イラン問題で株価は一時大きく下げてしまった。しかし、いまは回復中。大型株のため、一方向的に急ピッチで上がり続けるような展開は期待し難いが、米国とイランの戦闘が当面控えられる可能性が出てきたことで、株価は蘇生確率が高い。 2026年8月28日 記 株探ニュース