富田隆弥の【CHART CLUB】 乱高下しやすい夏相場、25日線を注視
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「乱高下しやすい夏相場、25日線注視」 ◆6月24日、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の株主総会が都内で開かれた。孫正義会長兼社長は「AI(人工知能)革命は始まったばかり」、「あと10~15年は頑張る」と語り、これまで示していた60歳代での引退方針を事実上撤回した。 ◆孫氏の頼もしく、力強い言葉は、株主でなくても拍手を送りたくなるものだった。確かにAIを巡るニュースを見聞きしない日はなく、いまや多くの企業がAIの活用を経営戦略に掲げるようになった。「AI時代」は始まったばかりとの思いは強まる一方だ。 ◆ただし、AI・半導体関連が牽引する株式市場の急騰がどこまでも続くとは限らない。日経225先物は6月22日に史上最高値を7万2831円まで伸ばした。この日にサイコロジカルラインは9勝3敗(75%)、平均線総合カイ離率が64.8%、信用評価損益率は1.47%と13年ぶりのプラス(19日申し込み時点)など、多くの指標が過熱信号を灯し、23日・24日の急落(計3179円安)につながった。 ◆どんなに強い相場であっても、折に触れて調整を挟むことを忘れてはならない。日足チャートは25日移動平均線(25日時点6万7364円)を維持し上昇基調を崩しておらず、続落後の25日には3191円高と急反発した。乱高下しながらもサマーラリーへの期待が高まる展開だが、テクニカル指標の過熱解消にはもう少し時間を要する可能性がある。 ◆株主総会が一巡し、7月上旬にはETF(上場投資信託)の分配金捻出の換金売りが懸念される。アノマリー(経験則)には「7月にピークアウト、8月半ばまで夏休み(調整)」というものもある。高値圏で乱高下が続く可能性があり、日足の25日線割れなど陰転信号に注意しながら対応していきたい。 (6月25日 記、原則毎週土曜日に更新) 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ 株探ニュース