富田隆弥の【CHART CLUB】 好転の兆し、押し目買いの8月半ば

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コラム

「好転の兆し、押し目買いの8月半ば」

◆歴史的な円安を阻止するため、7月31日に日本と米国が為替市場で異例の協調介入に踏み切った。米国では長期金利(10年債利回り)が同日の4.74%をピークに低下に転じる一方、NYダウは5日続伸し、8月5日には史上最高値を5万4744ドルまで伸ばした。欧州でもドイツDAX指数が同日に2万6403ポイントの最高値を付けている。こうなると、日本株の出遅れが否応なく目立つ。

◆日経平均株価は7月29日安値の6万0448円で底打ち後、8月5日には6万6302円まで浮上した。6月22日の史上最高値7万2831円を起点とした上値抵抗ラインと75日移動平均線を上抜け、チャート上の関門である25日線(6日時点:6万6093円)に差し掛かっている。大幅調整後のリバウンドでもあり、ここで一服を入れるのはセオリー通りである。もっとも、抵抗ラインの突破に加え、RCI(順位相関指数)も底打ちから反転しており、25日線のクリアは時間の問題と思われる。

◆一方、日本企業の収益は好調だ。4-6月期決算の発表は来週から終盤戦に入るが、ここまでは上期や通期業績予想を上方修正する企業が相次いでいる。株式市場の関心が高いAI(人工知能)・半導体関連株では、好業績にもかかわらず「織り込み済み」「材料出尽くし」として下落する銘柄も目立つ。しかし、株価調整が十分に進んでいる銘柄も多く、いずれ押し目買いにより浮上してくる展開が期待される。また、今後の金利上昇が見込まれる日本では、銀行株も注目候補となる。

◆8月中旬を迎え、「お盆頃までは調整」のアノマリー(経験則)が意識される時期に入る。秋相場をにらんで、ここからは押し目買いやもたつき買いを検討する局面となろう。

(8月6日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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