話題株ピックアップ【夕刊】(3):楽天銀、SOMPO、INPEX
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■楽天銀行 <5838> 5,480円 -1,000 円 (-15.4%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ 楽天銀行<5838>はストップ安。楽天グループ<4755>と20日の取引終了後、楽天グループのフィンテック事業再編に伴い、現在は楽天グループ子会社の楽天カード及び楽天証券ホールディングスを株式交付により完全子会社化すると発表した。事業再編に当たり、楽天銀は発行可能株式総数を現行の6億3000万株から普通株式12億株、A種種類株式3億株の合計15億株へとする定款の変更を6月24日の株主総会に付議する予定。議決権がない一方、普通株式を対価とする取得請求権を有するA種種類株式を発行し、10月1日を効力発生日として楽天グループ及びみずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行に交付する。26年3月期の楽天銀のEPS(1株利益)は再編前の418円76銭に対し再編後は単純合算で約296円との計算になると明らかにしており、EPS低下への懸念や将来的な需給面悪化への不安を嫌気した売りが出た。同時にみずほ銀行と楽天銀は資本・業務提携を締結したと開示。10月1日に交付を受けたA種種類株式を普通株式に転換し、みずほ銀行の楽天銀に対する議決権保有比率は10.52%となる予定。楽天グループも取得議決権を一部行使し、議決権保有比率が49.95%になる見込み。再編後もみずほFG傘下のみずほ証券は楽天証券ホールディングス子会社の楽天証券の株式の49%を継続して保有する。楽天銀は今回の再編により経常利益で28年3月期に330億円以上、中長期的に年間850億円以上のシナジー効果を見込む。30年3月期の経常利益については4000億円以上(26年3月期は1030億9100万円)を目指すとした。 ■SOMPO <8630> 5,568円 -670 円 (-10.7%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 SOMPOホールディングス<8630>は逆行安。同社は20日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の純利益が前期比23.4%減の4900億円になる見通しを示した。前期の純利益は計画に対して上振れして着地したものの、今期の減益予想幅の大きさが嫌気され、見切り売りを促した。前期は自動車保険や火災保険の商品改定による効果とともに、自然災害の減少も奏功し、純利益は前の期比2.6倍の6400億8600万円と過去最高となった。自然災害発生損については平年の水準並みへの回帰を想定して今期の計画を立てており、前期比では純利益が減少する見通しとなった。今期の年間配当予想は前期比50円増配の200円。取得総数1700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.90%)、取得総額690億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。取得期間は6月2日から11月18日までとする。 ■INPEX <1605> 3,885円 -105 円 (-2.6%) 本日終値 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。20日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比5.89ドル安の1バレル=98.26ドルと大幅安となった。一時は96.90ドル台まで下落した。トランプ米大統領は20日、イランとの交渉は「最終段階にある」と述べた。これを受け、米国とイランの和平協議に対して楽観的な見方が浮上し、WTI価格は90ドル台後半に売り込まれた。米国とイランの交渉進展期待が台頭し、原油価格が弱含むとともにINPEXなどは軟調な値動きとなった。 ■フライト <3753> 216円 +50 円 (+30.1%) ストップ高 本日終値 フライトソリューションズ<3753>は大幅高で3連騰。20日の取引終了後、26年3月期単独決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は50億3000万円(前期比71.8%増)、営業損益予想は3億8000万円の黒字(前期は2億7600万円の赤字)とした。各損益は4期ぶりの黒字転換を見込んでおり、好感した買いが集まった。SIソリューション事業で「Google Workspace」などクラウドサービスを活用したシステム開発支援に注力するほか、決済ソリューション事業の製品やECソリューション事業のECサイト構築パッケージなどの拡販を進める。26年3月期は売上高が29億2700万円(前の期比4.4%減)、営業損益が2億7600万円の赤字(前の期は2億9800万円の赤字)だった。決済ソリューション事業とECソリューション事業の営業赤字幅が縮小した。足もとの第4四半期(1~3月期)は売上高が12億3300万円(前年同期比65.7%増)、営業損益が5900万円の黒字(前年同期は5700万円の赤字)との計算になる。各損益で10四半期ぶりとなる黒字を達成しており、こちらも株価の支援材料となった。 ■スマートバリュー <9417> 357円 +73 円 (+25.7%) 一時ストップ高 本日終値 スマートバリュー<9417>は急反騰。きょう午前11時ごろ、同社の社用車管理ソリューション「CiEMS(シームス)」シリーズについて、日本カーソリューションズ(東京都千代田区)とセールスパートナー契約を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。オートリース保有台数約70万台に上る日本カーソリューションズのネットワークを活用し、サービスの提供を加速させる。スマバはシームスシリーズとして車両の運行データをさまざまな形で可視化する「CiEMS Plus」や運行情報のデータ管理をデジタル化するアプリ「CiEMS Report」を展開している。 ■グローバルI <4171> 1,544円 +300 円 (+24.1%) ストップ高 本日終値 グローバルインフォメーション<4171>がストップ高。20日の取引終了後、経済情報プラットフォームを提供するユーザベース(東京都千代田区)が、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格1680円にサヤ寄せする格好となった。完全子会社化により、顧客基盤及び営業体制の相互活用によるクロスセルの推進や販売機会の拡大、エキスパートネットワークサービスと市場調査レポートの融合による調査ソリューションの高度化などのシナジーを狙う。買い付け予定株数の下限は198万3600株(上限設定なし)で、買付期間は5月21日から7月1日までを予定。TOB成立後、グローバルIは所定の手続きを経て上場廃止となる見込みで、これを受けて東京証券取引所は20日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定している。なお、グローバルIはTOBに関して賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨している。 ■INEST <7111> 506円 +80 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値 INEST<7111>がストップ高。同社はスマーフォンの直販や宅配水(ウォーターサーバー)事業、個人消費者を対象とした各種商材販売を展開している。20日取引終了後に開示した26年3月期決算は営業利益段階で前の期比23%増の2億5500万円と大幅な伸びを確保したほか、続く27年3月期の同利益は前期比2.4倍の6億1000万円と伸びが加速する見通しだ。自社サービスの案件獲得が進み、ストック利益の積み上げを成長ドライバーとしながら、組織統合などによる合理化効果も発現する見込み。また、短期的には利益抑制要因となるものの、中期的な成長に向けた先行投資は継続する構えにある。時価総額50億円未満の超小型株で信用買い残も目先は枯れた状態にあり、500円台後半から600円台前半は滞留出来高も希薄なゾーンで潜在的な売り圧力が乏しい。 ■インテM <7072> 987円 +150 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値 インティメート・マージャー<7072>がストップ高。午前11時30分ごろ、広告主・広告会社向けのマーケティングインテリジェンスプラットフォーム「Browsi」を展開するイスラエルのブラウジ社とポストクッキー識別子「IM-UID」のデータ連携を開始したと発表しており、好材料視された。日本市場で国内初となる、Cookieレス環境下での高度な広告接触データセットを構築したという。これにより、従来のDSPや分析ツールでは困難だった「どのターゲットが、どの競合広告に接触したか」というシグナルを特定し、多角的なマーケティング分析や施策実行が可能になるとしている。 ■コスピブル <2033> 107,000円 +15,010 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値 NEXT NOTES 韓国KOSPI・ダブル・ブル ETN<2033>がストップ高に買われた。コスピブルは、円換算した韓国総合株価指数200・レバレッジインデックスとの連動を目指すETN(上場投資証券)。21日のアジア市場において韓国総合株価指数(KOSPI)が急反発し、上昇率は足もとで前日比7%超となっている。韓国サムスン電子のストライキが回避される運びとなり同社株が大幅高となっており、韓国株の急伸に寄与したようだ。 ■ダイナマップ <336A> 999円 +129 円 (+14.8%) 本日終値 ダイナミックマッププラットフォーム<336A>は急反騰し、年初来高値を更新した。きょう寄り前、グループ会社が提供する除雪支援システム「SRSS」の2025年度の出荷台数が2年前と比べ約9倍に拡大したと発表しており、材料視した買いが集まった。SRSSはダイナマップの高精度3次元地図データと位置情報を組み合わせ、雪に覆われた道路下の路肩やマンホール、構造物などの位置をタブレット端末上で可視化することで、除雪作業の判断や操作をサポートする。 ●ストップ高銘柄 FIG <4392> 1,981円 +400 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値 モイ <5031> 437円 +80 円 (+22.4%) ストップ高 本日終値 データセクション <3905> 4,100円 +700 円 (+20.6%) ストップ高 本日終値 AKIBA <6840> 955円 +150 円 (+18.6%) ストップ高 本日終値 キユーソー流通システム <9369> 3,385円 +501 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値 など、13銘柄 ●ストップ安銘柄 楽天銀行 <5838> 5,480円 -1,000 円 (-15.4%) ストップ安 本日終値 以上、1銘柄 株探ニュース