株価指数先物【寄り前】 半導体株にらみの中、先回り的にショートを仕掛けてくる動き

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先物

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 63910 -1260 (-1.93%)
TOPIX先物 4045.5 -35.0 (-0.85%)
シカゴ日経平均先物 64055 -1115
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 27日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。トランプ大統領が米軍に対し新たなイランへの攻撃を行わないよう命じたと報じられた。イラン側も湾岸諸国などにある米軍拠点への攻撃を控えていると伝わる中、イラン情勢悪化への懸念が後退。WTI原油先物が1バレル=82ドル台に下落したことを受けて投資家心理が改善し、NYダウの上げ幅は一時660ドルを超えた。もっとも、エヌビディアが5%近く下落したことが重荷になった。大規模データセンター事業の一環として、オープンAIに対し融資保証を提供する方向で協議していると米メディアが報じ、AI過剰投資を巡る懸念から半導体・AI関連株に売りが広がった。

 NYダウ構成銘柄では、セールスフォース、スリーエム、シャーウィン・ウィリアムズ、アメリカン・エキスプレス、マクドナルドが買われた。半面、エヌビディアのほかシェブロン、キャタピラー、ゴールドマン・サックス・グループ、ユナイテッドヘルス・グループが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、アプライドマテリアルズやラムリサーチ、ASMLホールディング、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、マイクロン・テクノロジーなどが売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は2%を超えた。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比1115円安の6万4055円だった。27日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比170円安の6万5000円で始まった。その後、6万5330円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、6万3370円まで下落幅を広げた。終盤にかけてはショートカバーとみられる動きにより下げ幅を縮め、日中比1260円安の6万3910円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、日経225先物は売りが先行することになりそうだ。下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万3640円)と-1σ(6万5820円)とのレンジであり、-2σを割り込む場面もみられた。75日移動平均線(6万4780円)を明確に下抜けてきたことで、同線が上値抵抗線として意識されやすいだろう。週足では-1σ(6万3270円)に接近してきた。同バンドを明確に割り込んでくると、-2σ(6万0350円)とのゾーンに入ることになるため、自律反発を意識したロングを慎重にさせる半面、戻り待ち狙いのショートに向かわせそうである。

 日経225先物は引き続き、指数インパクトの大きいキオクシアホールディングス<285A>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]などをにらんでの展開になりそうだ。また、日中は韓国や台湾市場の動向を受けてスキャルピング中心のトレードが活発になろう。前日のキオクシアホールディングスは一時5万0400円まで売られ、その後はショートカバーにより下げ幅を縮めていた。節目の5万円を割り込んでくるようだと、先物市場では先回り的にショートを仕掛けてくる動きをみせそうだ。

 また、-2σを下抜ける局面では、7月17日につけた直近安値の6万2780円(ナイトセッションを含む)が射程に入ってくるだろう。そのため、オプション権利行使価格の6万2500円から6万5500円のレンジを想定。

 27日の米VIX指数は18.67(24日は18.58)に上昇した。一時19.93まで切り上がる場面もみられたが、その後は上げ幅を縮めており、200日線(18.67)水準で終えている。同線を明確に上抜けてくるまでは、リスク回避姿勢は強まらないだろう。

 27日のNT倍率は先物中心限月で15.97倍(24日は16.09倍)に低下した。相対的にTOPIX型優位の需給状況で、NTショートでのスプレッド狙いに振れやすいとみられる。下向きで推移する-2σ(15.90倍)に沿った形でのトレンドを継続。5月下旬につけた15.62倍および200日線(15.49倍)辺りが意識されそうだ。

株探ニュース

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