テラスカイはS高カイ気配、グループ会社が量子コンピューター技術をデンソーと開発◇

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 テラスカイ<3915.T>はストップ高の水準となる前営業日比500円高の2563円でカイ気配となっている。きょう午前11時10分ごろ、グループ会社のQuemixがデンソー<6902.T>との共同研究により、量子コンピューター上で分子動力学(MD)シミュレーションを実行するための基盤技術を開発したと発表した。同時に三井金属<5706.T>との共同研究で量子コンピューターを使った材料開発を大幅に効率化する新技術「QAVG」を開発したこと、トヨタ自動車<7203.T>や東京大学などとの共同研究の成果として古典コンピューターと量子コンピューターの各デイバスの強みを最大限に引き出す「計算リソースの効率的な配分」に関する新たな指針を提示したことを開示しており、これらを好感した買いが集まっている。

 Quemixはデンソーと量子コンピューターを用いたMD計算において、量子と古典コンピューターを組み合わせた「量子―古典ハイブリッドMD・フレームワーク」を創案し、低負荷かつ高精度での化学状態予測に成功。次世代電池材料や高分子材料、触媒、創薬といった原子レベルの精密な解析や機能性の予測が求められる分野での量子コンピューターの発展的な活用に道筋を示すことができたという。

 三井金属と研究開発した新技術QAVGは量子コンピューターを用いた材料計算の基幹技術である量子位相推定(QPE)を改良した技術。従来のQPEはエネルギー分解能を高めるほどゲート操作数や計算コストが増加するという課題があったが、新技術では計算コストの増加を抑えながら、量子コンピューター上での動的平均場近似(DMFT)法による計算を高精度化・高速化することができる。テラスカイによると、DMFT法は高精度な計算が可能である一方、計算時間の長さが課題になっていたが、今回のQPEの性能改善で早期実用化にメドがついたという。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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