株価指数先物【引け後】 ショートカバーを想定したロング対応
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大阪6月限 日経225先物 63310 +650 (+1.03%) TOPIX先物 3915.5 +46.5 (+1.20%) ※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示 日経225先物(6月限)は前日比650円高の6万3310円で取引を終了。寄り付きは6万2410円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万2500円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。6万2270円まで売られた後は、6万2500円~6万2600円辺りで保ち合いを継続。前場中盤にレンジを上抜きプラス圏を回復すると、前場終盤にかけてショートカバーを誘う流れとなり、6万3160円まで上げ幅を広げた。ランチタイムではやや上げ幅を縮め、6万2900円を挟んでの推移をみせていたが、後場に入ると上へのバイアスが強まり、中盤にかけて6万3400円台に乗せ、引け間際には6万3440円まで買われる場面もみられた。 米ハイテク株が売られた流れを引き継ぐ形で、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株の一角が日経平均型の重荷になった。ただ、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]が売り一巡後にプラス圏を回復したほか、アドバンテスト、東京エレクトロンも終盤にかけて下落幅を縮めたことにより、先物市場でショートカバーに向かわせた面もある。また、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]が初の5万円台に乗せて日経平均型を牽引したことも、投資家心理を明るくさせた。 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(6万1680円)水準からの理想的なリバウンドにより6万3000台を回復したことで、+2σ(6万4490円)が射程に入ってきそうだ。なお、ソフトバンクグループが引け後に発表した2026年3月期の連結決算は、米オープンAIの評価額の上昇により純利益が前期比4.3倍の5兆円と過去最高だった。ADR(米預託証券)で強い反応をみせるようだと、ナイトセッションでのロングの強まりが見込まれる。 また、日経225先物は朝方につけた6万2270円を安値にほどなくしてプラス圏を回復し、後場はショートカバーを交えての上昇になった。半導体やAI関連株の一角には利益確定のほか、短期的な売り仕掛けの動きも入ったが、予想以上に下値の堅さが意識された形だろう。押し目待ちの買い意欲の強さがうかがえるなかでは、下へのバイアスが強まる局面は、その後のショートカバーを想定したロング対応に向かわせよう。 また、楽観は禁物ながらトランプ米大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談があす開かれる。イラン情勢が議題の1つになる見通しであり、停戦に向けた思惑などが高まりやすく、下へのバイアスが強まる相場展開にはならないだろう。オプション権利行使価格の6万2000円から6万4000円辺りのレンジを想定する。 NT倍率は先物中心限月で16.16倍(12日は16.19倍)に低下した。16.11倍とボリンジャーバンドの+1σ(16.17倍)を割り込んで始まり、一時16.03倍まで下げている。ただ、その後は指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が下げ渋るなかで、リバランスが入る形になった。+1σを早い段階で回復するようだと、再びNTロングに振れやすくなりそうだ。 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万2043枚、ソシエテジェネラル証券が7725枚、バークレイズ証券が2249枚、サスケハナ・ホンコンが2150枚、モルガンMUFG証券が1313枚、SBI証券が1241枚、JPモルガン証券が917枚、松井証券が848枚、ゴールドマン証券が824枚、野村証券が769枚だった。 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万5937枚、ABNクリアリン証券が1万4997枚、バークレイズ証券が1万1327枚、モルガンMUFG証券が4968枚、JPモルガン証券が4013枚、ゴールドマン証券が3104枚、サスケハナ・ホンコンが2064枚、ビーオブエー証券が2040枚、ドイツ証券が1586枚、シティグループ証券が1359枚だった。 株探ニュース