ソシオネクスが荒れ模様の相場で上値指向、HBM需要爆発で活躍機会高まる
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ソシオネクスト<6526.T>が全体荒れ模様の相場の中で上値指向を堅持、存分に強さを発揮している。ここ相場を牽引してきた半導体製造装置関連には跛行色がみられ上値の重い銘柄も出てきているが、代わって同社株に大口資金が流れ込み始めた。同社は半導体設計大手で、高度な技術力を売り物に先端半導体で実力を発揮。顧客ニーズに対応して設計したカスタムSoC(システム・オン・チップ)をファブレス形態で供給し、生成AIインフラが加速するなかキーカンパニーとして改めて存在感を高めている。AIサーバーにAIアクセラレータとセットで搭載されるHBM(高帯域幅メモリー)の需要が爆発的に伸びているが、このHBM特需を背景に同社の収益機会が今後急速に高まる可能性が指摘されている。 同社はチップレットの進化系である「Flexlets(フレックスレッツ)」を前面に押し出して顧客需要獲得に本腰を入れている。Flexletsはこれまでの既製品ブロックを積み込んだチップレットとは異なり、設計図の段階から中身をカスタマイズできるという点で優位性を持つ。したがって、あらゆるベンダーのIP(知的財産)を融合し、顧客ニーズに即した性能を最適化することができる。そして、市場関係者は「ソシオネクスはSoC本体とHBMを一つに収容した最先端の半導体を開発(技術的に確立)しているが、FlexletsによってHBMとSoCを連携する回路を容易に組み込むことを可能とした。顧客企業がHBMを使える状態にする過程で同社のビジネスチャンスは飛躍的に拡大する」(中堅証券アナリスト)としている。 出所:MINKABU PRESS