富田隆弥の【CHART CLUB】 目先反発も、短期売買で様子見

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コラム

「目先反発も、短期売買で様子見」

◆日経平均株価は7月7日に1480円安、さらに翌8日は1437円安と連日で大幅安となり、テクニカルのポイントであった25日移動平均線(8日時点6万8607円)を割り込み、上昇基調の継続に注意信号が灯った。日本株は7月上旬に高値をつけ、その後8月半ばまで夏休み(調整)入りするというアノマリー(経験則)があるだけに、今後の展開には注意したい。

◆8日は引け際に急落し、安値引けで取引を終えている。これは懸念されたETF(上場投資信託)の分配金捻出による換金売りや、10日のマイナーSQ(オプション取引の特別清算指数算出)接近に伴う先物主導の売りが引け際に集中したと推測される。

◆こうした要因で下落したのならば、いったん調整が一巡し目先反発に転じる可能性がある。8日は大幅に下落したものの、日足ボリンジャーバンドの-1σ(6万6235円)目前で踏みとどまっている。また、この日は6月22日の史上最高値7万2831円から日足で13本目(フィボナッチ数列)、6月3日高値の6万8786円からは26本目(一目均衡表の基本数値)と変化日が重なり、順位相関指数(RCI)の短期線(9日・13日)も底値圏に位置している。

◆日経平均株価が反発するのならば、梅雨明けとともに株式市場のサマーラリー再演に期待したくもなる。だが、崩れかけたチャートが好転を確認するためには、少なくとも25日線の突破から7万1000円(ボリンジャーバンド+1σ)の回復が必要だ。

◆上値には高値づかみした玉や高水準の信用買い残における“ヤレヤレ売り”が待ち構えている。それをこなして7万1000円を回復できるのかを確認したいところだ。それまではアヤ戻し(自律反発)とみて短期売買で様子を見るのも一策だろう。戻り売りに押され8日安値の6万6819円を割り込むのであれば、「陰転」が確定する可能性が高まる。

(7月9日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース

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