<動意株・29日>(大引け)=Gセキュリ、Appier、Sansan、リンクユーGなど
投稿:
グローバルセキュリティエキスパート<4417.T>=マド開け急騰。一時3850円まで買われ、1月16日につけた年初来高値3675円を一気に更新した。時価は昨年10月21日につけた上場来高値4575円以来の高値圏に浮上し、上値指向の強さを反映している。4000円台までは滞留出来高も低水準で上値が軽い。サイバーセキュリティー分野でコンサルティングやソリューション、人材育成など多角的に展開しており、業績はトップライン・利益ともに高成長局面にあり注目されている。足もと米国株市場で、アンソロピック・ショックで売られたソフトウェア関連(SaaS関連)にショートカバーが観測されるなか、東京市場でもその流れが波及し、同社株はその代表格として投資マネーを誘引した。 Appier Group<4180.T>、Sansan<4443.T>=異彩高。AIデータセンター周辺の半導体や光関連銘柄など、これまで全体指数押し上げの原動力となってきたいわゆるAI関連の“ツルハシ銘柄”に利食い急ぎの動きが顕在化し、大幅な調整を余儀なくされる銘柄が相次いでいる。一方で、米アンソロピックの台頭で淘汰の波に晒されるとの思惑から売り込まれてきたソフトウェア関連の銘柄群には、逆に株価への浮揚力が働いている。市場では「AI関連の中でもロング・ショートの巻き戻しの動きが観測されている」(中堅証券ストラテジスト)という指摘がある。両銘柄に関しては、外資系証券などの手口による貸株市場を経由した空売りが積み上がっており、その買い戻しが加速しているもようだ。 Link-Uグループ<4446.T>=ストップ高。経済産業省は前週末26日、日本発コンテンツの海外展開を促進する「IP360」(2025年度補正コンテンツ産業成長投資支援事業費補助金)の「流通プラットフォーム拡大支援」における採択結果を発表した。リンクユーG子会社がスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>と共同で運営・展開する海外向け漫画アプリ「Manga UP!」、子会社が運営に参画する集英社(東京都千代田区)提供の海外向け漫画雑誌アプリ・ウェブサービス「MANGA Plus by SHUEISHA」を採択しており、これらを好感した買いが集まっている。今回の補助金に関する取り組みは27年7月期及び28年7月期に実施する。 東洋エンジニアリング<6330.T>=大幅反発で底値離脱の気配。高市早苗首相は中国によるレアアース輸出規制の動きを背景に、国産レアアース確保に国策として力を入れる構えを明確に打ち出している。また、今月15~17日にフランス東部エビアンで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、高市首相はレアアースを含む重要鉱物の「共同備蓄連携構想」を提案し、今後フランスなどとも連携を強めていく方向にある。そうしたなか、政府は2027年に、南鳥島沖の海底レアアース開発計画で産業規模での実証に着手することが伝わっている。1日350トン以上の泥の採取や運搬、精錬を想定し、きょう29日に関係閣僚らに指示すると報じられた。東洋エンジは海洋研究開発機構の委託で深海底からのレアアース泥回収システムの技術開発に携わっており、南鳥島沖でのレアアース泥採掘事業に参画していることから、関連有力株として物色の矛先が向いた。 中村超硬<6166.T>=ストップ高人気。同社はダイヤモンドや超硬合金加工に強みを有するほか、ナノサイズのゼオライト製品の事業化にも傾注している。ゼオライトはレアアース・フリー蛍光体としての活用や、触媒用途としてレアアース代替候補にも挙がっている。レアアース回収に際して吸着剤への利用も見込まれ、株式市場でもにわかに脚光を浴びた経緯がある。そうしたなか、前週末26日取引終了後、同社は芝浦工業大学と希薄なレアアースイオンの回収技術に関する共同研究を開始することを発表、高市政権下での国産レアアース確保に向けた新たな国策の動きとも共鳴し、短期資金が集中する格好となった。 エムアップホールディングス<3661.T>=急伸。前週末26日取引終了後、これまで非開示としていた27年3月期連結業績予想について売上高を360億円(前期比13.5%増)、営業利益を58億円(同15.9%増)と発表した。コア事業への注力による収益モデルの明確化とグローバル展開を含む各施策の業績への影響度について、現時点で一定の合理的な算出が可能となったため。前期に続き売上高、営業利益とも過去最高を更新する見通しを示しており、これを好感した買いが入っている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS