<動意株・25日>(大引け)=日本化、TMH、武蔵精密など

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 日本化学工業<4092.T>=鮮烈な上昇波を形成しストップ高。世界的なAIデータセンター新設・増設投資が加速している。そのなか、サーバーに搭載されるAI半導体の周辺や通信ボード用として積層セラミックコンデンサー(MLCC)に高水準の需要が発生しており、村田製作所<6981.T>など世界的なサプライヤーが株価を急上昇させたのは周知の通りだ。そして、このMLCC向けチタン酸バリウムを提供しているのが日本化であり、関連有力株として大口の投資マネーが波状的に流れ込んでいる。前週21日に野村アセットマネジメントが提出した大量保有報告書で、共同保有の形で日本化の株式5.44%を保有していることが判明、保有目的は証券業務による保有も含まれおり、これが消費貸借契約の絡みであったことから「ショートスクイーズ(踏み上げ)誘発に伴い株価上昇を加速させている可能性がある」(中堅証券ストラテジスト)という見方も出ている。

 TMH<280A.T>=物色人気にストップ高。生成AI市場の急拡大に供給サイドが追い付かず、AIデータセンターなど半導体インフラの拡充が世界的に急務となっている。同社は半導体製造装置の部品の販売や修理サービスを手掛けており、足もと奔流を形成する投資マネーの新たな物色ターゲットとして浮上している。半導体に特化した自社開発の越境ECプラットフォームが事業を推進するうえで大きく貢献しており、そのビジネスモデルにも光が当たっている。なお直近19日付で、シンプレクス・アセット・マネジメントが共同保有の形で16.01%の大株主に浮上している。物言う株主としてではなく、保有目的は「純投資」としており、これもまた株価の先高思惑を醸成する背景となっている。

 武蔵精密工業<7220.T>=大幅高で3連騰。前週20日のエヌビディア<NVDA>の決算発表を受けて株式市場においてAI半導体関連株への選好姿勢が強まっている。自動車部品メーカーの武蔵精密はAIデータセンター向けの蓄電装置であるハイブリッドスーパーキャパシター(HSC)の成長性が注目されており、12日の引け後に27年3月期が営業減益となる見通しを示しながらも、株価は頑強ぶりを発揮。14日に上場来高値を更新した。その後は日柄調整の局面となったものの、エヌビディア決算後のAI関連株の物色人気化を背景に同社株においては売り方の買い戻しを誘発する流れとなり、投資マネーの流入も継続。6000円の大台に戻す格好となった。

 北川精機<6327.T>=需給相場の様相強め連日のストップ高。主力展開するプリント基板用真空プレス機の製造・販売では、グローバルベースで抜群の商品競争力を有する。これがAIデータセンター建設ラッシュを背景に、サーバーに搭載されるAI半導体関連需要を捉えており、収益拡大が鮮明だ。26年6月期は営業利益が前期比30%増の8億1000万円を見込むが、市場では第3四半期時点の進捗率からこれでも保守的との見方が強い。一部では9億円を上回り、08年6月期以来18期ぶりのピーク利益更新の可能性が意識されているもよう。株式需給面ではゴールドマンサックスなど複数の外資系証券会社経由で貸株調達による空売りが積み上がっており、踏み上げ相場の様相を呈している。

 クオルテック<9165.T>=続急伸で新値街道快走。半導体をはじめとする電子デバイスの信頼性評価事業を主力展開し、レーザーを活用した微細加工も手掛ける。信頼性評価、微細加工の両部門ともに拡大基調で業績は会社側想定を上回る絶好調に推移している。前週末22日取引終了後に26年6月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の4億500万円から4億5000万円(前期比17%増)に増額した。今期営業利益は上方修正前の段階で2期連続の過去最高更新見通しにあったが、更に大きく上乗せされる形となった。好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の37円から47円に10円増額する。これらを評価する投資資金がなだれ込んだ。同社株は前週末に急騰を演じたが、それでも時価総額50億円未満の超小型株で信用買い残も枯れた状態にあることから上げ足の軽さが際立つ。

 Synspective<290A.T>=上昇加速で年初来高値を連日更新。きょう寄り前、自社9機目となる小型SAR(合成開口レーダー)衛星StriX(ストリクス)の軌道投入及びアンテナ展開に成功したと発表しており、材料視した買いが集まっている。前週末22日に米ロケット・ラボ社のエレクトロンロケットより打ち上げられた。試験のための通信が正常に機能し、制御可能であることを確認したという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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