来週の株式相場に向けて=日経平均に底打ち期待も、キオクシア決算には強弱感の声

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 31日の日経平均株価は前日比2494円高の6万4362円と大幅続伸。一時6万5000円台を回復する場面があった。前日の米株式市場でマイクロソフト<MSFT>が急伸し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前日比8%を超える上昇となったことが好感された。特に、ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)であるマイクロソフトが好決算を発表したことから、データセンターを中心とする投資拡大への安心感が広がり、AI・半導体関連株への物色人気が復活した。
 
 東京市場でもアドバンテスト<6857.T>やフジクラ<5803.T>、JX金属<5016.T>といったAI・半導体関連株が軒並み高に買われた。足もとのハイテク株安で日経平均株価は29日に6万0448円と6万円割れ目前まで売られていただけに、市場には「当面の底は打ったのではないか」と期待する見方も出ている。

 もっとも、キオクシアホールディングス<285A.T>が31日引け後に発表した決算に関しては、アナリストからは「微妙な内容」とみる声が出ている。第1四半期(4~6月)の連結純利益は前年同期比46倍の8421億6500万円と大幅増益だった。ただ、会社予想の8690億円に届かなかった。また、第2四半期(7~9月)の同利益の予想は1兆2700億円が示されたが、市場予想の1兆3400億円前後には未達となった。一方、発行済み株式数の5%超となる自社株取得枠の設定や株式分割が発表された。31日にキオクシアは大量の買いを集めストップ高水準に買われているだけに、週明けの市場の反応が注視されている。同社株の動向はAI・半導体関連株全体に影響を及ぼす可能性がある。

 今週は中銀ウィークだったほか、日米韓のビッグテック決算が相次ぎ、大きなヤマ場を迎えたが、来週も注目材料は少なくない。7日には米7月雇用統計が予定されており重要経済指標の発表が相次ぐ。米国では、4日のアドバンストマイクロデバイシズ<AMD>や5日のスペースX<SPCX>の決算などが注目されそうだ。国内では、4日にトヨタ自動車<7203.T>、6日にソフトバンクグループ<9984.T>などが決算発表を行う。

 上記以外のイベントでは、海外では3日には米7月ISM製造業景況指数、4日に米6月JOLTS求人件数、5日に米7月ADP雇用統計、米7月ISM非製造業景況指数が発表される。3日にパランティア・テクノロジーズ<PLTR>、4日にキャタピラー<CAT>、マクドナルド<MCD>、5日にウォルトディズニー<DIS>、ウーバー・テクノロジーズ<UBER>が決算発表を行う。

 国内では、5日に6月開催分の日銀金融政策決定会合の議事要旨、6日に7月都心オフィス空室率、7日に6月家計調査が発表される。4日に10年債入札、6日に30年債入札が行われる。3日に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三菱商事<8058.T>、4日にイビデン<4062.T>、5日にスズキ<7269.T>、IHI<7013.T>、6日に任天堂<7974.T>、古河電気工業<5801.T>、7日に三井不動産<8801.T>、KDDI<9433.T>、商船三井<9104.T>などが決算発表を行う。4日にエブリー<607A.T>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは6万1500~6万6000円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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