話題株ピックアップ【夕刊】(1):中国塗、三菱重、サンリオ

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材料

■ASB機械 <6284>  10,230円   +1,020 円 (+11.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 日精エー・エス・ビー機械<6284>は大幅高で年初来高値更新。SMBC日興証券が3日付で投資評価「1(アウトパフォーム)」、目標株価1万3000円で新規にカバレッジを開始しており、これが材料視されたようだ。証券会社によると、足もとの業績は好調で世界経済の成長を享受していると評価。不安定な中東情勢を経て、同社の省資源技術や地産地消モデルが注目されるだろうとした。また、今年8月の欧州での包装・包装廃棄物規則の適用開始が中長期的に同社の追い風になるともみている。

■中国塗料 <4617>  3,805円   +320 円 (+9.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 中国塗料<4617>が大幅高で4日続伸。前週末3日の取引終了後に、売上高のみ1400億~1600億円と発表していた27年3月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高1600億円(前期比14.8%増)、営業利益175億円(同0.4%増)、純利益110億円(同横ばい)を見込むと発表しており、減益も予想されていただけに業績見通しを好感した買いが入ったようだ。前回発表時には、中東情勢の緊迫化により原材料コストや調達について不確実性が高い状況にあったため売上高のみをレンジ形式で発表していたが、中東情勢の変化などによって原材料コストや調達に関するリスクが低減し、ある程度合理的な予想の算定ができる環境になってきたため、今回の開示に至ったという。売上高は船舶用塗料分野、工業用塗料分野ともに需要が堅調に推移するなか、原材料調達コストの上昇を受けた販売価格の調整を実施していることが牽引する見通し。一方、利益面では各種コストの変動などを踏まえて概ね前期並みを予想した。

■三菱重工業 <7011>  4,110円   +318 円 (+8.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
 三菱重工業<7011>やIHI<7013>、川崎重工業<7012>が高い。春先以降急速に強まったAI・半導体セクターの株価上昇にやや一服感がみられるなか、これまで物色の蚊帳の外に置かれていたAI・半導体以外のセクターに足もとリターンリバーサルの動きが広がっている。バリューや景気敏感の範疇にある銘柄が次々と脚光を浴びており、きょうはその一つ、防衛関連株に循環物色の流れが一気に巡ってきたようだ。政府が防衛装備品の生産工場を国有化する方針との報道も手掛かりとなっているようだ。また、きょう6日午後には中国が太平洋に向けて戦略ミサイルの発射実験を行ったと伝わっており、地政学リスクの高まりも意識される。

■サガミホールディングス <9900>  1,764円   +118 円 (+7.2%)  本日終値
 サガミホールディングス<9900>は後場急上昇。きょう午後1時ごろ、8月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これを好感した買いが集まった。投資単位当たりの金額の引き下げにより投資家が投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大と株式の流動性向上を図る。同時に株主優待制度の変更を開示しており、こちらも株価の支援材料となった。今年9月30日を基準日とする株主優待から、100株以上200株未満を保有する株主に20%割引券を1枚(年間2枚)贈呈する。200株以上1000株未満を保有する株主には実質株式分割前と同じ20%割引券2枚(同4枚)を贈る一方、1000株以上2000株未満を保有する株主には7000円相当の株主優待食事券(同1万4000円相当)を提供。従来は実質同等の株式数を保有する株主に20%割引券5枚(同10枚)を贈っていた。2000株以上を保有する株主には1万8000円相当(年間3万6000円相当)の食事券を贈呈する。実質3000円相当(同6000円相当)の増額となる。加えて、2000株以上を保有する株主に関し、3年以上にわたり継続して保有する場合に2000円相当(同4000円相当)の食事券も追加される長期保有株主優待制度を新設した。

■東和薬品 <4553>  4,180円   +255 円 (+6.5%)  本日終値
 東和薬品<4553>が6日続伸。同社は前週末3日の取引終了後、田辺ファーマ(大阪市中央区)から田辺ファーマファクトリーの全株式を取得し完全子会社化すると発表。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。17成分35品目の製造販売承認も承継する。東和薬品は製品ポートフォリオを拡充するとともに、品目統合や生産効率の向上を図る方針。株式譲渡実行日は11月末、製造販売承認の承継時期は2027年4月以降を予定する。取得価額は非開示。子会社化により負ののれんが発生する見込み。将来的に田辺ファーマファクトリーとして増産のための設備投資を実行する計画。36年度に40億~50億錠の生産能力を目指すとしている。東和薬品としては田辺ファーマファクトリーに加えて3工場での設備大型化・生産効率向上に向けた増産分や協業などの委託数量を合わせて、30年度に240億錠、36年度に300億錠以上の生産能力を目指す。

■ゼンショHD <7550>  8,746円   +514 円 (+6.2%)  本日終値
 ゼンショーホールディングス<7550>がしっかり。同社は3日、子会社すき家が展開する牛丼チェーン「すき家」の一部商品について、8日から価格を改定すると発表したことが材料視された。牛肉をはじめとする原材料費や人件費、エネルギーコストなどの上昇に対応し、商品の品質維持・向上を図るためとしており、一部商品の価格を30円値上げする。なお、「牛丼 並盛」は450円から480円となる。

■サンリオ <8136>  1,155円   +67.5 円 (+6.2%)  本日終値
 サンリオ<8136>が急反発。知的財産(IP)関連株に再評価機運が浮上するなか同社株に見直し買いが流入した。東海東京インテリジェンス・ラボは3日、同社株の目標株価を1486円から1600円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「アウトパフォーム」を継続した。北米成長戦略執行による本格的な北米再成長を想定している。27年3月期の連結営業利益は前期比15.0%増の895億円の見通し。日・中・欧売り上げの続伸や北米の回復を想定。成長戦略の着手による北米売り上げ回復をやや強めでみている。同ラボでは、会社計画をやや保守的と判断し、今期営業利益を920億円と見込んでいる。

■エクサウィザーズ <4259>  937円   +51 円 (+5.8%)  本日終値
 エクサウィザーズ<4259>が大幅に6日続伸。同社は3日、グループのExa Enterprise AIが法人向け生成AIサービス「exaBase AI(エクサベースAI)」で、米アンソロピックが6月30日にリリースした最新モデル「Claude Sonnet 5」の提供を開始したと発表。これが材料視されたようだ。「Claude Sonnet 5」は、計画を立て、ブラウザーやターミナルなどのツールを使いこなしながら、自ら考えて作業を進める能力に優れており、前モデル「Claude Sonnet 4.6」から推論・コーディング・知識労働などエージェント関連の性能が大きく向上したことが特徴。エクサベースAIを利用しているユーザーは、追加の申し込みなしで利用することができるという。

■京成電鉄 <9009>  1,255円   +68 円 (+5.7%)  本日終値
 京成電鉄<9009>が3日続伸。日本経済新聞電子版が前週末3日の取引終了後、「成田空港と羽田空港を直接結ぶ有料の特急列車が2030年代に運行を始めることが3日、わかった」と報じた。28年度に成田空港駅と押上駅の区間で新型の有料特急を運行開始の計画で、「この新型特急を30年代に都営浅草線や京急線に乗り入れ、品川、羽田空港まで順次、直通運転する」という。運輸収入の増加を期待した買いが入ったようだ。記事によると、成田と羽田を有料の特急列車が結ぶのは初めてとなる。

■西武ホールディングス <9024>  3,590円   +188 円 (+5.5%)  本日終値
 西武ホールディングス<9024>は3日続伸。前週末3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズの株式保有割合が11.41%から12.86%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「純投資及び状況に応じて発行会社の取締役会、取締役、経営陣その他関係者との間で建設的な対話や取締役会、取締役、経営陣その他関係者に対する助言・提案などを行うこと」としており、報告義務発生日は6月26日となっている。

株探ニュース

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