話題株ピックアップ【夕刊】(2):高砂熱、ニフコ、アイスペース

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材料

■高砂熱学工業 <1969>  4,570円   +86 円 (+1.9%)  本日終値
 高砂熱学工業<1969>が大幅に3日続伸。野村証券は26日、同社株のレーティングを3段階で真ん中の「ニュートラル」から最上位の「バイ」に引き上げた。目標株価は5230円から5500円に見直した。インフレ環境下でもリニューアル(RN)と半導体関連の成長は続くことを評価。27年3月期の会社計画は中東情勢の悪化リスクも考慮し保守的とみており、生産性の改善や受注時採算の上昇で営業利益予想を増額している。

■ニフコ <7988>  4,281円   +78 円 (+1.9%)  本日終値
 ニフコ<7988>が反発。この日、SUBARU<7270>製車両向けに「エーミングリフレクター用ワンタッチ締結遮蔽板」を開発し販売を開始したと発表しており、好材料視された。「エーミングリフレクター用ワンタッチ締結遮蔽板」は、先進安全装置の一つであるミリ波レーダーのエーミング(ミリ波レーダーのキャリブレーション)に用いられ、高い電磁波吸収性能を有する同社のミリ波レーダー対応電磁波吸収パネルに、創業以来培ってきたファスニング技術を組み合わせて開発。今回、SUBARU公認の作業改善工具として採用され販売を開始した。

■ispace <9348>  600円   +3 円 (+0.5%)  本日終値
 ispace<9348>は5日続伸。26日の取引終了後、日本航空<9201>グループのJALUXとペイロードサービス契約を締結したと発表した。契約金額は100万ドルに上っており、好感した買いが集まった。アイスペースが提供する月面着陸ミッションのペイロード輸送枠を活用し、JALグループが「ARGO PROJECT」(アルゴ・プロジェクト)を展開する。同プロジェクトではJALUXが専用の月面輸送ボックスの開発や搭載品の募集を担当し、アイスペースは集められた搭載品を格納したボックスを月面へ輸送・着陸させる。

■QDレーザ <6613>  2,620円   -700 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値
 QDレーザ<6613>は大幅反落。東京証券取引所が26日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を27日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を発表した。また、日本証券金融も26日、貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を27日売買分から50%(うち現金担保分20%)にする貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を発表しており、信用規制による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感が台頭したようだ。

■アステラス製薬 <4503>  2,134円   -99.5 円 (-4.5%)  本日終値
 アステラス製薬<4503>が大幅安で6日続落。26日の取引終了後に31年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表し、最終年度に収益性の高い5つの重点戦略製品の売上高を26年3月期の約4800億円から2倍に引き上げるとしたが、物足りないとの受け止め方が多いようだ。中計では期間中に約2兆円(前中計約1兆5000億円)の研究開発費を計画。株主還元では毎年2円以上の増配を目指すほか、余剰資金が生じた際は自社株買いを機動的に実施するとしている。

■三井不動産 <8801>  1,532円   -12.5 円 (-0.8%)  本日終値
 三井不動産<8801>は朝高後に軟化する展開。SMBC日興証券は26日、同社株の目標株価を2340円から2380円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。金利上昇は想定以上だが、インフレも背景とした賃料・資産価格上昇により力強い利益成長が続くと予想している。今後、長期経営計画が見直され、ROE10%に向けた利益見通しや株主還元強化など明確な施策が示されるとも期待している。

■マキヤ <9890>  1,500円   +300 円 (+25.0%) ストップ高   本日終値
 マキヤ<9890>がストップ高。同社は26日の取引終了後、神戸物産<3038>との間で、資本・業務提携契約を締結すると発表した。事業の相乗効果を期待する買いが入ったようだ。マキヤは総合ディスカウント店「エスポット」のほか、神戸物産の「業務スーパー」のフランチャイズ店を展開。提携により総菜のラインアップの拡充や共同仕入れによるスケールメリットの創出などを狙う。同社は自社株TOB(公開買い付け)を通じて、創業者一族の資産管理会社が保有する株式を取得する。買付価格は1株1031円と26日終値(1200円)を下回るディスカウントTOB。買付予定数の上限は434万3900株、取得総額の上限は約44億7900万円。買付期間は5月27日から6月23日まで。また、マキヤは神戸物産を割当予定先として自社株処分を実施する。処分株式数は140万株で処分価格は1198円、払込期間は7月15日から31日まで。調達した資金は自社株TOBに向けて実施した借り入れの返済に充てる。神戸物産の議決権所有割合は19.83%の筆頭株主となる見通し。

■ダイトーケミックス <4366>  530円   +80 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 ダイトーケミックス<4366>が大幅高で5連騰。世界的なAIブームを背景にそのインフラ基盤を担う半導体関連株への物色人気が盛り上がっているが、主力どころのメモリーや製造装置メーカーだけでなく、周辺材料を手掛ける中小型株に物色の裾野が広がっており、相次いで水準訂正の動きが顕在化している。そのなか、感光性材料を手掛ける同社は、自社ブランドで展開するほか、同社の大株主である東京応化工業<4186>など世界的メーカーのレジスト用感光性材料の供給でも実績を重ねており、ここにきて見直し買い人気に火がついた。27年3月期は営業32%増益と好調を見込んでおり、500円前後の値ごろ感も投資資金の食指を動かしている。

■HPCシステムズ <6597>  4,900円   +700 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 HPCシステムズ<6597>が5連騰。前週末22日にストップ高に買われた後も買いの勢いは衰えず、今週に入ってから連日10%前後の上昇で破竹の上値追いを続けている。きょうは700円高の4900円まで駆け上がり、21年6月以来約5年ぶりに上場来高値を更新した。人気化の発端は前週21日に米商務省が、量子コンピューターに傾注するIBMなど、米国内企業9社に対しCHIPS・科学法にもとづき20億1300万ドルを出資する意向を表明したこと。量子コンピューターを重点投資分野に掲げる高市政権下でも政府による政策支援が打ち出される可能性が意識され、関連有力銘柄である同社株にも物色の矛先が向いた。同社は科学技術用高性能コンピューターの開発・販売及びソリューション事業を主力とするが、スーパーコンピューター分野で先駆するほか、量子化学計算をクラウドサービスで提供する。官公庁の研究機関向け高性能コンピューターを提供するなどの実績もあり、国策関連銘柄としてのポジションを担っている。26年6月期の営業利益は前期比11%増の7億500万円と5期ぶりのピーク利益更新を見込むなど業績も飛躍期を迎えている。

■室町ケミカル <4885>  1,112円   +150 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 室町ケミカル<4885>がストップ高。同社は医薬品と化学品を2本柱としているが、化学品では液体処理用高純度イオン交換樹脂を製造し半導体業界向け主要サプライヤーとして存在感を高めている。同イオン交換樹脂は先端半導体分野で使われる超純水の精製及び薬液の高純度化に必須であり、そのなか同社は時価総額50億円未満の超小型株ながら、同分野のニッチトップの一角としてポジションを確立している。世界的なAI・半導体関連人気で同社株にも見直し買いが入り始めた。業績も26年5月期は売上高が16%増収、営業62%増益と急拡大見通しにあり、10倍未満のPERに加え、株主還元にも抜かりなく取り組んでおり、今期予想配当利回りはきょうのストップ高水準で換算しても2.3%に達する。

株探ニュース

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