株価指数先物【引け後】 AI関連への一極集中で日経平均型優位の需給状況

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先物

大阪6月限
日経225先物 68560 +1810 (+2.71%)
TOPIX先物 4001.0 +77.0 (+1.96%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比1810円高の6万8560円で取引を終了。寄り付きは6万7220円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万7540円)にサヤ寄せする形で、買いが先行した。直後につけた6万7190円を安値にロングが優勢となり、現物の寄り付き直後には6万7970円まで上昇。

 買い一巡後は6万7400円辺りまで上げ幅を縮める場面もみられたが、上へのバイアスが強まるなかで前場中盤に6万8000円台に乗せると、前場終盤にかけて6万8500円まで買われた。後場に入っても6万8500円を上回って高値圏での推移が続き、終盤にかけて6万8800円まで上げ幅を広げている。ただ、引け間際には持ち高調整の動きもあり、6万8560円まで上げ幅を縮めて終えた。

 半導体やAI(人工知能)関連株に資金が集中する動きが続いている。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]は上げ一服となったが、本日は東京エレクトロン<8035>[東証P]とアドバンテスト<6857>[東証P]の2社で日経平均株価を1000円超押し上げている。さらに、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]の時価総額がトヨタ自動車<7203>[東証P]を抜いて一時2位に浮上するなど、AI関連への一極集中によって日経平均型優位の需給状況となっている。

 日経225先物は上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(6万8080円)を上回っての推移が目立った。ナイトセッションで同バンドは6万8710円まで切り上がってきており、+2σに沿ったトレンドが意識されやすいだろう。ただ、週足の+2σ(6万9370円)を捉えてくる局面では、いったんピーク感も出てきそうだ。とはいえ、半導体やAI関連株に資金が集中するなかで、日経平均型が押し上げられている状況であるため、ショートは仕掛けにくい。

 なお、クウェート国際空港がイランによるドローンとミサイル攻撃を受けたと報じられた。原油先物価格は1バレル=95ドル台に上昇しており、イラン情勢を巡る不透明感からロング解消の動きも意識されやすいが、消去法的に物色対象は半導体やAI関連株に絞られそうである。

 3日の米国では5月のADP雇用統計が発表される。前日に発表された4月の米雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想を上回ったことで、AIが雇用を奪うといった労働市場を巡る懸念が薄らいでいた。ADP雇用統計が予想を上回ってくるようだと、5日に発表される雇用統計への楽観的な見方につながりやすく、ロング優勢の流れが期待されそうだ。

 そのため、オプション権利行使価格の6万7000円から7万円のレンジが意識されそうである。

 NT倍率は先物中心限月で17.13倍(2日は17.01倍)に上昇した。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(17.07倍)に沿ったトレンドを続けており、一時17.16倍まで上昇する場面もみられた。同バンドを上回っての推移が継続することで、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせやすい。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4161枚、ソシエテジェネラル証券が1万2760枚、バークレイズ証券が4209枚、BNPパリバ証券が2923枚、野村証券が2536枚、サスケハナ・ホンコンが2436枚、JPモルガン証券が1973枚、モルガンMUFG証券が1942枚、三菱UFJ証券が1624枚、みずほ証券が1267枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万9485枚、ABNクリアリン証券が1万7610枚、バークレイズ証券が1万3068枚、JPモルガン証券が5649枚、モルガンMUFG証券が3967枚、野村証券が3924枚、ゴールドマン証券が2918枚、ビーオブエー証券が2148枚、ドイツ証券が1835枚、サスケハナ・ホンコンが1797枚だった。

株探ニュース

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