前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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■地盤HD <6072>  1,474円 (-400円、-21.3%) ストップ安

 地盤ネットホールディングス <6072> [東証S]がストップ安。東京証券取引所が4日から、同社株の信用取引による新規の売り付けと買い付けにかかる委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表。これによって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られた。また、日本証券金融も同日以降、貸借取引自己取引分と非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にすると発表した。

■SBG <9984>  7,377円 (-938円、-11.3%)

 東証プライムの下落率3位。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が続急落。2日に上場来高値9074円をつけた後は頭打ちとなり、4日に入り8000円台を割り込むと調整色を強める展開となった。ブロードコム  が3日に発表した26年2-4月期の決算は売上高が市場予想に届かず、時間外取引で同社株は急落。米株価指数先物も時間外取引で水準を切り下げている。AI半導体 関連株への売り圧力が顕在化するなか、ソフトバンクGについては需給面で信用買い残が大きく積み上がった状況にあり、利益確定目的の売りに拍車がかかったもようだ。同社の時価総額は国内ではトヨタ自動車 <7203> [東証P]を抜いてトップの座を射止めていたが、4日午前の段階では2位に陥落。再びトヨタが首位に浮上することとなった。

■セイワHD <523A>  1,915円 (-130円、-6.4%)

 セイワホールディングス <523A> [東証G]が急反落。同社は3月27日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄。3日の取引終了後、子会社で主に半導体関連部品向けめっきを手掛ける冨士鍍金工業所が三鷹金属工業の金属表面処理(めっき)事業を19日に譲受すると発表しており、寄り付きは上昇して始まったものの、買い一巡後は売りに押された。今回の事業譲受を経て、積極的な人材採用及び設備投資を進めることで、冨士鍍金工業所の製造キャパシティーが35%ほど増える見通し。今後想定される半導体需要の拡大に向け生産基盤を強化するとともに、名古屋エリアにおける営業基盤を拡大する。なお、譲受価格は非公開としている。

■オンコリス <4588>  2,407円 (-112円、-4.5%)

 オンコリスバイオファーマ <4588> [東証G]が3日ぶり大幅反落。3日の取引終了後、腫瘍溶解ウイルス「OBP-301」に関し、新たな適応である下部直腸がん及び肛門がんを対象としたフェーズ1b・2a臨床試験の治験届をPMDA(医薬品医療機器総合機構)に提出したと発表した。術前化学放射線療法にOBP-301を併用投与し、有効性と安全性を評価する。26年12月期に投与を開始する計画としている。発表を手掛かりとして寄り付きは高く始まったものの、買い上がる姿勢は限られ、利益確定売りに押される展開となった。

■古河電 <5801>  51,100円 (-2,000円、-3.8%)

 古河電気工業 <5801> [東証P]が大幅反落。全体相場が下落するなか電線株にも利益確定の売りが先行した格好だ。ただ、大和証券は3日、電線セクターの投資判断の「強気」を継続した。生成AIデータセンター需要を背景とした電線各社の中長期成長シナリオには変わりはなく、上値を切り上げる方向性をみている。古河電と住友電気工業 <5802> [東証P]、フジクラ <5803> [東証P]、SWCC <5805> [東証P]のレーティングは「2(アウトパフォーム)」を継続し、目標株価を引き上げた。電線各社の選好順位は「古河電=住友電>フジクラ=SWCC」とした。古河電の目標株価は2万8900円から6万1400円に見直した。水冷モジュールと光配線材料が利益成長を牽引するとみている。また、住友電の目標株価は1万5500円(従来1万1300円)、フジクラは5500円(同4433円)、SWCCは1万7300円(同1万6200円)とした。

■内田洋 <8057>  1,937円 (-43円、-2.2%)

 内田洋行 <8057> [東証P]が続落。3日取引終了後、第3四半期累計(25年7月21日-26年4月20日)の連結決算を発表。売上高は3143億7300万円(前年同期比34.2%増)、純利益は121億7800万円(同45.1%増)だった。GIGAスクール構想による1人1台端末の更新需要が寄与した。決算とあわせて26年7月期通期の業績予想を見直し、売上高を4180億円から4210億円(前期比24.9%増)へ上方修正した。利益の押し下げ要因があったため営業利益は据え置いたものの、株式売却益の計上を見込んで純利益は108億円から115億円(同17.0%増)へ引き上げた。また、株式分割考慮ベースで配当予想も66円から72円(前期60円)に増額した。これを受けた株価の反応は限定的となった。

■INPEX <1605>  3,648円 (-59円、-1.6%)

 INPEX <1605> [東証P]が3日ぶり反落。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日2日比2.26ドル高の1バレル=96.02ドルと上昇した。中東での攻撃の応酬が伝わり、米国とイランの戦闘終結に向けた交渉進展の期待が後退するなか、原油価格は強含む状態となった。ただ、WTI価格は日本時間の4日午前9時時点では95ドル前後へやや軟化した。INPEXの株価は前日3日まで続伸していただけに、4日は利益確定売りが優勢となった様子だ。

※4日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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