話題株ピックアップ【夕刊】(2):川重、堀場製、キオクシア
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■片倉工業 <3001> 2,600円 +116 円 (+4.7%) 本日終値 片倉工業<3001>が後場急上昇。午後0時30分ごろ、26年12月期連結業績予想について、最終利益を52億円から72億5000万円(前期比25.8%増)へ上方修正したことが好感された。同社は21日の取引終了後に、ヒューリック<3003>が実施する株式売り出しに売出人の1社として参加し185万3000株を売却すると発表。その後、売却価格が決定されたことに伴い、投資有価証券売却益29億7100万円を特別利益として計上する見込みであることなどが要因としている。なお、売上高411億円(同1.1%増)、営業利益55億円(同6.1%減)は従来見通しを据え置いている。 ■川崎重工業 <7012> 2,971円 +127.5 円 (+4.5%) 本日終値 川崎重工業<7012>が大幅高。日本経済新聞電子版が21日の取引終了後、「川崎重工業は半導体大手の米エヌビディアなどと協業する」と報じた。エヌビディアのフィジカルAI技術と融合させた新たなソリューション開発を目指すと伝えている。川重のロボット関連事業への好影響を期待した買いが集まった。記事によると、エヌビディアや米テック企業などとの連携を進めるため、カリフォルニア州に共同開発拠点を開設。エヌビディアとは医療やモビリティー分野を皮切りに協業を進めるとしている。 ■堀場製作所 <6856> 25,875円 +970 円 (+3.9%) 本日終値 堀場製作所<6856>が続伸。同社は21日、車両熱マネジメントシステム評価設備のソリューション提供を本格展開すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。車両熱マネジメントとは、車両内のモーターやバッテリーなどを冷却・温調するシステムや車室空調システムなどとの間で熱をやり取りし、温度を適切に制御・管理する技術。エネルギー利用の効率化が求められていることから重要性が高まっており、特に電気自動車(EV)では航続距離の延長やバッテリーの長寿命化に寄与する技術として注目されている。 ■キオクシア <285A> 57,400円 +2,060 円 (+3.7%) 本日終値 キオクシアホールディングス<285A>が3連騰。前日に時価総額30兆円台に乗せた同社だが、きょうも頑強ぶりを発揮している。前日の売買代金については3兆円を突破するなど、異次元のボリュームとなったことも話題となった。その後の米株式市場で同業のサンディスクの株価は10%を超す上昇。エヌビディア の決算発表を通過し、AI半導体のデータセンター向け需要の旺盛さが改めて浮き彫りとなり、メモリーを手掛ける各社についても、大きな成長を遂げるとの期待が更に高まっている。メモリー関連株の強いモメンタムに追従しようとする投資家の姿勢も相まって、キオクシアへの資金流入が継続しているもようだ。 ■沖電気工業 <6703> 3,075円 +106 円 (+3.6%) 本日終値 沖電気工業<6703>が続伸。21日の取引終了後に、ヒューリック<3003>が実施する株式売り出しに売出人の1社として参加し1000万株を売却すると発表。売却価格が決定されたことに伴い、22日に投資有価証券売却益51億円を特別利益として27年3月期第1四半期に計上する見込みとなったと発表しており、これが好材料視された。なお、27年3月期業績予想には織り込み済みとしている。 ■安田倉庫 <9324> 2,361円 +80 円 (+3.5%) 本日終値 安田倉庫<9324>が続伸。21日の取引終了後に、ヒューリック<3003>が実施する株式売り出しに売出人の1社として参加し310万8000株を売却すると発表。売却価格が決定されたことに伴い、22日には投資有価証券売却益50億1500万円を特別利益として27年3月期第1四半期に計上する見込みとなったと発表しており、これが好材料視された。なお、27年3月期業績予想には一定程度織り込み済みとしており、他の要因も含めて業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開示するとしている。 ■A&Dホロン <7745> 2,656円 +62 円 (+2.4%) 本日終値 A&Dホロンホールディングス<7745>は続伸。21日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が10.57%から11.87%に上昇したことが判明し、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は5月14日となっている。 ■澁澤倉庫 <9304> 1,434円 +33 円 (+2.4%) 本日終値 澁澤倉庫<9304>は後場動意。上昇率は一時4%を超え、年初来高値を更新した。きょう午後2時ごろ、取得総数160万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.76%)、取得総数28億円を上限とする自社株買い及び消却を実施すると発表しており、これらを好感した買いが集まった。取得期間は6月1日から10月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで行う。取得した全株式は来年3月31日に消却する。 ■日揮ホールディングス <1963> 2,731.5円 +52 円 (+1.9%) 本日終値 日揮ホールディングス<1963>が大幅高で4日続伸。この日、イギリスのコンフィギュアリング社と自動エンジニアリングツールの開発に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表しており、好材料視された。コンフィギュアリング社は、建築・インフラ分野の設計を自動化するエンジニアリングソフトウェア会社。今回のMOUに基づき両社は、日揮グループの技術及び知見をコンフィギュアリング社設計自動化技術と組み合わせることで高度な自動エンジニアリングツール「Configurator」を開発。ルールに頼った従来の自動設計にとどまらず、迅速かつ柔軟に最適な設計案を導き出すことを目指すとしている。 ■アミューズ <4301> 1,759円 +25 円 (+1.4%) 本日終値 アミューズ<4301>が5日ぶりに反発。21日の取引終了後に、中期経営計画を見直し、新たに29年3月期に売上高750億円(27年3月期予想550億円)、営業利益50億円(同20億円)を目指すとしたことが好材料視された。アーティストプロデュースやオリジナルコンテンツの更なる強化に加えて、海外アーティストや地域との共創を通じた事業ポートフォリオの拡充を図ることで、29年3月期以降の強靱かつ安定的な収益基盤構築を目指すとしている。 株探ニュース