<動意株・21日>(大引け)=村田製、電子材料、インテMなど

投稿:

材料

 村田製作所<6981.T>=急騰演じ上場来高値更新。大陽線を形成し上値追いを加速、一時10%超の上昇で6788円まで駆け上がり、5月15日につけた上場来高値6541円を大幅更新となった。AIデータセンター関連では、AIサーバーに組み込まれるAI・半導体や最先端メモリーだけではなく、さまざまな部材・デバイスが爆発的に需要を増加させている。同社が手掛ける積層セラミックコンデンサー(MLCC)も典型的なキーデバイスとして特需に沸いている。AIデータセンターは半導体というよりはむしろ電力の塊である。その電源の周囲は電気的な緩衝デバイスであるバッファーやノイズを除去する部品が必要で、GPU周辺はもちろん、中心基板のマザーボードや電源ユニット・配線ネットワークなどあらゆるポイントで必要となる。その役割を担うのがMLCCである。「AIサーバーはこれまでのサーバーとは比較にならないほどMLCCの搭載量が多い」(ネット証券アナリスト)とされ、その爆需の恩恵を享受する筆頭格がMLCCで4割強という断トツの世界シェアを誇る村田製ということになる。同社の27年3月期営業利益は前期比35%増の3800億円を予想するが、市場関係者はこれでもかなり保守的という見方が強い。こうした背景を察知した海外投資家などの大口の実需買いが同社株を押し上げる構図となっているもようだ。

 日本電子材料<6855.T>=大幅高で3日ぶりに切り返す。前日までの2営業日で630円下落したが、きょうは一時670円高まで買われ1日で2日分の下げを解消。テクニカル的にも、4月以降は75日移動平均線が強力な下値支持ラインとなっている。半導体検査用プローブカードの専業大手で世界でも屈指のシェアを持つ。AIサーバー向けGPU(画像処理半導体)とセットで搭載されるHBM(高帯域幅メモリー)の需要も急増しているが、HBM向けプローブカードは数量・単価ともに高水準であり、同社の収益成長に大いに寄与している。したがって、直近のエヌビディア<NVDA>の好決算発表は同社にとっても間接的に株価の刺激材料となっている。他方、株式需給面での思惑も取り沙汰される。19日付で野村証券が提出した変更報告書では、同社株の買い増しが確認されたが、証券業務による保有(消費貸借契約に伴うもの)としており、これはいわゆる貸株を意味し空売りにつながるケースが多い。しかし、株価はその後いったん下押したものの、ショートスクイーズの形跡も観測される。ミニ踏み上げ的な動きによって、戻りに拍車がかかった可能性を示唆している。

 インティメート・マージャー<7072.T>=後場急伸しストップ高。午前11時30分ごろ、広告主・広告会社向けのマーケティングインテリジェンスプラットフォーム「Browsi」を展開するイスラエルのブラウジ社とポストクッキー識別子「IM-UID」のデータ連携を開始したと発表しており、好材料視されている。日本市場で国内初となる、Cookieレス環境下での高度な広告接触データセットを構築したという。これにより、従来のDSPや分析ツールでは困難だった「どのターゲットが、どの競合広告に接触したか」というシグナルを特定し、多角的なマーケティング分析や施策実行が可能になるとしている。

 INEST<7111.T>=異色人気にストップ高。同社はスマーフォンの直販や宅配水(ウォーターサーバー)事業、個人消費者を対象とした各種商材販売を展開している。20日取引終了後に開示した26年3月期決算は営業利益段階で前の期比23%増の2億5500万円と大幅な伸びを確保したほか、続く27年3月期の同利益は前期比2.4倍の6億1000万円と伸びが加速する見通しだ。自社サービスの案件獲得が進み、ストック利益の積み上げを成長ドライバーとしながら、組織統合などによる合理化効果も発現する見込み。また、短期的には利益抑制要因となるものの、中期的な成長に向けた先行投資は継続する構えにある。時価総額50億円未満の超小型株で信用買い残も目先は枯れた状態にあり、500円台後半から600円台前半は滞留出来高も希薄なゾーンで潜在的な売り圧力が乏しい。

 AeroEdge<7409.T>=切り返し急。航空機エンジンの羽根部分に使われるチタンアルミブレードを製造しているが、ほぼ売り上げは海外でフランスのサフラン社と長期供給契約を締結するなど安定した収益基盤を確保している。同社のチタンアルミブレードを搭載するエンジンが増加基調にあるなか、業績も回復色が強い。そうしたなか、20日取引終了後に航空機体用部品の機械加工を手掛けるオノプラント(栃木県上三川町)の全株式を取得し子会社化することを発表した。これに伴う業容拡大効果に期待した買いを呼び込む格好となった。

 ダイナミックマッププラットフォーム<336A.T>=急反発で年初来高値を更新。きょう寄り前、グループ会社が提供する除雪支援システム「SRSS」の2025年度の出荷台数が2年前と比べ約9倍に拡大したと発表しており、材料視した買いが集まっている。SRSSはダイナマップの高精度3次元地図データと位置情報を組み合わせ、雪に覆われた道路下の路肩やマンホール、構造物などの位置をタブレット端末上で可視化することで、除雪作業の判断や操作をサポートする。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。