話題株ピックアップ【夕刊】(1):ソフトバンクG、MTG、OKI

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■弘電社 <1948>  9,150円   +1,500 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 弘電社<1948>はストップ高。きんでん<1944>は25日の取引終了後、弘電社に対し完全子会社化を目的とするTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格の1株1万1501円にサヤ寄せする動きを見せた。買付予定数量の下限は133万6800株(所有割合15.31%)で、上限は設定しない。買い付け期間は5月26日から7月6日まで。弘電社はTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。TOBが成立した場合、弘電社は所定の手続きを経て上場廃止となる見込み。その後、弘電社の親会社である三菱電機<6503>が保有する弘電社株式448万5620株(所有割合51.36%)全てを361億5000万円で弘電社に譲渡する予定。弘電社は自社株式取得に必要な資金及び分配可能額の確保をきんでんからの資金提供や減資などにより賄う。きんでんは電気工事業界全般で好環境の継続が想定される一方、中長期的には優れた技術力を有する働き手の減少により、供給側の制約による需給ギャップが生じる可能性が高いとみている。今回の弘電社の完全子会社化を通じ、事業基盤の充実や協業による施工力向上などを見込んでいる。東京証券取引所は25日付で弘電社を監理銘柄(確認中)に指定した。

■東陽テクニカ <8151>  2,177円   +267 円 (+14.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 東陽テクニカ<8151>が大幅高で4連騰。同社は4月27日にフィンランド企業のIQMクオンタム・コンピューターズ製の超電導型量子コンピューターを導入すると発表。26年末までに納入される予定で、量子コンピューターの利用を検討する顧客からの導入前の実機による実証やクラウド利用、アルゴリズム開発などのニーズに対応する。また、前週には量子ソリューション事業に関する資料を公開。同事業に関し、30年9月期において売上高ベースで50~60億円を見込んでいることも明らかにした。新たな領域での事業成長に対する投資家の期待が膨らむなか、25日夜のテレビ東京のワールドビジネスサテライトは独自ニュースとして、フィンランド経済大臣が「量子技術の日の丸連合と覚書締結へ」と伝えており、東陽テクへの物色意欲を一段と強める方向に作用したようだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  7,841円   +771 円 (+10.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 ソフトバンクグループ<9984>が大幅に4日続伸。株価は株式分割考慮後の上場来高値を連日で更新した。米オープンAIの上場観測などを背景にした買いが継続している。SMBC日興証券は25日、同社株の目標株価を5200円から8500円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。同証券では、最近のアームホールディングス株の上昇を反映させ、目標株価を引き上げた。オープンAIの企業価値想定1兆ドルは変更していない。資金調達が必須課題のオープンAIはIPOを目指し、株式市場での評価を意識した事業シフトを強め、ソフトバンクGの株価評価のディスカウントを縮小させる要因になりうる、とみている。

■MTG <7806>  6,960円   +570 円 (+8.9%)  本日終値
 MTG<7806>が続急伸。SMBC日興証券が25日、MTGの目標株価を7100円から8200円に増額修正した。投資評価は最上位の「1」を継続している。旗艦ブランドの「ReFa」について、魅力的な新製品パイプラインが数年先まで用意されていると指摘。綿密な販売計画によりブランド力を高めながら高成長が継続するとの見方を示す。同証券はMTGの27年9月期の営業利益予想を従来の188億円から190億円に増額修正している。

■三櫻工業 <6584>  853円   +60 円 (+7.6%)  本日終値
 三櫻工業<6584>が大幅に4日続伸。同社は25日、中国の子会社が6月3~5日に開催される「第12回上海国際データセンター産業展覧会」に出展すると発表。これが株価を刺激したようだ。この展示会は、人工知能(AI)、コンピューティング基盤、液冷、エネルギー分野における最新技術と業界動向をテーマに、中国データセンター産業の技術革新と持続可能な発展を推進するもの。同社グループは液冷システム向け各種ソリューション及び最新製品を展示する予定で、液冷技術の高効率化・軽量化・コスト最適化につながる各種ソリューションを紹介するという。

■スターゼン <8043>  1,198円   +72 円 (+6.4%)  本日終値
 スターゼン<8043>が後場急伸。同社はきょう午後2時ごろ、150万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.6%)、15億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。これによる需給改善などが期待されたようだ。同社は株主還元の拡充を経営の最重要課題のひとつに位置づけており、株価水準や財務バランス、及び資本構成の状況などを総合的に勘案したという。なお、取得期間は7月1日から12月31日までとなっている。また、記念優待を実施することもあわせて発表。これは7月をもって日本マクドナルドホールディングス<2702>傘下の日本マクドナルドとの取引開始から55周年を迎えることによるもので、9月末時点で100株以上を保有する株主に対してマックカード1000円分を贈呈するとしている。

■沖電気工業 <6703>  3,240円   +170 円 (+5.5%)  本日終値
 沖電気工業<6703>が急反発。同社は26日、空孔コア光ファイバーを用いた次世代光回線の実証結果を発表。1.26~1.58マイクロメートルの広帯域波長多重信号の1芯双方向伝送に世界で初めて成功したと公表した。生成AIの普及で通信トラフィックが急速に増大するなか、NTT<9432>主導の次世代通信・情報処理基盤構想である「IOWN」や、毎秒100ギガビット級の高速・大容量通信を目指す光アクセスシステム「100G―PON」を見据え、遅延が少なく電力使用量の低減につながる光通信網の実現につながる技術とされている。発表内容を材料視した買いが入ったようだ。OKIは古河電気工業<5801>傘下のライテラジャパンと学校法人慶應義塾との連名で発表した。

■大紀アルミニウム工業所 <5702>  2,067円   +100 円 (+5.1%)  本日終値
 大紀アルミニウム工業所<5702>が4連騰と上値指向鮮明。2021年10月につけた上場来高値2045円を更新した。同社はアルミニウム2次合金のトップメーカーだが、アルミ市況の高騰が同社の株価を刺激している。ここ貴金属市況はゴールド、シルバーともに上昇トレンドが一服しているが、工業用金属としての需要があるアルミニウムの価格は上昇基調を継続し、過去最高値圏で推移している。世界的な生成AI市場の拡大を背景に、AIデータセンター拡張に伴う電力へのニーズが爆発的に伸びている。そうしたなか「電力コストの上昇は大量の電力を必要とするアルミ製錬に影響が大きく及ぶ」(中堅証券ストラテジスト)という指摘があり、今後中期的にアルミ市況の上昇傾向が加速する可能性もある。大紀アはアルミ市況との株価連動性が高く、投資マネーの視線が向かっている。

■丸千代山岡家 <3399>  3,060円   +135 円 (+4.6%)  本日終値
 丸千代山岡家<3399>は5日ぶり反発。25日取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。取得上限は16万5000株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.8%)、または5億円。期間は6月1~30日。これが買い手掛かりとなったようだ。

■千代田化工建設 <6366>  840円   +29 円 (+3.6%)  本日終値
 千代田化工建設<6366>が大幅高。26日付の日本経済新聞朝刊が「千代田化工建設は中東の液化天然ガス(LNG)プラントの新設工事を本格的に再開する」と報じた。カタールのラスラファン工業団地で手掛けるLNG事業「ノース・フィールド・イースト(NFE)」の新設工事で、現在千代建が抱える工事では最大規模の案件という。採算性の悪化に歯止めが掛かるとの見方から、買い戻しが入ったようだ。

株探ニュース

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