来週の為替相場見通し=162円台を巡る攻防続く

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 来週のドル円相場は、1986年12月以来39年半ぶりの水準となる162円台に乗せるかどうかが注目される。予想レンジは1ドル=160円50銭~162円50銭。

 25日に発表された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は市場予想と一致したが、前年同月比の上昇率は4.1%と約3年ぶりの大きさとなったことから年内の米利上げ観測はくすぶったまま。来週に発表される米経済指標の内容によっては、米連邦準備理事会(FRB)の今後の引き締め的な政策を見込んだドル買いが活発化するだろう。

 市場参加者は日本の通貨当局が円買い・ドル売り介入に踏み切るか否かを見守ることになりそう。片山さつき財務相とベッセント米財務長官は22日に会談し、世界の金融市場について協議したことを明らかにしたが、日米財務相会談後の片山財務相の発言は「必要とあれば断固たる措置を取ると日米で合意しており、全く揺るぎはない」と述べるにとどまり強力なメッセージは発していない。日本の単独介入であれば効果は限定的となりそうで、日米協調介入が実施された場合は急激に円高・ドル安方向に振れそうだ。

 なお、来週に発表される主な米経済指標は、30日に6月のシカゴ購買部協会景気指数と5月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数、7月1日に6月のADP雇用統計と6月のISM製造業景況指数、2日に6月の雇用統計と5月の製造業新規受注など。国内では30日に5月の鉱工業生産・速報値と5月の失業率及び有効求人倍率、1日に6月の日銀短観が公表される。

出所:MINKABU PRESS

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