話題株ピックアップ【夕刊】(2):アドテスト、リンテック、タムラ
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■アドバンテスト <6857> 26,745円 +1,120 円 (+4.4%) 本日終値 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が高い。日本時間きょう早朝に米半導体大手エヌビディアが開示した26年2~4月期決算では、売上高が前年同期比85%増収で、最終利益は同3倍強となる583億ドルと飛躍的な成長が続いていることが確認された。また5~7月期も売上高が95%増を見込み、グロスマージンは75%前後と成長力に全く陰りが見られない。同社株の時間外取引では、事前コンセンサスが高すぎたきらいがあり売りに押されているが、「文句のつけようのない好内容」(中堅証券ストラテジスト)であり、また東京市場ではここ半導体セクターや電線セクターが調整色を強めていたことで、物色人気に火がついた。東京市場では主力株を中心に半導体関連株が幅広く買い戻されている。エヌビディアを主要顧客とするアドテストの収益機会はエヌビディアの好決算とリンクするため、株価への追い風が強いが、東エレクやディスコなども生成AI関連分野での商機獲得に傾注しており、今回のエヌビディア決算に反応した短期筋の攻勢を誘発している。 ■リンテック <7966> 5,350円 +200 円 (+3.9%) 本日終値 リンテック<7966>が大幅高で5日ぶり反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「最先端半導体の製造時に使う防じん膜の量産を2026年内にも開始する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、茨城県つくば市にある産業技術総合研究所(産総研)の施設に量産設備を設け、年間1万枚の生産を計画するとある。AI向けに先端半導体の需要が拡大していることから、量産投資による業績への貢献が期待されている。 ■タムラ製作所 <6768> 935円 +34 円 (+3.8%) 本日終値 タムラ製作所<6768>が上げ幅を拡大。午後1時ごろ、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、27年3月期第1四半期に投資有価証券売却益15億2200万円を特別利益として計上すると発表したことが好材料視された。なお、通期業績予想には織り込み済みとしている。 ■東京センチュリー <8439> 2,429.5円 +83 円 (+3.5%) 本日終値 東京センチュリー<8439>が3日続伸。同社はきょう、次世代太陽電池の開発・製造を手掛けるPXP(神奈川県相模原市)に追加出資するとともに、製品の優先供給を見据えた業務提携契約を締結したと発表。これが新たな買い手掛かりとなったようだ。今回の追加出資は、PXPが行う次世代太陽電池の量産化を支援するため。同社は今後、強みであるモビリティ部門と連携し、電気自動車(EV)への搭載による「移動体でのエネルギー自給自足」など新たな事業領域の開拓を推進する構えで、将来的にはPXPが開発を進める「ペロブスカイト・タンデム型太陽電池」の活用も視野に入れ、両社で最適なエネルギーソリューションの創出を目指すとしている。 ■TIS <3626> 3,577円 +105 円 (+3.0%) 本日終値 TIS<3626>が反発。野村証券は20日、同社株の目標株価を4850円から5300円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。27年3月期の連結営業利益は前期比7%増の815億円(会社計画810億円)と予想。モダナイゼーション(近代化)とペイメント関連の増収、不採算案件の剥落による増益を見込んでいる。前期第4四半期にはインテック顧客向けのモダナイ案件を獲得しており、シナジーも顕在化し始めている。同業他社比で中期的な利益成長ポテンシャルは高いとみている。 ■メガチップス <6875> 11,310円 +280 円 (+2.5%) 本日終値 メガチップス<6875>が4日ぶりに反発。20日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、純利益を270億円から330億円(前期比3.6倍)へ上方修正したことが好感された。5月に投資有価証券として保有していたサイタイム 株式40万株の売却を実施したのに伴い、投資有価証券売却益約480億円を特別利益として計上することなどが要因。従来予想では売却益を約370億円と見込んでいたことから上方修正した。なお、売上高420億円(前期比16.1%増)、営業利益25億円(前期1億7400万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。 ■ライオン <4912> 1,610.5円 +33.5 円 (+2.1%) 本日終値 ライオン<4912>が反発。SMBC日興証券は20日、同社株の目標株価を2250円から2500円に引き上げた。投資評価は3段階で最上位の「1」を継続した。26年第1四半期(1~3月)実績を踏まえ、業績予想を見直した。25年10~12月期以降、国内外のオーラルケアをはじめ売上モメンタムが改善し、利益ある成長が継続。追加の原材料高に対し、販売施策変更や販促・経費コントロールなどで計画は概ね達成可能とみている。オーラルケアは市況好調で高価格帯市場が伸長している点もサポート要因としている。 ■大豊建設 <1822> 754円 +13 円 (+1.8%) 本日終値 大豊建設<1822>はしっかり。20日取引終了後、404万8500株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.56%)を上限に、21日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが手掛かりとなったようだ。買い付け価格は20日終値の741円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、大豊建は予定通り買い付けを実施し、上限株数を取得した。 ■広済堂ホールディングス <7868> 667円 +9 円 (+1.4%) 本日終値 広済堂ホールディングス<7868>が高い。FACTAオンラインが21日、広済堂HDが、東京23区の火葬の約7割を担う「東京博善」を売却する意向を固め、特別区長会に説明する準備を進めているという、と報じた。買い手には米KKR などの名前が浮上しており、買収額は「1500億~1800億円にのぼる」と伝えている。記事内容に反応した買いが集まったようだ。 ■スタティアH <3393> 3,020円 +32 円 (+1.1%) 本日終値 スターティアホールディングス<3393>は堅調な値動き。20日取引終了後、子会社スターティアリードが電通システム(福島県本宮市)のITインフラ関連事業を譲り受けると発表した。同企業が持つ福島県を中心とする豊富な顧客基盤を活用し、事業拡大につなげる狙いがある。あわせて、子会社スターティアが昭文堂事務機(東京都足立区)からITインフラ関連事業を譲り受けることも明らかにした。これら発表が材料視されたようだ。 株探ニュース