前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■モイ <5031> 357円 (+80円、+28.9%) ストップ高 モイ <5031> [東証G]がストップ高。19日取引終了後、SBIホールディングス <8473> [東証P]と資本・業務提携すると発表。これを材料視した買いが膨らんだ。同社は国内有数のライブ配信サービス「ツイキャス」を運営しており、金融・メディア・ITを融合した「ネオメディア生態系」の拡大を進めるSBIグループと組むことでシナジーの実現を目指す。AIを活用した次世代ライブ配信コミュニケーションプラットフォームの開発や、ファンコミュニティー発のIP創出・開発領域での連携などを図っていく。SBIは、モイの第三者割当増資や既存株主からの譲渡で20.41%の持ち分を保有する大株主となる見通し。 ■光陽社 <7946> 435円 (+90円、+26.1%) ストップ高 光陽社 <7946> [名証M]がストップ高。同社は19日の取引終了後、26年3月期の連結決算を発表。売上高は前の期比2.2%増の48億3000万円、経常利益は同33.6%増の1億3800万円となり、ともに計画を上振れして着地した。27年3月期の売上高は前期比3.5%増の50億円、経常利益は同0.8%増の1億4000万円の見通し。また、前期の期末一括配当予想について、従来の7円20銭から10円に増額修正したうえで、今期の期末一括配当予想は11円としており、一連の発表をポジティブ視した買いが入った。前期はカーボンオフセット関連の売り上げが好調に推移した。今期もカーボンオフセット関連などで販路を更に拡大、デジタルマーケティングやダイレクトメールの顧客への提案力を強化していく。なお同社株については東証が4月15日、上場維持基準に適合しないことを理由に10月1日付で上場を廃止すると発表。整理銘柄指定期間は9月30日まで。東証スタンダードの上場廃止後も、名証での売買は可能となる。 ■UBE <4208> 2,890.5円 (+500円、+20.9%) ストップ高 東証プライムの上昇率トップ。UBE <4208> [東証P]がストップ高。20日朝方、未定としていた27年3月期の配当予想について160円(前期110円)にすると発表した。中期経営計画で掲げている配当方針のDOE(株主資本配当率)目標に関して従来の「2.5%以上」から「3.5%以上」へ引き上げるとともに、中計の進捗を踏まえて早期に「4.0%」への引き上げを目指すこととし、これを踏まえて配当額を決定した。株主還元姿勢を評価した買いが集まった。 ■FIG <4392> 1,581円 (+221円、+16.3%) 東証プライムの上昇率2位。FIG <4392> [東証P]が5日続急騰。前日19日まで3営業日連続で値幅制限いっぱいに買われており、株価の居どころを大きく変えた。投資資金の攻勢が始まったのが5月8日で、その前日7日まで株価は300円台で推移していた。同社はモバイルクリエイトと石井工作研究所が中心となって共同持ち株会社の形態で発足した企業で幅広い分野に技術展開し、移動体管理システム、半導体関連装置及び車載関連装置、金型製造、GPSタクシー配車システムなど広範にわたる事業を手掛け、ドローン関連の一角としても存在感を示す。自動搬送ロボットなどのロボティクス分野でも実力を発揮している。今回、買い材料の発端となったのは5月7日にAI半導体の検査工程に使われる自動化装置を同社グループ会社が台湾企業と共同開発したと発表したこと。これがエヌビディアのGPUなど先進パッケージングに対応したハイスペック商品であることから、市場では「社名は非公表ながら共同開発の相手先がTSMC である可能性がそれなりに高い」(中堅証券ストラテジスト)という見解が示されている。この場合、同社はグローバル的な見地から時価総額面で大幅な見直し余地が生じる。また、14日に開示した26年12月期第1四半期の決算は営業55%増益と絶好調で、物色人気に拍車をかける格好となった。目先は信用買い残が急増するなか反動安への警戒もあるが、買い主体は個人だけではないという観測もあり、市場関係者の熱い視線が注がれた。 ■Tアルファ <3089> 1,146円 (+150円、+15.1%) ストップ高 テクノアルファ <3089> [東証S]がストップ高。パワー半導体の製造プロセスで使われるワイヤーボンダーをはじめ多岐にわたる理化学機器の輸入販売を行う技術商社で、25年11月期は営業利益が前の期比2.1倍と急成長を果たしている。26年11月期は官公庁向け好採算案件の特需剥落で利益反落が見込まれる(会社側は非開示)ものの、PER換算で10倍未満が想定され、今期予想配当利回りからも割安感があった。舶用クレーンや舶用特殊甲板機器など防衛省の艦艇向けの実績から 防衛関連の一角に位置付けられ、30億円未満の時価総額は水準訂正余地が大きいとの見方が強かった。 ■魁力屋 <5891> 1,505円 (+177円、+13.3%) 魁力屋 <5891> [東証S]が続急騰。19日の取引終了後に、26年6月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表したことが好感された。現行制度では、毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に一律で1000円相当の優待券(電子チケット)1枚(年2000円相当)提供していたが、変更後は500円相当の優待券(電子チケット)を保有株数に応じて4枚(2000円相当)~12枚(6000円相当)提供する。なお、年間では4000円~1万2000円相当となる。 ■BeeX <4270> 1,908円 (+130円、+7.3%) BeeX <4270> [東証G]が続急伸。20日午前10時ごろ、米アンソロピックとアマゾンウェブサービス(AWS)再販プログラムにおける「Anthropic Authorized Reseller Program for Amazon Bedrock」を締結したと発表した。今回のリセラー契約に基づき、BeeXはAWSのフルマネージド型サービス「Amazon Bedrock」を通じたアンソロピックの生成AI「Claude(クロード)」のライセンス提供や最先端のAI開発ツール「Claude Code」を活用した開発生産性向上の支援を始めるとしており、株価の刺激材料となった。なお、業績に与える影響は軽微とした。 ■アンリツ <6754> 4,381円 (+237円、+5.7%) アンリツ <6754> [東証P]が3日ぶり急反発。大和証券は19日、同社株の目標株価を2700円から5000円に引き上げた。レーティングは5段階で2番目の「2(アウトパフォーム)」を継続した。光トランシーバー関連が業績を牽引するとみている。27年3月期は連結営業利益が前期比34.9%増の200億円の見通しが示されたが、光トランシーバー関連は収益性が高いことを踏まえると会社計画の達成も十分可能と指摘。海外競合企業のバリュエーション上昇を踏まえ、適用するPERを引き上げている。 ■伊勢化 <4107> 4,425円 (+215円、+5.1%) 伊勢化学工業 <4107> [東証S]が5日ぶり急反発。20日付の日本経済新聞朝刊で「政府は自衛隊の基地や駐屯地で、薄くて曲がる次世代型の『ペロブスカイト太陽電池』を導入する実証実験に着手する」と報じられたことを受けて、関連銘柄として思惑的な買いが入ったようだ。記事によると、今夏から沖縄県でスタートし全国での導入を目指すとしており、政府施設での需要を確保することで、開発や普及のスピードアップが期待されている。 ■くら寿司 <2695> 1,677円 (+80円、+5.0%) くら寿司 <2695> [東証P]が急反発。複数のメディアで、「トランプ米大統領が同社子会社くら寿司USA株式を取得していたことがわかった」と報じており、これが刺激材料となった。くら寿司USAは19年にナスダック市場に上場。報道によると、取得額は100万~500万ドルの範囲内としている。 ■レシップHD <7213> 532円 (+23円、+4.5%) レシップホールディングス <7213> [東証S]が4日ぶり大幅反発。19日の取引終了後に、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を25万株(自己株式を除く発行済み株数の1.59%)、または1億5000万円としており、取得期間は5月19日から来年3月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主還元の強化を図りつつ、役員及び従業員に対する譲渡制限付株式報酬の自社株処分などに備えて取得するとしている。 ■ニプロ <8086> 1,726.5円 (+71円、+4.3%) ニプロ <8086> [東証P]が大幅続伸。19日、同日に官報告示されたバイオシミラーであるウステキヌマブBS皮下注45mgシリンジ「ニプロ」を20日の薬価基準追補適用後に発売すると発表した。同製品は韓国サムスバイオエピス社と締結した、複数品目のバイオシミラーに関する日本国内での商業化に向けた戦略的パートナーシップ契約に基づく初の製品であり、材料視した買いが集まった。 ■AIストーム <3719> 202円 (+8円、+4.1%) AIストーム <3719> [東証S]が大幅続伸。20日午後3時ごろ、データセンターを運営・管理する子会社AIS DC Servicesを今月に設立すると発表した。同時にデータセンターのインフラ構築と資産の保有を目的とする特別目的会社AICore Gridも設立すると開示しており、これらが株価の刺激材料となった。なお、いずれも26年12月期の業績に与える影響は現時点において軽微としている。 ■朝日インテク <7747> 3,685円 (+113円、+3.2%) 朝日インテック <7747> [東証P]が大幅高で6日続伸。約1ヵ月半ぶりに年初来高値を更新した。同社はカテーテル治療用のガイドワイヤーなど医療器具を製造販売する。15日に発表した第3四半期累計(25年7月-26年3月)連結決算は、売上高が1083億6600万円(前年同期比18.0%増)、営業利益が374億1400万円(同45.5%増)だった。国内外で売り上げが好調に推移した。好決算を受けた同社株への買い流入が続いた。 ■ADR120 <3750> 821円 (+22円、+2.8%) ADR120S <3750> [東証S]が5日ぶり反発。業績は低迷が続いているが、再生医療事業への投資を行うメディカル事業にシフトし収益立て直しを図っている。そうしたなか、19日取引終了後にノーザンファームと競走馬繁殖領域におけるNeocella(次世代細胞外粒子技術を用いた素材)の応用研究を目的とした共同研究契約を実施することを発表。競走馬の難治性子宮内膜炎を含む炎症性病態を対象に、子宮内環境改善の可能性について検討を進めていくとしている。 ■沖縄セルラー <9436> 3,565円 (+55円、+1.6%) 沖縄セルラー電話 <9436> [東証S]が続伸。沖縄県で事業を行うKDDI傘下の携帯電話会社であり、県内での圧倒的なシェアを強みに着実な成長を遂げている。今月8日に発表した26年3月期通期決算は、営業利益が前の期比5.2%増の186億9300万円と連続での最高益更新を達成。今27年3月期も引き続き増益基調をキープする見通しを示した。同社は長期にわたり増配を続けている企業として知られる。今期の配当予想は70円(株式分割考慮ベースで前期67円)を見込んだ。株価は通期決算の発表にかけてやや軟化したものの、発表後は体勢を立て直し、徐々に投資資金を呼び込む展開に。足もと騰勢を強めた。 ■コメ兵HD <2780> 5,280円 (+80円、+1.5%) コメ兵ホールディングス <2780> [東証S]が3日続伸。20日午前11時ごろに発表したブランド・ファッション事業の4月度売上高が前年同月比51.5%増の214億900万円となり、増収基調が継続したことが好感された。商品化が順調に進み、前期に仕入れた商品を確実に販売できたことで、小売を中心に売上高が計画以上で推移した。一方、個人買い取り額は買い取り施策や出店効果により、109億5300万円(前年同月比36.1%増)と単月で過去最高の買取額を記録した。 ■ラクス <3923> 893.3円 (+13.3円、+1.5%) ラクス <3923> [東証P]が3日続伸。20日、24年10月に提供を開始したクラウド型請求書受領システム「楽楽請求」の累計導入社数が1000社を突破したと発表しており、好材料視された。「楽楽請求」は、請求書の受領から処理業務までを効率化できる、AI技術を搭載したクラウド型請求書受領システム。既に提供を開始している「楽楽精算連携プラン」では、受領した請求書をAI-OCRでデータ化し「楽楽精算」へ連携することで、支払依頼・承認・支払処理までを一元管理することが可能になるほか、今後は「楽楽明細」とのデータ連携を予定するなど、更なる機能強化を図るとしている。 ■アドテスト <6857> 25,625円 (+335円、+1.3%) アドバンテスト <6857> [東証P]が4日ぶり反発。野村証券は19日、同社株の目標株価を3万円から3万600円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。26年3月期第4四半期(4Q)での需要上放れとキャパシティ拡大前倒し方針を反映し、同証券では業績予想を上方修正した。27年3月期会社計画はSoCテスター売上構成比上昇などを考えると粗利率計画が慎重で、次期GPUの生産立ち上がりのタイミング次第で27年3月期下期売り上げは上振れる可能性をみている。また、29年3月期以降はシリコンフォトニクス(SiPh)分野でのテスト需要が立ち上がると予想し、株式市場から注目が高まる可能性がある、と見込んでいる。 ※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース