<動意株・19日>(前引け)=有機薬、新電元、サンコール
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有機合成薬品工業<4531.T>=ストップ高で底値圏から急浮上。半導体関連株への物色意欲は旺盛で、半導体材料などを手掛ける化学セクターにも投資資金の流入が観測される。そのなか、同社は食品向けアミノ酸や医薬中間体及び電子材料などに展開するが、高品質アミノ酸ではグローバルベースで屈指の競争力を有しており、半導体分野でも存在感を示す。アミノ酸の一種であるグリシンは最先端AI半導体のCMP研磨や微細加工で必須の化学物質であり、同社は世界トップクラスのシェアを誇る。急増する半導体需要を背景に、同社は福島県の主力工場の生産能力を大幅増強しており、投資資金攻勢の手掛かりとなっているもようだ。 新電元工業<6844.T>=大幅高で5連騰。同社はホンダ<7267.T>を主要取引先とするサプライヤーで、電装品を供給するとともにパワー半導体にも展開する。ホンダ系サプライヤーと言えば、武蔵精密工業<7220.T>の株価がデータセンター(DC)向けの蓄電装置の成長期待で急変貌を遂げたことを想起する投資家が多い。新電元の27年3月期は経常減益予想となっているが、同社は情報・通信領域ではインフラ設備向けのリチウムイオン電池システムや、DCの消費電力削減に寄与するパワー半導体などを取り扱っている。PBR(株価純資産倍率)はプライム銘柄ながら0.5倍台と低水準であることも相まって、割安でかつDC向けビジネス拡大の余地がある銘柄として着目されるようになり、物色人気化につながったようだ。 サンコール<5985.T>=上値指向鮮明。同社は自動車メーカー向けに精密ばねを供給するサプライヤー。27年3月期は減収減益予想だが、直近で光通信用のコネクターに関し、中国で生産能力を増強すると一部で報じられた。背景にあるのはデータセンターに関連する需要拡大だという。株価は5月下旬以降、断続的に売りに押されていたが、1400円近辺で下げ止まった後は復調に向かった。データセンター向けの光ファイバーケーブルや光部品を手掛ける銘柄に改めて脚光が集まる地合いのなかで、5日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスを形成したこともあって、投資家の物色意欲が一段と高まることとなった。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS