株価指数先物【寄り前】 +1σでの攻防から+2σを意識したロング対応

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先物

大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 62110 +570 (+0.92%)
TOPIX先物 3867.5 +18.0 (+0.46%) 
シカゴ日経平均先物 62190 +650
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 21日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は、「高濃縮ウランの備蓄を国外に搬出してはならない」と指示したと報じられたことで、売りが先行して始まった。その後、パキスタンの仲介により米国・イラン合意の最終草案がまとまったとの中東メディアの報道が伝わり、戦闘終結が近いとの観測からWTI原油先物が下落。過度なインフレ懸念が後退したことで、主力株を中心に買いが優勢となった。

 NYダウ構成銘柄では、IBM、シスコシステムズ、ハネウェル・インターナショナル、メルク、アムジェンが買われた。半面、ウォルマート、セールスフォース、エヌビディア、ボーイング、キャタピラーが軟調。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比650円高の6万2190円だった。21日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比30円安の6万1510円で始まった。6万1020円まで売られた後はロングの動きが強まり、米国市場の取引開始時にはプラス圏を回復。終盤にかけて上へのバイアスが強まり、6万2370円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は6万2000円~6万2200円辺りでの保ち合いが続き、6万2110円でナイトセッションの取引を終えている。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まることになろう。ナイトセッションの開始後ほどなくして6万1020円まで売られる場面もみられたが、25日移動平均線(6万0590円)が支持線として意識されていた。一方で、終盤にかけての上昇でボリンジャーバンドの+1σ(6万2190円)を捉えてきたことで、同バンドでの攻防になりそうだ。

 +1σを明確に上抜けてくるようだと+2σ(6万3780円)とのレンジに移行することで、ショートカバーが入りやすいだろう。また、週足では+1σ(6万1140円)が支持線として機能することで+2σ(6万4690円)とのゾーンが意識されてくる。そのため、オプション権利行使価格の6万1000円から6万3000円辺りでのレンジを想定する。6万1000円に接近する局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 なお、日中はイラン情勢にらみの展開になりやすいと考えられる。米国・イラン合意の最終草案がまとまったとの報道が米国市場での買い材料になったが、アラブのAl Arabiyaが匿名情報源を引用したもので、イラン国営メディアの報道ではないようである。米国・イラン合意の最終版に関する報道に振らされやすい状況であることは意識しておきたい。

 21日の米VIX指数は16.76(20日は17.44)に低下した。一時17.87まで切り上がる場面もみられたが、25日線(17.94)、200日線(18.39)が抵抗線として機能しており、5月1日以来の17.00を割り込んで終えた。下へのバイアスが強まる展開が意識されてくるなかで、リスク選好に向かわせやすいだろう。

 21日のNT倍率は先物中心限月で15.98倍(20日は15.77倍)に上昇した。寄り付き後ほどなくして25日線(15.88倍)を上抜けてきたことで、NTショートを巻き戻す形でのリバランスが強まった。一時16.01倍まで上昇しており、+1σ(16.19倍)とのレンジが意識されてくることで、NTロングに振れやすくなりそうだ。

株探ニュース

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