前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

投稿:

材料

■タメニー <6181>  100円 (+30円、+42.9%) ストップ高

 タメニー <6181> [東証G]がストップ高。23日の取引終了後に、26年3月期の有価証券報告書で「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消したと発表しており、これを好感した買いが入った。同社では21年3月期から3期連続で営業損失を計上。24年3月期に営業損失はいったん解消したものの、25年3月期は営業損失を計上し、あわせて債務超過状態となっていたことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しているとして「継続企業の前提に関する注記」を記載していた。ただ、その後2回の第三者割当増資の実施で債務超過状態を解消することができ、借入金の残高も改善されたことから、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消することにしたという。

■愛眼 <9854>  255円 (+35円、+15.9%)

 愛眼 <9854> [東証S]が急反騰。前日23日のリスクオフ相場で値がさ株に下値警戒ムードが強まったなか、株価200円台という低位株の強みを存分に発揮し、短期筋の買いを誘引した。同社は眼鏡の小売り大手で関西圏を中心に直営店及びフランチャイズで全国展開している。物言う株主として知られる英投資顧問会社アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が23日付で関東財務局に提出した大量保有報告書によると、アセット・バリュー・インベスターズの愛眼株式の保有比率が5.00%に達したことが判明した。保有目的は「純投資」としているが「持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為等を行う可能性がある」と明記しており、同社株の中期的な株式価値向上に対する思惑が株価上昇のカタリストとなった。

■インフォメテ <281A>  737円 (+100円、+15.7%) ストップ高

 インフォメティス <281A> [東証G]がストップ高。23日の取引終了後に、イギリス連結子会社を通じてドイツ・イタリア・フランスを中心とする欧州本土市場への本格的な事業展開に向けた調査・検討を開始すると発表しており、これを好感した買いが入った。欧州の脱炭素政策と電化シフトの進展を追い風に、エネルギーAI領域におけるプレゼンスを向上させるのが狙い。イギリスにおける約10年間の事業実績と技術実証、更に同社が主導してきた機器分離推定技術(NILM)の国際標準化の成果を背景に、欧州本土における事業機会獲得を加速させるとしている。

■シャープ <6753>  665.5円 (+87.5円、+15.1%)

 東証プライムの上昇率2位。シャープ <6753> [東証P]が急反騰。24日、台湾の鴻海精密工業と新規事業における戦略的な協業に関する覚書を締結したと発表。これを材料視した買いが入った。AIインフラ・ソリューションやエネルギー・ESG関連アプリケーション、ロボティクスなどをさまざまな分野を対象に、革新的な製品・サービスの共同開発を進める。AIインフラ関連では、シャープが市場参入を表明しているAIサーバー事業において、同社ブランドの関連製品・ソリューションの展開を検討する。

■トライアル <141A>  3,035円 (+232円、+8.3%)

 トライアルホールディングス <141A> [東証G]が続急伸。23日の取引終了後に、既存借入のリファイナンスを目的に、三菱UFJ銀行をアレンジャーとしたシンジケーション方式によるタームローン契約を締結すると発表しており、好材料視された。25年7月に買収した西友の買収資金に関するもので、三菱UFJ銀行をアレンジャーに国内の金融機関から合計3674億円を借り入れる予定。これに伴い、26年6月期に借入関連費用として約55億1100万円を営業外費用として計上する見込みだが、業績予想には織り込み済みとしており、つなぎ融資からの借り換えにより資金繰りへの懸念が後退したとの見方が強いようだ。

■カドカワ <9468>  3,346円 (+179円、+5.7%)

 東証プライムの上昇率8位。KADOKAWA <9468> [東証P]が3日ぶり急反発。アクティビストとして知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが23日付で関東財務局に提出した変更報告書で、カドカワ株の保有割合が13.76%から15.25%へ増加したことが判明した。報告義務発生日は6月16日。これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。

■グリッド <5582>  1,862円 (+96円、+5.4%)

 グリッド <5582> [東証G]が急反発。24日午前11時30分ごろ、5月から6月に複数案件として約16億円の蓄電所開発案件を受注したと発表しており、好感した買いが集まった。売り上げは26年6月期から28年6月期にかけて計上する。

■パナHD <6752>  4,454円 (+224円、+5.3%)

 東証プライムの上昇率9位。パナソニック ホールディングス <6752> [東証P]が3日ぶり急反発。荒れた地合いに流されることなく、根強い買いが観測された。総合家電大手という従来のイメージを払拭し、現在のマーケットではAIデータセンター関連の切り口でにわかに投資資金の波状的な買いを誘導している。莫大な電力を消費するAIサーバー向けバックアップ電源で断トツのシェアを有するほか、GPU(画像処理半導体)などAIアクセラレータ周辺の電子材料や部品でも子会社パナソニックインダストリーを通じて積極展開を図っている。このほか、AIサーバーの熱問題にもアプローチし、サーバー冷却(水冷)分野に傾注している。そうしたなか、23日の日本経済新聞電子版が「(パナソニックインダストリーが)AIデータセンター向けの蓄電装置(スーパーキャパシタ)を開発した」と報じており、これが足もとの株価を刺激する格好となったもようだ。2027年2~3月をメドに北海道千歳市の工場で量産する計画が伝えられている。

■イノベーショ <3970>  789円 (+38円、+5.1%)

 イノベーション <3970> [東証S]が急反発。24日午前10時ごろに、29年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度に売上高100億~120億円(27年3月期予想70億3000万円)、営業利益14億~21億円(同1億3000万円)を目指すとしたことで、意欲的な中計との評価が高まったようだ。データと出会いが相互に増え続ける循環型モデルを構築し、データと収益が相互に拡大する自己成長モデルを強化するとしている。

■NSグループ <471A>  1,428円 (+55円、+4.0%)

 NSグループ <471A> [東証P]が大幅反発。23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を81万株(自己株式を除く発行済み株数の1.66%)、または15億円としており、取得期間は7月1日から8月31日まで。資本効率の改善及び株式報酬型ストックオプション(新株予約権)制度において交付される株式に充当するためとしている。

※24日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。