前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

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材料

■セーレン <3569>  3,405円 (+225円、+7.1%)

 セーレン <3569> [東証P]が続急伸。3日午後3時ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を1903億円から1953億円(前期比13.7%増)、営業利益予想を209億円から226億円(同8.5%増)に引き上げており、業況を評価した買いが集まった。4-6月に同期間における過去最高業績を達成。先行き不透明な要素があるものの、今後、車輌資材事業やエレクトロニクス事業を中心に業績が計画通りに推移すると判断した。なお、4-6月は売上高が491億4500万円(前年同期比21.0%増)、営業利益が66億6700万円(同23.5%増)だった。

■スクロール <8005>  1,814円 (+113円、+6.6%)

 スクロール <8005> [東証P]が3日ぶり急反発。7月31日の取引終了後に、上限を150万株(自己株式を除く発行済み株数の4.41%)、または20億円とし、取得期間を8月4日から9月30日までとする自社株買いと、27年3月期の連結純利益予想を43億円から47億円(前期比69.7%増)に引き上げる上方修正を発表したことが好感された。上方修正は政策保有株式の一部を売却したことに伴うもので、この売却益が自社株買いの一部に用いられる。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高223億4400万円(前年同期比3.0%増)、営業利益16億5400万円(同2.1%減)、純利益16億4500万円(同33.7%増)だった。ソリューション事業の物流代行で前期に好調だった新規顧客の立ち上げが売り上げ増に寄与したほか、前年同期に業績の下押し要因となっていた決済代行の債権回収に係る引当金の計上負担が解消したことで収益性が改善した。なお、27年3月期通期業績予想の売上高は900億円(前期比1.6%増)、営業利益は61億円(同6.5%増)の従来見通しを据え置いた。

■ニチハ <7943>  3,290円 (+200円、+6.5%)

 ニチハ <7943> [東証P]が急反発。同社は7月31日大引け後(16:20)に決算を発表、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の19億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の37億円に対する進捗率は51.5%となり、5年平均の48.9%とほぼ同水準だった。同時に、今期の上期配当を従来計画の57円→64円(前年同期は57円)に増額し、年間配当は121円になることで好感されたようだ。

■北里 <368A>  1,464円 (+87円、+6.3%)

 北里 <368A> [東証P]が急反発。同社は7月31日大引け後(17:53)に決算を発表、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.4%増の15.3億円に拡大し、通期計画の61.3億円に対する進捗率は25.0%に達し、さらに前年同期の19.1%も上回ったことで好感されたようだ。

■トレイダーズ <8704>  1,325円 (+78円、+6.3%)

 トレイダーズホールディングス <8704> [東証S]が続急伸。同社は7月31日大引け後(15:30)に決算を発表、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比47.2%増の20.8億円に拡大し、通期計画の70億円に対する進捗率は29.7%となり、5年平均の27.8%とほぼ同水準だったことで好感されたようだ。

■ダイハツイン <6023>  2,910円 (+160円、+5.8%)

 ダイハツインフィニアース <6023> [東証S]が3日続急伸。同社は前週末7月31日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を上方修正した。売上高予想は従来の見通しから30億円増額して1070億円(前期比21.5%増)に引き上げたほか、最終利益予想は14億円増額し71億円(同19.9%増)に見直した。今期の最終利益は減益予想から一転、過去最高益を見込む。更に年間配当予想は14円増額して83円(同14円増配)としており、評価された。円安効果が現れるほか、メンテナンス関連で想定以上に高い需要水準が維持される見込みとなり、業績予想に反映した。4-6月期の売上高は232億9800万円(前年同期比11.0%増)、最終利益は15億200万円(同28.2%増)となった。

■平河ヒューテ <5821>  3,380円 (+185円、+5.8%)

 平河ヒューテック <5821> [東証P]が続急伸。7月31日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を430億円から480億円(前期比24.9%増)へ、営業利益を45億円から55億円(同24.5%増)へ、純利益を34億円から41億円(同2.5倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間25円・期末28円の年53円から中間28円・期末29円の年57円へ引き上げたことが好感された。半導体需要の高まりを受けて産業機器用ケーブル、半導体検査装置用ケーブルが想定より好調に推移する見通しであることに加えて、北米メガソーラー発電所におけるパネル間接続用のエネルギー産業関連ケーブルも現地電力需要の高まりを背景に好調な推移が予想されることが要因。また、原材料価格高騰への対応や、想定為替レートを1ドル=155円から160円に見直したことも寄与する。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高124億4300万円(前年同期比52.7%増)、営業利益13億3500万円(同72.6%増)、純利益10億1900万円(同7.7%増)だった。車載用、エネルギー産業関連用、産業機器用のケーブルが大幅増となり業績を牽引した。

■あおぞら銀 <8304>  3,213円 (+175円、+5.8%)

 あおぞら銀行 <8304> [東証P]が急反発。同社は7月31日大引け後(16:00)に決算を発表、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比73.7%増の139億円に拡大したことで好感されたようだ。

■キオクシア <285A>  49,160円 (+2,660円、+5.7%)

 キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が3日続急伸。同社は前営業日となる31日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比5.2倍の1兆7671億1700万円、最終利益は同46倍の8421億6500万円となった。7-9月期の業績予想は、売上高が前年同期比5.3倍の2兆3900億円、最終利益が同31倍の1兆2700億円とした。あわせて自己株取得枠と株式分割も発表している。市場の高い期待値を7-9月期の会社予想は下回ったほか、前営業日31日にストップ高を演じたこともあって、寄り付き後は下げに沈む場面もあったが、下値を探る姿勢は限られ、断続的な買い物に株価は支えられる格好となった。4-6月期は生成AI用を中心としたデータセンター向け顧客の需要が旺盛に推移。販売単価が大幅に上昇し、出荷量も増加した。訴訟損失引当金の計上や株式報酬費用の発生などによる減益要因を補う形で大幅な増益で着地した。7-9月期もデータセンター向けの需要が引き続き旺盛な状況で推移すると想定する。キオクシアは9月30日を基準日として10月1日付で1株を3株に分割する。また、取得総数3000万株(株式分割前ベース、自己株式を除く発行済み株式総数の5.5%)、取得総額8000億円を上限とする自己株取得枠を設定。取得期間は8月3日から10月30日までとする。

■牧野フ <6135>  14,710円 (+790円、+5.7%)

 牧野フライス製作所 <6135> [東証P]が急反発。同社が7月31日取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比2.4倍の75億9000万円と好調だった。半導体製造装置関連や航空宇宙分野の需要が拡大した。同時に自社株買いと株式分割も発表した。自社株買いは、上限を41万5000株(自己株式を除く発行済み株数の1.66%)、または60億円とし、取得期間は8月3日から12月30日まで。株式分割では、9月30日を基準日に1株を5株とする。更に、投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)からの買収提案には応じず、提案の検討を終了することも明らかにした。外為法上の認可を受けることへの懸念があることなどを理由とした。

■HIS <9603>  1,080円 (+57円、+5.6%)

 エイチ・アイ・エス <9603> [東証P]が3日ぶり急反発。7月31日の取引終了後に、上限を300万株(自己株式を除く発行済み株数の4.01%)、または25億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は8月4日から9月30日までで、株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。また同時に、株主優待制度の拡充を発表しており、これも好材料視された。現行制度では毎年10月末日及び4月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて優待券を2000~6000円分(年4000~1万2000円分)提供していたが、変更後は優待券を1000~5万円(年2000~10万円分)提供するとともに、26年10月末時点で3年以上継続保有する株主には特別優待3000円分を提供する。

■日軽金HD <5703>  2,835円 (+120円、+4.4%)

 日本軽金属ホールディングス <5703> [東証P]が大幅高で3日続伸。3日午後2時ごろ、27年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。営業利益予想を前回予想の270億円から330億円(前期比28.8%増)、最終利益予想を165億円から170億円(同9.0%増)に引き上げた。同時に中間配当予想を10円増額の50円に変更しており、これらを好感した買いが集まった。年間配当予想は110円(前期は80円)となる。なお、売上高予想は6900億円(同17.9%増)で据え置いた。業績については中東情勢などの不安定要素は内在しているものの、第2四半期累計(4-9月)までの好基調が下期も続くと見込む。販売面において二次合金・半導体関連・放熱向けの好調が維持されるとする。なお、4-6月期は売上高が1663億3100万円(前年同期比21.3%増)、営業利益が105億7300万円(同2.0倍)、最終利益が61億6300万円(同2.9倍)だった。

■大同メ <7245>  1,413円 (+48円、+3.5%)

 大同メタル工業 <7245> [東証P]が大幅高で3日続伸。3日、メキシコ生産拠点でのデータセンター向け発電機用エンジン軸受の生産能力を増強すると発表しており、好材料視された。北米顧客との生産コミットメント契約締結に基づくもので、27年度までに40億円規模の工場・生産設備を増強し、データセンター向け軸受のグローバルな生産能力を現在の1.5倍に拡大するとしている。

■新日本建 <1879>  2,185円 (+73円、+3.5%)

 新日本建設 <1879> [東証P]が大幅続伸。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高330億3300万円(前年同期比29.0%増)、営業利益38億5300万円(同5.4%増)、純利益27億8400万円(同4.4%増)と増収増益となり、あわせて配当予想を中間38円・期末39円の年77円から中間41円・期末39円の年80円に引き上げたことが好感された。建設事業で工事進捗が順調に推移していることに加え、開発事業で物件の販売が堅調に推移していることが要因としている。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高1560億円(前期比12.7%増)、営業利益255億円(同25.0%増)、純利益175億円(同14.9%増)の従来見通しを据え置いた。同時に株主優待制度の一部変更を発表しており、これも好材料視された。通常の優待に加えて、26年9月末日時点で300株以上を保有する株主に一律でQUOカード1万円分を提供する。

※3日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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