話題株ピックアップ【昼刊】:東洋エンジ、サイボウズ、アミューズ

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■東洋エンジニアリング <6330>  2,104円   +220 円 (+11.7%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 東洋エンジニアリング<6330>が急騰、75日移動平均線とのマイナスカイ離解消を目前としている。仮に中長期波動の分水嶺である同移動平均線をブレイクすれば、今年2月中旬以来約5カ月ぶりとなり、大底圏でのトレンド転換を示唆する強力なシグナルとなる。高市早苗政権は経済安全保障の観点から、レアアースの国産化に伴う中国依存からの脱却、そして同志国との連携によるサプライチェーンの強化などを国策として重視している。そのなか同社は海洋研究開発機構(JAMSTEC)の委託を受け、深海からレアアース泥を回収するシステムの技術開発におけるキーカンパニーに目され、三井海洋開発<6269>と合弁関係にあることも今後の展開力に期待が寄せられる背景となっている。一方、地熱発電分野でも活躍が見込まれ、一部報道によると米地熱開発企業のグリーンファイヤーエナジーと協業で技術の蓄積を進め、今後は次世代型地熱発電での貢献が見込まれている。市場では「AI・半導体関連が調整色を強める一方で、その受け皿として新たな物色テーマをマーケットは求めている。そのなか、同社株は出遅れ感が強く資源・エネルギー関連の側面から新たな投資資金を誘導し始めている」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれる。

■サイボウズ <4776>  2,575円   +90 円 (+3.6%)  11:30現在
 サイボウズ<4776>は高い。前週末24日取引終了後、6月度の月次動向を発表。連結売上高は前年同月比14.1%増とプラス基調を継続した。これが手掛かりとなっているようだ。

■アミューズ <4301>  1,958円   +65 円 (+3.4%)  11:30現在
 アミューズ<4301>が続伸している。前週末24日の取引終了後に、自社株93万5000株(消却前発行済み株数の5.02%)を7月31日付で消却すると発表したことが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は1768万8520株となる。また、この日にはグローバルファンダムプラットフォーム「b.stage」を運営する韓国企業ビーマイフレンズ社へ出資したと発表しており、これも好材料視されている。出資を通じて、ビーマイフレンズの持つ高いファンテック技術やプラットフォーム運営のノウハウに対する理解を深めるとともに、所属アーティスト及びクリエイターの海外進出や海外アーティストの日本進出のサポート、更にグローバルにおける新規IPの発掘などでも協業するとしている。

■ほくほくFG <8377>  7,964円   +250 円 (+3.2%)  11:30現在
 ほくほくフィナンシャルグループ<8377>が5日続伸し、年初来高値を更新。8000円台に乗せる場面があった。同社は前週末24日の取引終了後、9月30日を基準日として10月1日付で1株を10株に分割すると発表。株価の支援材料となったようだ。株式の流動性向上と投資家層の拡大を図る。株主優待制度に関して保有株式数の見直しも行い、変更後は保有株式2500株以上1万株未満の株主を対象に専用カタログ商品5000円相当(分割前の株式数で250株以上1000株未満)、1万株以上の株主を対象に専用カタログ商品1万円相当(同1000株以上)を贈呈する形とする。従来は分割前の株式数で500株以上2000株未満の株主に専用カタログ商品5000円相当、2000株以上の株主に専用カタログ商品1万円相当としており、優待取得条件を実質的に緩和する。継続して1年以上を保有する株主が対象となる。

■藤田観光 <9722>  1,991円   +62 円 (+3.2%)  11:30現在
 藤田観光<9722>は反発している。この日、香港に拠点を置き、インベストメント・マネジメント業務を営むオールド・ピーク・グループと共同保有者による株式保有割合が7.18%から8.24%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが入っている。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は7月17日。保有目的は「長期投資並びに株主価値の向上及び保全のため重要提案行為等を行うことがある」としている。

■ガリレイ <6420>  3,355円   +80 円 (+2.4%)  11:30現在
 ガリレイホールディングス<6420>が反発している。前週末24日の取引終了後に、インドで冷凍冷蔵プレハブや冷凍冷蔵機器の製造販売を行うアイス・メイク・リフリジェレーション社と業務用冷凍冷蔵庫の製造販売を行う合弁会社を設立すると発表しており、好材料視されている。ガリレイは1997年に香港に海外法人を設立して以降、東南アジアを中心に11カ国14拠点で日系企業の海外進出サポートや、現地顧客への製品販売を行ってきたが、インド市場でのシェア獲得とブランドの浸透を図るために新たにグジャラート州に合弁会社を設立する。新会社は同社が60%、アイス・メイク社が40%を出資し9月に設立する予定。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■ニチレイ <2871>  2,193円   +43 円 (+2.0%)  11:30現在
 ニチレイ<2871>が3日続伸している。前週末24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港を拠点とする投資ファンドのオアシス・マネジメント社による株式保有割合が5.01%から6.07%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」としており、報告義務発生日は7月16日となっている。

■川崎汽船 <9107>  2,842円   +36 円 (+1.3%)  11:30現在
 川崎汽船<9107>が6日続伸している。前週末24日の取引終了後に27年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆200億円から1兆700億円(前期比5.1%増)へ、営業利益を830億円から850億円(同1.0%増)へ、純利益を950億円から1350億円(同1.5%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。主にドライバルク事業で市況が堅調に推移し、想定を上回る見込みであることが要因。また、持ち分法適用関連会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスが運営するコンテナ船事業で貨物需要及び市況が予想を上回ったことも寄与する。

■綜研化学 <4972>  3,095円   -700 円 (-18.5%) ストップ安   11:30現在
 綜研化学<4972>は大幅続落し、ストップ安となる前営業日比700円安の3095円に売られた。前週末24日の取引終了後、綜研化学株式の大量取得行為などに関する対応方針を導入すると発表した。対抗措置として新株予約権の無償割り当てを実施する可能性がある内容となっており、1株利益の潜在的な希薄化リスクを意識した売りが出ている。アクティビストとして知られるアクシウム・キャピタルによる綜研化学株式の大量取得行為を踏まえ導入を決めたという。7月21日に関東財務局へ提出された変更報告書によると、アクシウム・キャピタルの株式保有割合は7月13日時点で22.60%に上った。

■信越化学工業 <4063>  6,193円   -509 円 (-7.6%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 信越化学工業<4063>は大幅に4日続落している。前週末24日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、未定としていた通期業績予想を開示した。売上高予想は2兆7000億円(前期比4.9%増)、営業利益予想は7000億円(同10.2%増)とした。同じく未定だった年間配当予想は中間・期末各58円の合計116円(前期は106円)としており、物足りなさを意識した投資家の売りが優勢となっている。4~6月は売上高が6624億2400万円(前年同期比5.4%増)、営業利益が1737億9800万円(同4.2%増)だった。AI関連分野の活況が続くなか、半導体材料の売り上げが拡大し、主力の電子材料事業が大幅な増収増益を達成。高付加価値品群が伸びた機能材料事業、半導体ウエハー関連容器の需要が堅調だった加工・商事・技術サービス事業も増収増益で業績に貢献した。一方、塩化ビニルの価格が5月後半にアジアと周辺地域で下振れした生活環境基盤材料事業は大幅減益での着地となった。

■中外製薬 <4519>  6,967円   -449 円 (-6.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率6位
 中外製薬<4519>が大幅反落し年初来安値を更新している。前週末24日の取引終了後に発表した6月中間期連結決算は、売上高6633億3100万円(前年同期比14.7%増)、営業利益3196億2300万円(同16.9%増)、純利益2317億4900万円(同19.2%増)と2ケタ増益で着地したものの、目先の材料出尽くし感が強まったようだ。国内は薬価改定や後発品浸透などの影響を受けたものの、オンコロジー(がん)領域の「ポライビー」や「フェスゴ」、スペシャリティ領域で眼科領域の「バビースモ」や「エンスプリング」などの主力品が伸長。また海外は、主にロシュ向けの「ヘムライブラ」輸出やガルデルマ向けの「NEMLUVIO」輸出の数量が増加したほか、為替影響もあり好調に推移した。また、「ヘムライブラ」「NEMLUVIO」に関するロイヤルティー収入も増加した。なお、26年12月期通期業績予想は、売上高1兆3450億円(前期比6.9%増)を予想。コア営業利益6700億円(前期比7.5%増)、コア純利益4850億円(同7.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■キオクシア <285A>  53,170円   -2,840 円 (-5.1%)  11:30現在
 キオクシアホールディングス<285A>は売り優勢、寄り付きは押し目買いで高く始まったが、追い証回避目的の売り圧力が拭えないなか上値は重い状況にある。株価は中期波動の分水嶺である75日移動平均線を再び下放れる気配もあり要警戒場面に。直近、世界最大級のプライベートエクイティファンドでキオクシアの大株主である米ベインキャピタルが同社株式の売却によって約2兆5000億円の売却益を得たことが報じられている。PEファンドの国内案件としては、過去最大のエグジット(リターン)となったことは、ベインにとっては高値で見事に売り抜けた格好だが、キオクシアの株価先行きに対しては一段と上値が重いイメージを植え付けるネガティブ材料として作用しやすい。信用買い残も依然として高水準で、市場では見切り売りを誘発する懸念も取り沙汰されている。

■イビデン <4062>  16,600円   -770 円 (-4.4%)  11:30現在
 イビデン<4062>が大幅安で3日続落している。前週末24日の米株式市場でインテル株が23日比7.89%安と急落したことで、インテルを主な取引先とする同社株にも連想売りが出ているようだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,389円   -111 円 (-2.0%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>は売り買い拮抗、前日終値近辺で押し目買いと戻り売りを交錯させる状況となっている。東京市場では米国株市場に輪をかけてAI・半導体関連株への売り圧力が強く、同社株はキオクシアホールディングス<285A>とともにその象徴株として大きく株価水準を切り下げてきた。6月2日につけた上場来高値9074円から前週末の終値5500円までおよそ40%の下落をみせているが、目先突っ込み警戒感からの買い戻しを誘引している一方で、需給面では信用買い残が再び増勢に転じていることなどで上値の重さも否めない。直近では前週末24日に米ブルームバーグ通信が、ソフトバンクGがスイスのロボット開発新興企業であるグラビス・ロボティクスの買収を検討していることが分かったと伝えており、フィジカルAI分野での業容拡大が期待されるが、株価の反応は限定的となっている。テクニカル的には現在も上向きを維持している75日移動平均線へのキャッチアップができるかどうかが今後のポイントとなる。

■INPEX <1605>  3,688円   -73 円 (-1.9%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の9月限が日本時間27日早朝に一時1バレル=83.10ドルと急落した。先週末24日の清算値(終値に相当)は前日比2.88ドル安の89.31ドルだった。米ニューヨーク・タイムズが25日、トランプ米大統領はイランへの大規模攻撃を当面見送る方針だと報じた。イラン情勢への緊張緩和期待が浮上したことから、原油先物相場は大幅安となった。これを受け、INPEXや石油資源への売りが膨らんでいる。

●ストップ高銘柄
 アイズ <5242>  2,709円   +500 円 (+22.6%) ストップ高   11:30現在
 カバー <5253>  1,650円   +300 円 (+22.2%) ストップ高   11:30現在
 誠建設工業 <8995>  943円   +150 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 エスポア <3260>  742円   +100 円 (+15.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 綜研化学 <4972>  3,095円   -700 円 (-18.5%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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