話題株ピックアップ【夕刊】(1):松屋、QDレーザ、AGC

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■松屋 <8237>  1,629円   +224 円 (+15.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 松屋<8237>が大幅反発。1日の取引終了後に発表した5月度の売上速報で、銀座店と浅草店を合わせた銀座本店の売上高が前年同月比18.2%増と2ケタ増となったことが好感された。免税売上高で台湾・タイ・欧米などの幅広い国からの顧客の買い上げが加速。一方の国内顧客についてもラグジュアリーブランドの靴・バッグや化粧品、高価格帯の婦人衣料品などが好調に推移した。

■QDレーザ <6613>  2,740円   +317 円 (+13.1%) 一時ストップ高   本日終値
 QDレーザ<6613>は3日ぶりに急反騰。1日の取引終了後、TDK<6762>とQDレーザが保有する網膜投影技術を用いたXRグラス向け次世代RGB光源モジュール及び光学エンジンの共同開発に加え、同技術に関する特許権の一部をTDKに移転する事業協力契約を締結すると発表した。同時に27年3月期の最終損益予想を前回予想の5800万円の赤字から4億4100万円の黒字(前期は3億5700万円の赤字)に修正したと開示しており、これらを好感した買いが集まった。特許権の一部を譲渡する対価約5億円を特別利益として計上する。QDレーザによると、同社の網膜投影技術は微弱なレーザー光を用いて網膜に直接映像を投影することで、他のディスプレイ方式に対して小型化や低消費電力化、ピントフリーなどの点で優位性を有している。両社は今後、契約に基づき研究や市場開拓を共同で推進していく。

■ハリマ化成グループ <4410>  1,184円   +124 円 (+11.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 ハリマ化成グループ<4410>が逆行高、連日の年初来高値と気を吐いた。ロジンなどの天然樹脂を原料とした化学品メーカーの草分けだが、半導体フォトレジスト用樹脂や先端半導体のパッケージング工程における封止材料などで実績を重ね、半導体関連の素材株人気に乗っている。5月中旬には、兵庫県加古川市の工場内に半導体材料を製造する工場棟及び研究棟を新設することを発表し、これが投資マネーの琴線に触れた。ファンダメンタルズ面からのアプローチでも評価余地が大きい。27年3月期も増収見込みで、トップラインの過去最高更新基調が続くなか、10倍前後のPERや0.6倍台のPBR、3.7%前後の配当利回りと3拍子揃ったバリュエーションの割安さが見直されている。

■AGC <5201>  7,643円   +637 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 AGC<5201>が3連騰し年初来高値を更新した。同社は1日、国内の建築用ガラス関連製品の販売価格を7月21日納品分から値上げすると発表しており、好材料視された。値上げ率はフロートガラス、型板ガラスが約20%、網入型板ガラス、網入磨き板ガラスが約15%、ミラーが約20%、建築用加工ガラスが10~15%の予定で、一部の製品に関してはこれ以上に値上げする場合もあるという。中東地域の緊張の高まりを背景とした原油市場や国際物流への影響により、原燃材料・副資材価格、物流費などが大きく上昇したことに加えて、円安の進行も重なり事業環境は厳しさを増しているとし、自助努力だけでこれらの増加分を全て吸収することは困難であると判断したという。

■セレンHD <7318>  2,470円   +195 円 (+8.6%)  本日終値
 セレンディップ・ホールディングス<7318>は4日ぶりに急反発し、5月28日につけた上場来高値を更新した。同社は事業承継を目的としたM&Aによって、売却をしない長期保有を前提として中堅・中小企業をグループ傘下に収め、経営受託や事業再生などを行う。1日の取引終了後、製造業その他事業会社の株式取得や保有、管理を手掛ける新会社「ものづくり事業承継ホールディングス」(JMS)を設立すると発表しており、好感した買いが集まった。増資による株主価値の希薄化を極力回避しつつ、事業承継・成長投資に必要な資金を安定的に確保するための枠組みとして設立した。セレンHDは開発段階における試作受託を手掛ける子会社のアペックスを株式移転方式によりJMSの傘下とするほか、5億円出資する。加えて、JMSは商工組合中央金庫(東京都中央区)と京都フィナンシャルグループ<5844>傘下の京都キャピタルパートナーズから合計20億円の出資を受ける。その後は出資が100億円に達するまで金融機関を中心に順次戦略パートナーを募っていく。

■Heartseed <219A>  1,521円   +116 円 (+8.3%) 一時ストップ高   本日終値
 Heartseed<219A>が一時ストップ高。1日の取引終了後に、虚血性心疾患に伴う重症心不全を対象に開発中の他家iPS細胞由来心筋球「HS-001」に関して、安全性及び有効性を評価するために実施した第1/2相試験(LAPiS試験)の解析結果を発表。主要評価項目である安全性について、製造販売承認申請に向けた方針に影響を及ぼす安全性上の懸念は認められなかったとしたことを好感した買いが入った。また、副次評価項目である有効性についても複数の評価項目で製造販売承認申請に向けた方針を支持する結果が得られたとしており、同社ではこれらの試験結果をもとに26年中の製造販売承認申請を目指すとしている。

■CYBERDYNE <7779>  290円   +20 円 (+7.4%)  本日終値
 CYBERDYNE<7779>が急反発。同社は筑波大学発のロボットベンチャーでフィジカルAI関連の一角としてマーケットの注目度が高い。そうしたなか、1日取引終了後に米シリコンバレーを拠点とするグローバルベンチャーキャピタルのPegasus Tech Venturesと戦略的業務提携を行うとともに、ファンドを組成し戦略投資活動を共同推進することを発表した。「HCPS融合サイバニクスwithフィジカルAI」領域の事業創出とグローバル展開の加速を目指す方針で、これによる業容拡大への期待が投資資金を呼び込んだ。

■GSユアサ <6674>  6,861円   +452 円 (+7.1%)  本日終値
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>は切り返し急。7000円の大台に乗せ、日本電池とユアサコーポレーションの統合による2004年のGSユアサ誕生後で最高値を更新した。読売新聞オンラインが2日、「政府は、『蓄電池産業戦略』を改定し、2035年に国内関連企業の世界売上高を現状の3倍にする目標を示す」と報じた。これを材料視した買いが関連株に入ったようだ。記事によると、AI向けデータセンターやロボットなど蓄電池の用途が広がる見通しを踏まえ、生産基盤を強化する方針を打ち出すという。電池事業を展開するFDK<6955>や、電力データのAI分析を手掛けるインフォメティス<281A>も高い。

■三越伊勢丹 <3099>  3,583円   +233 円 (+7.0%)  本日終値
 三越伊勢丹ホールディングス<3099>が反発。1日の取引終了後に発表した5月度の売上速報で、国内百貨店事業の売上高が前年同月比8.6%増となり、好調を持続したことが好感された。国内顧客で、宝飾時計などの高額品を中心に高感度上質消費の堅調さが際立ったことに加えて、気温の上昇に伴い本格的に夏物が稼働したことが寄与。5月20日に一部オープンした、19年ぶりの実施となる伊勢丹新宿本店の洋菓子リモデルも新たな顧客創造に貢献した。また海外顧客は、国内顧客と同様に高付加価値商品への関心が高く、客単価が向上して売り上げを牽引した。

■エムスリー <2413>  1,553円   +78.5 円 (+5.3%)  本日終値
 エムスリー<2413>は3日続伸。SMBC日興証券が1日付で投資評価を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」へ引き上げており、これが材料視された。証券会社によると、AI臨床支援サービスや電子カルテにおける医師の行動変容支援といった新たなカタリストにより、株価のリバウンドが期待できる局面と指摘。足もとの株価や金利動向などを踏まえ目標株価は2700円から2000円へ引き下げたものの、投資評価は1段階引き上げて最上位に設定した。

株探ニュース

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