富田隆弥の【CHART CLUB】 そろそろ反発か、カギを握る「キオクシア」

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コラム

「そろそろ反発か、カギを握る『キオクシア』」

◆日経平均株価は7月28日に75日移動平均線を下回ると、29日に6万0448円まで下落した。6月22日に付けた史上最高値7万2831円から、5週間強で1万2383円幅(-17%)という厳しい調整だ。信用評価損益率など投資家の採算も悪化しており、この先、200日線(30日時点:5万6881円)を目指す可能性も否定できない。

◆ただし、テクニカル指標のRCI(順位相関指数)やストキャスティクスは底値圏に到達し、一目均衡表の遅行線は「雲」(6万0663~5万7179円)に差し掛かっている。テクニカル面ではいったん反発して、割り込んだ75日線(30日時点:6万4746円)や25日線(同:6万7200円)を試す可能性もある。

◆日本株下落の一因として指摘されているのが、キオクシアホールディングス <285A> [東証P]の崩落だ。同社株は6月22日の上場来高値11万2700円から、7月30日には3万6020円と、5週間強で68%安という厳しい下げを強いられている。チャートの陰転に伴い需給が悪化し、投げ売りを誘っている。31日に発表予定の同社決算(2027年3月期第1四半期)も注目ポイントだが、株価は相場格言の「半値八掛け二割引き」の水準に達しており、いつ反発してもおかしくない状況だ。本格的な上昇に転じられるかは不透明だが、戻り歩調を強めれば5万~6万円を目指すのは難しくないと思われる。

◆厳しい展開が続く日経平均株価とAI(人工知能)・半導体関連株だが、キオクシアの動向が一つのカギを握っているといえそうだ。日経平均株価もそうだが、反発した際に下回った25日線を回復できずに頭打ちするようだと、二番底の模索や二段下げに向かうリスクがあることを忘れてはならない。来週から盛夏の8月を迎えるが、株式相場はもう少し「夏休み」が続く可能性がある。

(7月30日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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