生活密着の人気外食・小売が満載!物価高に勝つ「6月優待」お宝銘柄 <株探トップ特集>
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―大相場の果実を家計に還元!生活を彩る実利重視のお宝銘柄リスト― 日経平均株価が5月25日に史上初の6万5000円を突破し、株式市場はかつてないほどの熱気に包まれている。その一方、消費者の日々の生活は光熱費をはじめ食料品や日用品、外食費など、ほぼあらゆるものが値上がりする物価高にさらされており、個人投資家は「含み益」は増えても、日々の生活コストも上昇し「お財布事情」に悩まされる人も少なくないのが現状だ。 こうしたなか、大相場の恩恵をダイレクトに生活に還元できる最強の武器として、「株主優待」への関心が高まっている。優待実施企業が50社に満たない「マイナー月」であった4、5月を過ぎ、6月は160銘柄以上が株主優待を実施する選択肢が豊富な月でもある。実質6月相場入りする28日を控え、6月株主優待銘柄をいま一度チェックしてみたい。 ●6月に優待を実施する企業は160社以上 株主優待を実施する約1700社のうち、6月に権利が確定する企業は外食、小売、日用品など多岐にわたり160社以上が優待を実施する。そのうち6月を決算とする企業は、小売企業が集中する2月のような目立った傾向はないものの、夏商戦(7~8月)を新年度のスタートにする企業や、あえて決算が集中する3月を避け四半期ずらして6月を決算月とする企業などさまざまだ。 投資家にとっては、3月期決算の企業から配当金や優待品が届く時期に6月期決算企業が「権利確定」を迎えることになる。そのため、3月期企業の配当金を使って、6月期企業の権利を取りに行くというケースもある。 また、6月に権利を確定させると、優待品が手元に届くのは一般的に9月から10月ごろとなる。夏の暑さが和らぎ、秋の行楽シーズンや外食の機会が増えるタイミングで届く実利は、投資家にとって絶好のプレゼントとなるはずだ。銘柄数がやや豊富な月だからこそ、業績の裏づけや利回り、自身のライフスタイルに合致するかどうかを丁寧に吟味したい。 ●権利付き最終日は6月26日 6月の株主優待の権利を得るためには、月末締めの企業ならば権利付き最終日である26日(20日締め企業ならば17日)までに株式を購入し、保有している必要がある。人気の優待銘柄はここに向かって株価が緩やかに上昇することも多く、本来は1カ月前には保有しておくくらいの余裕が欲しい。ただ、全体相場が史上最高値を更新するなか、高値警戒感も強まっていることから、一服局面での株主優待狙いの投資は有効といえる。そこで重要となるのが、毎月述べているが、出口戦略を一つに絞らないスタンスだ。 「月末まで保有して優待を確実に手にする」という選択肢はもちろん、権利確定を前に株価が配当・優待分以上に上昇したのであれば優待に固執せず、売却してキャピタルゲインを確定させる。つまり優待という実利を保険にしつつ、市場の熱量を利用して値上がり益を狙う「二段構え」が、資金効率の最大化につながるだろう。また、同じ銘柄の株式を現物で「買い」、同時に信用取引で「売り」を行うつなぎ売りの活用なども検討し、リスクを抑えることも考えたい。 ●主な6月優待を紹介 ここからは主な6月の株主優待銘柄を紹介したい。優待内容はもちろん、近年は継続保有期間を要件とする企業も増えていることから、目当ての銘柄の要件は必ず事前にチェックしておきたい。 オカムラ食品工業 <2938> [東証S]はサーモントラウトの養殖事業を手掛けており、株主優待は毎年6月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社で養殖あるいは加工した食品を保有株数に応じて3000円~8000円相当提供している。自社で養殖・加工しているブランド魚「青森サーモン」の刺身などが届くため、実用性・贅沢感ともに高い優待として知られている。 ジョイフル本田 <3191> [東証P]は関東を地盤とするホームセンター大手で、株主優待は毎年6月20日時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社商品券、地元特産品などカタログギフト、寄付の3コースのいずれかを保有株数と保有期間に応じて3000円~2万8000円相当提供している。近所に店舗がある投資家にはもちろん、店舗がない地域の投資家にとっても魅力のある優待内容となっているのが特徴だ。 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]は総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを展開しており、株主優待は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、独自の電子マネー「majica(マジカ)」のポイントを保有株数に応じて300~2000ポイント(年600~4000ポイント)提供している。majicaポイントはグループ店舗で1ポイント=1円として利用でき、「ドン・キホーテ」や「アピタ」などを利用する投資家には実用性の高い優待となっている。 BRUNO <3140> [東証G]はRIZAPグループ <2928> [札証A]傘下でインテリア雑貨やオーガニック化粧品などの開発・販売を手掛けており、株主優待は毎年6月末日時点で100株以上を保有する株主を対象にRIZAPグループ商品のカタログギフトを保有株数に応じて9000円~3万6000円相当提供している。5月26日終値が1050円であることから優待利回りも高く、おしゃれなキッチン家電や雑貨が好きな人にとっては「宝探し感がある」と好評だ。 アイスタイル <3660> [東証P]は化粧品・美容情報サイト「@cosme(アットコスメ)」を運営しており、株主優待は毎年6月末日時点で100株以上を保有する株主を対象にグループのECで利用可能な6400円相当の割引券及び店舗で利用可能な10%割引券3枚を提供する。普段使いのコスメティックの買い替えなどに使えるため美容に興味がある投資家からの関心が特に高いようだ。 クラダシ <5884> [東証G]はメーカーなどから食品ロスを仕入れECで割安販売するソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営しており、株主優待は毎年6月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、「Kuradashi」で利用可能な割引クーポン券を保有株数に応じて4000円~1万2000円分提供している。5月26日終値が540円であることから優待利回りも高く、フードロス削減という事業内容から、社会貢献への意識の高い投資家にも人気の優待となっている。 穴吹興産 <8928> [東証S]は中四国を地盤に分譲マンションを中心とした不動産事業などを展開しており、株主優待は毎年6月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、グループの穴吹エンタープライズが運営するさぬきうどん店「あなぶき家」の特選さぬきうどんセットなど3000円相当のオリジナル商品を提供している。本社のある香川県のご当地グルメが提供されることから、「お店の味が家で楽しめる」と人気だ。 物語コーポレーション <3097> [東証P]は「焼肉きんぐ」などを展開する外食チェーン。株主優待は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を半年以上継続して保有する株主を対象に、グループ店舗で利用できる優待券(電子チケット)3500円分(年7000円分)を提供している。「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「ゆず庵」など人気の外食チェーンを展開していることから、特にファミリー層や食べ盛りの子どもがいる家庭には実用性が高い優待といえる。 キュービーネットホールディングス <6571> [東証P]は低価格のヘアカット専門店「QBハウス」を国内外に展開しており、株主優待は毎年6月末日時点で100株以上を半年以上継続して保有する株主を対象に、無料ヘアカット券を保有株数と保有期間に応じて1~3枚提供している。国内だけで店舗数が600店舗以上あることに加えて、「QBハウス」の通常カット料金が1400円であることから、実用性の高い優待といえる。 このほか、QUOカードを提供しているオルバヘルスケアホールディングス <2689> [東証S]、メディアスホールディングス <3154> [東証P]、テー・オー・ダブリュー <4767> [東証S]などや、特設サイトでさまざまな商品やサービスと交換できる株主優待ポイントを付与する共同ピーアール <2436> [東証S]、And Doホールディングス <3457> [東証P]、テスホールディングス <5074> [東証P]などにも注目。更に、保有株数や継続保有期間に応じてその両方や、投資用アパート建物割引券、抽選により暗号資産などを提供するLib Work <1431> [東証G]もユニークな株主優待として知られている。 ●12月期決算企業の中間優待にも注目 また、6月期決算企業ばかりではなく、12月期決算企業が中間優待を行うケースも多い。特に外食のトップランナーには12月決算の企業が多く、年2回優待を実施しているケースが大半。そのなかからいくつかを取り上げてみたい。 日本マクドナルドホールディングス <2702> [東証S]は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を継続して1年以上保有する株主を対象に、グループ店舗で利用できるバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの引換券が6枚ずつで1冊の優待食事券を保有株数に応じて1~5冊(年2~10冊)提供している。 すかいらーくホールディングス <3197> [東証P]は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、グループ店舗で利用できる株主優待券(電子チケット)を保有株数に応じて2000円~1万7000円分(年4000円~3万4000円分)提供している。 フジオフードグループ本社 <2752> [東証P]は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて優待商品(食事券または自社関連商品)を3000円~1万2000円相当(年6000円~2万4000円相当)提供している。 ホットランドホールディングス <3196> [東証P]は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に、「築地銀だこ」などグループ店舗で使える株主優待券を保有株数に応じて1500円~1万5000円分(年3000円~3万円分)提供している。 外食以外では、GMOインターネットグループ <9449> [東証P]は毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を半年以上継続して保有する株主を対象に、GMOクリック証券における自社株買付代金の0.03%に相当するビットコインを提供。リンクアンドモチベーション <2170> [東証P]は毎年6月末日及び12月末日時点で1000株以上を1年以上保有する株主を対象に、電子マネーやdポイント、QUOカードなどと交換できるデジタルギフトを保有株数と保有期間に応じて2500円~20万円分(年5000円~40万円分)提供しており、ともに人気が高い。 株探ニュース