<動意株・14日>(大引け)=丸一管、日本マイクロ、大紀アなど

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 丸一鋼管<5463.T>=物色人気集中でストップ高。同社は建設業界向けを主力とする溶接鋼管の国内トップメーカーで、海外売上高比率が5割近いことからも分かるように、世界的にも屈指の実力を有している。13日取引終了後に発表した26年3月期の営業利益は前の期比40%増の320億4300万円と大幅な伸びを達成、続く27年3月期の同利益についても前期比15%増の369億円見通しと2ケタ成長を継続し、5期ぶりの過去最高更新を予想している。同社もAIデータセンター案件によって商機が高まっており、半導体生産設備に使われるBA管などの収益貢献が見込まれている。株主還元にも抜かりなく、今期年間配当は52円を計画、これは株式3分割を考慮すると実質大幅増配となる。更に発行済み株式数2.71%相当の600万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いも発表(買い付け期間は27年3月末まで)しており、これらが大口資金を誘引する強力なポジティブ材料となった。

 日本マイクロニクス<6871.T>=一時ストップ高、切り返し急で青空圏舞う。13日の取引終了後に、26年12月期上期業績予想について、売上高を439億円から457億円(前年同期比38.0%増)へ、営業利益を123億円から129億円(同70.4%増)へ、純利益を82億円から92億円(同92.7%増)へ上方修正したことが好感されている。主にメモリー向けプローブカードの生産能力拡大により、DRAM向け製品が好調に推移していることが要因としている。また、第3四半期もメモリー向けプローブカードの高水準の需要が継続することに加えて、生産能力増強の効果により、売上高・利益ともに堅調に推移すると見込んでおり、第3四半期累計(1~9月)業績予想を売上高716億円(前年同期比42.0%増)、営業利益219億円(同93.8%増)、純利益152億円(同2.1倍)とした。

 大紀アルミニウム工業所<5702.T>=上げ足強め新高値。同社はきょう午前11時、26年3月期の連結決算発表にあわせ、27年3月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比16.8%増の3867億円、最終利益は同2.4倍の88億4000万円を見込む。大幅な増益予想を示し、評価された。年間配当予想は同15円増配の70円とした。中東情勢の影響を除いたアルミの需要環境については、自動車向けを含め引き続き堅調に推移すると想定。LME価格の高騰による売上高の増加と、海外子会社における原料価格と製品販売価格の差(スプレッド)の確保を見込む。26年3月期の売上高は前の期比10.4%増の3311億900万円、最終利益は同5.3倍の36億8000万円となった。

 ダイドーリミテッド<3205.T>=6日ぶりに急反発でストップ高。アパレルメーカー中堅で自社ブランド「ニューヨーカー」やライセンスブランド「ブルックスブラザーズ」を主力に展開を図っている。M&A戦略にも長じ、今期は買収子会社の貢献もあって業績変貌が見込まれている。13日取引終了後に発表した27年3月期の業績予想は営業利益段階で前期比4倍の15億円を見込んでおり、これがポジティブサプライズとなった。同社はアクティビストのストラテジックキャピタルの圧力で25年3月期に劇的に配当を引き上げマーケットでも話題となった経緯があるが、ストラテジックキャピタルが同社株売却後、配当100円から50円に半減(26年3月期)させた。しかし、それでも配当利回りは時価換算で6.6%台と際立って高い。27年3月期も収益急拡大見通しと合わせ、50円配を継続することで物色人気を助長する格好となっている。

 ワイエイシイホールディングス<6298.T>=急速人気化。半導体製造装置や液晶製造装置などメカトロニクス分野を深耕、パワーデバイスの製造工程で不可欠な独自のレーザービーム技術にも注目が集まっており、レーザービームを使った熱処理加工装置であるレーザーアニール装置の大型受注などが収益に貢献している。そうしたなか、13日取引終了後に発表した27年3月期の業績予想は、期ずれ案件の計上効果も反映して営業利益段階で前期比2.5倍化となる33億円を見込んでおり、これが株価を強く刺激した。更に、年間配当も前期実績から5円増配となる45円を計画しており、配当利回りは時価換算で3.2%前後と高く、インカムゲイン評価の買いも誘導している。

 ユニオンツール<6278.T>=ストップ高で上場来高値圏を舞う。プリント配線板用超硬ドリル(PCBドリル)で世界トップシェアを誇るが、生成AI関連を中心とした需要創出で収益は会社側の想定を上回る好調に推移している。13日取引終了後に26年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の100億円から130億円(前期比49%増)に大幅増額した。増額前の段階で連続ピーク利益更新が見込まれていたが、そこから更に3割も上乗せされる形となっている。同社の株価は年初から既に2倍以上の上昇パフォーマンスを演じていたが、足もとの業績修正を受け投資資金の攻勢が改めて加速している。

 J-MAX<3422.T>=ストップ高。ホンダ系の自動車部品会社でプレス成型部品を主力に手掛ける。新機種立ち上げに伴う金型設備などの販売好調が売り上げを押し上げているほか、経営構造改革に取り組み、利益率の改善が急だ。13日取引終了後に発表した26年3月期の営業利益は18億5800万円(前の期は1900万円)と急回復、続く27年3月期は24億円(前期比29%増)を見込んでいる。業績改善を背景に株主還元も強化し、前期の年間配当を従来計画に1円上乗せした5円とするほか、今期はそこから3円増配となる8円を計画。これを手掛かり材料に短期筋の攻勢に火が付いた。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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