前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―
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■ブロードE <4415> 1,435円 (+300円、+26.4%) ストップ高 ブロードエンタープライズ <4415> [東証G]がストップ高。13日の取引終了後に発表した第1四半期(1-3月)単独決算が、売上高25億4700万円(前年同期比88.1%増)、営業利益5億6000万円(同3.3倍)、純利益2億2900万円(同2.3倍)と大幅増収増益となったことが好感された。販売代理店の獲得や連携強化に加えて、宿泊施設、分譲マンション、地方創生案件など対象領域の拡大を進めたことで内装リノベーション「BRO-ROOM」が好調に推移したほか、既存の管理会社との連携強化に加えて、修繕需要の取り込みに注力したことで外壁塗装・大規模修繕工事「BRO-WALL」も大幅に売り上げを伸ばした。なお、26年12月期通期業績予想は、売上高100億円(前期比34.9%増)、営業利益17億円(同73.9%増)、純利益6億5000万円(同55.9%増)の従来見通しを据え置いた。同時に、株主優待制度の拡充を発表したことも好材料視された。現行制度では毎年12月末日時点で100株以上を1年以上継続して保有する株主を対象に、保有株数に応じてQUOカードを1500~3000円相当提供していたが、26年6月末日時点の株主からは実施回数を年2回に増やすとともに継続保有要件をなくし、毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象とし、優待品もPayPayマネーライトやAmazonギフトカードと交換できるデジタルギフト1000~4000円(年2000~8000円)相当に変更する。 ■三精テクノロ <6357> 2,632円 (+500円、+23.5%) ストップ高 三精テクノロジーズ <6357> [東証S]がストップ高。同社は5月13日大引け後(15:30)に決算を発表、26年3月期の連結経常利益は前の期比28.3%増の67.9億円になり、27年3月期も前期比14.8%増の78億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、6期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を80円→90円(前の期は55円)に増額し、今期も前期比5円増の95円に増配する方針としたことで好感されたようだ。 ■日本ドライ <1909> 3,725円 (+700円、+23.1%) ストップ高 日本ドライケミカル <1909> [東証S]がストップ高。ALSOK <2331> [東証P]が13日の取引終了後に、米投資ファンドのカーライル・グループとの共同出資会社が日本ドライの完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格の3730円にサヤ寄せする格好となった。ALSOKは現在、日本ドライ株式の16.41%を所有しており、今回の非公開化により人材基盤の強化と組織の高度化などを推進するのが狙い。買い付け予定数は2240万3872株(下限1346万5700株、上限設定なし)で、買付期間は5月14日から6月29日までを予定。TOB成立後、日本ドライは所定の手続きを経て上場廃止となる見込みで、これを受けて東京証券取引所は13日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定している。なお、日本ドライはTOBに関して賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨している。 ■メイコー <6787> 38,650円 (+7,000円、+22.1%) ストップ高 東証プライムの上昇率トップ。メイコー <6787> [東証P]がストップ高。同社は13日の取引終了後、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示。今期の売上高は前期比33.0%増の3200億円、最終利益は同36.5%増の270億円を計画する。年間配当予想は同45円増配の160円とした。トップラインは3割台の伸びを予想し、大幅な増益・増配かつ過去最高益の連続更新の見通しを示したとあって、好感されたようだ。衛星通信やAIサーバー向けの基板の生産をベトナム第4工場において拡大する方針。車載向け基板は自動運転や運転支援案件の受注拡大を見込む。26年3月期の売上高は前の期比16.3%増の2405億7400万円、最終利益は同32.5%増の197億8200万円だった。 ■オプテクスG <6914> 3,865円 (+700円、+22.1%) ストップ高 東証プライムの上昇率2位。オプテックスグループ <6914> [東証P]がストップ高。13日の取引終了後、26年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算を発表した。売上高が182億9900万円(前年同期比21.3%増)、営業利益が29億8300万円(同59.3%増)だったとしており、業況を評価した買いが集まった。特にIA(インダストリアルオートメーション)事業は半導体や電気・電子部品業界の設備投資需要の回復を背景に、高収益製品のFA関連や検査用照明関連などの売り上げが好調に推移し業績を牽引した。なお、営業利益の通期計画(88億円)に対する進捗率は約34%に上ったものの、通期計画は据え置いた。 ■ユニオンツル <6278> 22,360円 (+4,000円、+21.8%) ストップ高 東証プライムの上昇率3位。ユニオンツール <6278> [東証P]がストップ高。プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)で世界トップシェアを誇るが、生成AI関連を中心とした需要創出で収益は会社側の想定を上回る好調に推移している。13日取引終了後に26年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の100億円から130億円(前期比49%増)に大幅増額した。増額前の段階で連続ピーク利益更新が見込まれていたが、そこから更に3割も上乗せされる形となっている。同社の株価は年初から既に2倍以上の上昇パフォーマンスを演じていたが、足もとの業績修正を受け投資資金の攻勢が改めて加速した。 ■丸一管 <5463> 1,793円 (+300円、+20.1%) ストップ高 東証プライムの上昇率4位。丸一鋼管 <5463> [東証P]がストップ高。同社は建設業界向けを主力とする溶接鋼管の国内トップメーカーで、海外売上高比率が5割近いことからも分かるように、世界的にも屈指の実力を有している。13日取引終了後に発表した26年3月期の営業利益は前の期比40%増の320億4300万円と大幅な伸びを達成、続く27年3月期の同利益についても前期比15%増の369億円見通しと2ケタ成長を継続し、5期ぶりの過去最高更新を予想している。同社もAIデータセンター案件によって商機が高まっており、半導体生産設備に使われるBA管などの収益貢献が見込まれている。株主還元にも抜かりなく、今期年間配当は52円を計画、これは株式3分割を考慮すると実質大幅増配となる。更に発行済み株式数2.71%相当の600万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いも発表(買い付け期間は27年3月末まで)しており、これらが大口資金を誘引する強力なポジティブ材料となった。 ■東海カーボン <5301> 1,585円 (+247円、+18.5%) 東証プライムの上昇率6位。東海カーボン <5301> [東証P]が急反騰。13日の取引終了後、26年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を引き上げた。売上高予想は従来予想の3467億円から3700億円(前期比14.6%増)、営業利益予想は260億円から280億円(同8.3%増)、最終利益予想は106億円から120億円(同40.2%減)とした。年間配当予想については10円増額し、中間・期末各20円の合計40円へ上方修正しており、これらを好感した買いが集まった。半導体市場の拡大を背景としたファインカーボン事業や工業炉及び関連製品事業における販売の拡大、中東紛争を契機としたアルミニウム製錬炉の巻替え需要取り込みに伴う販売数量の増加を見込む。同時に株主還元方針の変更を発表した。従来は連結配当性向30%を目標としていたが、今期からは連結配当性向40%、もしくは前期末株主資本を基準とする調整後株主資本配当率(DOE)5%を目安として、より高い方を選択する。また、高い総還元性向を意識した自己株式取得などを機動的に実施することを明記した。あわせて政策保有株式の縮減方針も開示しており、連結純資産に対する政策保有株式の比率について25年12月期末の10%から、28年12月期末までに3%程度へと縮減する。なお、東海カーボンは14日午前10時、取得総数1121万700株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.25%)の自社株買いを実施したと発表。取得総額は149億9991万6600円で、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で買い付けを行った。 ■CKサンエツ <5757> 4,930円 (+700円、+16.6%) ストップ高 CKサンエツ <5757> [東証P]がストップ高。同社は5月13日大引け後(15:30)に決算を発表、26年3月期の連結経常利益は前の期比32.8%減の56.3億円に落ち込んだが、従来予想の40億円を上回って着地。27年3月期は前期比77.4%増の100億円に急拡大を見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、今期の年間配当は前期比10円増の100円に増配する方針としたことで好感されたようだ。 ■フルヤ金属 <7826> 10,630円 (+1,500円、+16.4%) ストップ高 フルヤ金属 <7826> [東証P]がストップ高。13日の取引終了後に、26年6月期の連結業績予想について、売上高を880億円から960億円(前期比67.3%増)へ、営業利益を165億円から225億円(同2.4倍)へ、純利益を110億円から150億円(同2.3倍)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を120円から155円(前期96円)へ引き上げたことが好感された。情報通信市場やエレクトロニクス市場、半導体市場などの底堅い需要を背景に、データセンター用HDD部材や半導体製造装置用部材などが引き続き順調に推移すると見込まれることが要因。また、ファインケミカル・リサイクル部門が復調傾向にあることや、期初から取り組んでいる貴金属市況の変動に強い経営体質の構築で、サプライチェーン支援部門が予想を上回る見通しになることも寄与する。同時に発表した第3四半期累計(25年7月-26年3月)決算は、売上高747億3000万円(前年同期比83.1%増)、営業利益173億3600万円(同2.1倍)、純利益116億8700万円(同2.1倍)だった。 ■アジアパイル <5288> 1,644円 (+225円、+15.9%) アジアパイルホールディングス <5288> [東証P]が急反騰。同社は5月13日大引け後(15:30)に決算を発表、26年3月期の連結経常利益は前の期比2.8倍の108億円に急拡大し、27年3月期も前期比3.1%増の112億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を50円→55円(前の期は45円)に増額し、今期も前期比15円増の70円に増配する方針としたことで好感されたようだ。 ■新東工 <6339> 1,142円 (+150円、+15.1%) ストップ高 新東工業 <6339> [東証P]がストップ高。13日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1700億円(前期比3.5%減)、営業利益予想は73億円(同90.5%増)、最終損益予想は56億円の黒字(前期は162億6200万円の赤字)とした。年間配当予想は中間・期末各24円の合計48円(前期実績は44円)を見込んでおり、大幅な営業増益と増配の見通しを好感した買いが集まった。部品・メンテナンス・消耗品の拡販などによる収益基盤の強化を図るとともに、固定費の圧縮による収益向上を強力に推進する。また、26年3月期は売上高が前回予想の1800億円に対し1761億7800万円(前の期比17.3%増)だった一方、営業利益は25億円から38億3100万円(同27.5%増)、最終損益が170億円の赤字から162億6200万円の赤字(前の期は27億5700万円の黒字)で着地した。営業利益が減益予想から一転して大幅増益となっており、こちらも株価の刺激材料となった。第4四半期(1-3月)に客先の注文が集中するなか、利益率が高い部品売り上げを滞りなく計上できたほか、機械売り上げの原価率も低減した。 ■テクノフレ <3449> 6,000円 (+770円、+14.7%) 一時ストップ高 テクノフレックス <3449> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。同社は5月13日大引け後(16:30)に決算を発表、26年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比71.7%増の18億円に拡大し、1-6月期(上期)計画の29億円に対する進捗率は62.2%に達し、5年平均の56.0%も上回ったことで好感されたようだ。 ■椿本チ <6371> 2,798円 (+354円、+14.5%) 椿本チエイン <6371> [東証P]が4日続急騰。同社は5月13日大引け後(16:00)に決算を発表、26年3月期の連結経常利益は前の期比2.1%減の248億円になったが、27年3月期は前期比4.8%増の260億円に伸びを見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収になることで好感されたようだ。 ■日本マイクロ <6871> 16,570円 (+2,070円、+14.3%) 一時ストップ高 日本マイクロニクス <6871> [東証P]が急反騰、一時ストップ高となった。13日の取引終了後に、26年12月期上期業績予想について、売上高を439億円から457億円(前年同期比38.0%増)へ、営業利益を123億円から129億円(同70.4%増)へ、純利益を82億円から92億円(同92.7%増)へ上方修正したことが好感された。主にメモリー向けプローブカードの生産能力拡大により、DRAM向け製品が好調に推移していることが要因としている。また、第3四半期もメモリー向けプローブカードの高水準の需要が継続することに加えて、生産能力増強の効果により、売上高・利益ともに堅調に推移すると見込んでおり、第3四半期累計(1-9月)業績予想を売上高716億円(前年同期比42.0%増)、営業利益219億円(同93.8%増)、純利益152億円(同2.1倍)とした。なお、同時に発表した第1四半期(1-3月)決算は、売上高209億4500万円(同48.3%増)、営業利益56億4700万円(同97.6%増)、純利益43億9200万円(同2.6倍)だった。 ※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース