午後:債券サマリー 先物は続落、日銀の早期利上げを意識
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12日の債券市場で、先物中心限月9月限は3日続落。日銀が9月17~18日に開く会合で、利上げに踏み切る可能性が改めて意識されたことから売りが優勢だった。 日銀が10日に公表した7月30~31日開催分の金融政策決定会合における主な意見で、「経済・物価・金融情勢によっては、利上げのペースが市場の想定より早まることも考えられる」との見方が示されるなど、利上げペース加速への言及が相次いでいたことが尾を引いている。共同通信が10日夜に「日米両政府が米東部時間7月31日に実施した異例の28年ぶりの円買い協調介入は、日銀の植田和男総裁が直前の7月31日の記者会見で、9月以降の早期に政策金利を引き上げると強く示唆したことが決め手となったことが分かった」と報じたこともあり、早期利上げ観測が強まった。加えて、中東情勢の先行き不透明感から米原油先物が上昇していることや、外為市場で円安が進んでいることからインフレ圧力の高まりが懸念されたことも相場の重荷となったもよう。この日に財務省が実施した10年物価連動債の応札倍率が3.27倍と前回の3.40倍を下回ったこともあり、債券先物は午後1時10分ごろに126円49銭まで下押す場面があった。その後は下げ渋ったものの、日本時間今晩に発表される7月の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとして買いを入れる動きは限定的だった。 先物9月限の終値は、10日に比べて33銭安の126円57銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時の時点で10日に比べて0.035%高い2.850%で推移している。 出所:MINKABU PRESS