株価指数先物【寄り前】 75日線を挟んだスキャルピング中心のトレード

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先物

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 64290 -270 (-0.41%)
TOPIX先物 4025.0 +15.0 (+0.37%)
シカゴ日経平均先物 64395 -165
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 24日の米国市場は、NYダウ、 S&P500が上昇した一方で、ナスダックは下落。パキスタンが米国とイランの戦闘終結に向けた交渉の再開を模索していると報じられた。中東情勢改善への期待からWTI原油先物が下落したことで投資家心理が改善し、主力株に買い戻しが入った。一方で、23日夕に決算を発表したインテルは、4~6月期実績が予想を上回り、7~9月期の収益見通しも予想以上だったが8%近く急落。他の半導体株に売りが広がった。

 S&P500業種別指数では、不動産、素材、生活必需品が上昇した一方で、情報技術(IT)、一般消費財、公益事業の下げが目立った。NYダウ構成銘柄ではセールスフォース、IBM、アップル、トラベラーズ、ホーム・デポが買われた。半面、アメリカン・エキスプレス、ハネウェル・インターナショナル、ゴールドマン・サックス・グループ、エヌビディア、ユナイテッドヘルス・グループが軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、サンディスクやマイクロン・テクノロジーの下げが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落率は4%を超えている。

 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比165円安の6万4395円だった。24日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比410円高の6万4970円で始まった。その後、6万5230円まで上げ幅を広げたが、米国市場の取引開始後に軟化し、6万4280円まで売られる場面もみられた。売り一巡後に再び6万5000円台を回復する動きもあったが、終盤にかけてはショート優勢となり、日中比270円安の6万4290円とナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、日経225先物は売りが先行しそうだ。下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(6万3780円)と-1σ(6万6050円)とのレンジ内であり、75日移動平均線(6万4630円)を挟んでの値動きになろう。同線を早い段階で上回ってくるようだと自律反発を意識したロングを誘う可能性がある一方で、戻りの鈍さが警戒されてくると-2σ水準をターゲットとした戻り待ち狙いのショートを誘うことになりそうである。

 24日の米国市場では原油先物価格の下落が投資家心理の改善につながっていた。その後もトランプ大統領が米軍に対し、イランに新たな攻撃を行わないよう命じたと報じられている。イランも湾岸諸国などにある米軍拠点への攻撃は控えているもようで、原油相場の下落を意識した買い戻しが入りやすいだろう。ただし、調整を強めているAI(人工知能)・半導体関連株に対する積極的なリバウンド狙いの動きは期待しにくい。

 日経225先物は引き続き、指数インパクトの大きいキオクシアホールディングス<285A>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]などをにらんでの展開になりそうだ。また、日中は韓国や台湾市場の動向を受けてスキャルピング中心のトレードが活発になろう。

 週足では上向きで推移する-1σ(6万3320円)と、中心値の13週線(6万6220円)とのゾーンになる。バンドが収斂してきたことで、トレンドが出やすいタイミングである。75日線を明確に上抜けてくるようだと、13週線辺りが射程に入ってくる半面、75日線が抵抗になると日足の-2σ、週足の-1σ水準をターゲットにしたショートが膨らむことになりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の6万3000円から6万6000円のレンジを想定。

 24日の米VIX指数は18.58(23日は18.70)に低下した。前日には中東情勢の緊迫化による原油高のほか、米中によるAI開発競争が激化するとの見方などから20.31まで急伸して200日線(18.69)を上回る場面もあった。ただ、24日の下げで同線を下回っており、リスク回避姿勢は強まらないだろう。

 24日のNT倍率は先物中心限月で16.09倍(23日は16.39倍)に低下した。75日線(16.46倍)を下回って始まり、-2σ(16.02倍)に接近している。-2σまでの下げでリバランスは入りそうだが、指数インパクトの大きいAI・半導体関連株の弱い値動きが続くようだと、次第にNTショートに振れやすくなりそうだ。

株探ニュース

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