話題株ピックアップ【夕刊】(1):東京エネシス、日化薬、JBS
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■東京エネシス <1945> 2,479円 +456 円 (+22.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ 東京エネシス<1945>がカイ気配スタートで上値追い加速。4月下旬以降、5日移動平均線をサポートラインに急勾配の戻り足をみせてきたが、目先投資資金の攻勢が勢いを増している。12日取引終了後に発表した26年3月期決算では営業利益が前の期比78%増の47億3700万円に急拡大した。更に27年3月期は同利益が前期比54%増の73億円と高成長を継続し、11期ぶりに過去最高を大幅更新する見通しとなった。脱炭素分野の設備投資需要に加え、原発関連やAIデータセンターに関連する電力案件は今後も高水準が見込まれており、同社の収益を強力に後押しする。好業績を背景に株主還元にも抜かりなく、20年3月期以降毎期増配を継続していることも特筆され、今期は前期実績に14円増配となる77円を計画。これも物色人気を増幅させる格好となった。 ■日本化薬 <4272> 2,180.5円 +400 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位 日本化薬<4272>がストップ高。12日の取引終了後に上限を1300万株(自己株式を除く発行済み株数の8.75%)、150億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は5月13日から来年3月31日まで。また、自社株1130万株(消却前発行済み株数の7.06%)を5月22日付で消却すると発表しており、これらを好感した買いが入った。同時に27年3月期連結業績予想を発表しており、売上高2606億円(前期比7.8%増)、営業利益254億円(同13.1%増)、純利益223億円(同9.5%減)を見込むとした。引き続きエアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータなどの製品ラインアップの拡充と拡販に取り組むほか、AI・ハイエンドサーバをはじめとした先端分野向け機能性材料の伸長を見込む。なお、26年3月期決算は、売上高2418億5100万円(前の期比8.7%増)、営業利益224億5400万円(同10.1%増)、純利益246億4100万円(同40.7%増)だった。 ■日本ビジネスシステムズ <5036> 1,661円 +289 円 (+21.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 日本ビジネスシステムズ<5036>は3日ぶりに急反騰。12日の取引終了後、26年9月期第2四半期累計(25年10月~26年3月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の1765億円から2165億円(前期比25.4%増)、営業利益予想を84億円から91億円(同19.8%増)に引き上げた。期末配当予想は5円増額の28円としており、業況と株主還元姿勢を好感した買いが集まった。年間配当予想は50円(前期実績は40円)となる。大口受注があったライセンス&プロダクツ事業が当初の想定を上回る。なお、9月中間期における全体の売上高は863億7700万円(前年同期比37.8%増)、営業利益は52億2400万円(同15.9%増)だった。 ■白銅 <7637> 3,020円 +500 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位 白銅<7637>は後場終盤に急騰。ストップ高となる前営業日比500円高の3020円に買われ、年初来高値を更新した。きょう午後3時ごろ、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は840億円(前期比23.3%増)、営業利益予想は43億1000万円(同50.1%増)とした。年間配当予想は中間・期末各64円の合計128円(前期実績は86円)としており、これらを好感した買いが集まった。グループ業績への影響が大きい半導体製造装置業界の好調継続を見込む。なお、26年3月期は売上高が681億900万円(前の期比2.6%増)、営業利益が28億7200万円(同3.7%減)だった。 ■オリンパス <7733> 1,846円 +305.5 円 (+19.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 オリンパス<7733>は3日ぶりに急反騰。12日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1兆760億~1兆550億円(前期比6.5~4.4%増)、最終利益予想は1090億~955億円(同59.9~40.1%増)とした。同時に取得総数4600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.18%)、取得総額600億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これらを好感した買いが集まった。出荷止めの影響が正常化に向かうなか、新オペレーティングモデルによるコスト削減効果の段階的な顕在化や下期における新製品投入効果などを見込む。26年3月期は売上高が前回予想の9980億円から1兆106億7600万円(前の期比1.3%増)、最終利益が590億~500億円から681億7200万円(同42.2%減)に上振れして着地しており、これも株価の支援材料となっている。北米市場におけるEDOF(被写界深度拡大)技術搭載スコープや内視鏡用超音波観測装置「EU-ME3」の販促活動が奏功し、売上高が前回予想を上回ったうえ、海外で所有する建物の売却益を計上した。自社株買いについては取得期間を今年5月13日から2027年3月31日までとし、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による市場買い付け及び東京証券取引所における市場買い付けで実施する。取得した株式は今後株式報酬などとして充当を見込む900万株を除き消却する予定。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、オリンパスは13日に3894万8300株を1株1540円50銭で買い付けた。 ■エクサウィザーズ <4259> 911円 +149 円 (+19.6%) 本日終値 エクサウィザーズ<4259>が大口の買い注文にマドを開けて急騰。同社はAIソリューション及びデジタルトランスフォーメーション(DX)導入コンサルティング、実装・運用までワンストップで企業のデジタライゼーションを支援する。そうしたなか、生成AIやAIエージェント業務などAI需要の開拓が進み、足もとの業績は絶好調に推移している。12日取引終了後に開示した27年3月期の営業利益は前期比44%増の23億円と大幅な伸びを見込み、過去最高利益を大幅更新する見通しとなった。また、今期は初配当5円を実施する計画で、これも投資資金の食指を動かす材料となった。 ■武蔵精密工業 <7220> 6,210円 +1,000 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率6位 武蔵精密工業<7220>が後場に入ってストップ高まで買われた。同社はきょう、インドの子会社がこのほど、同国の電気自動車(EV)メーカーであるキネティック・グリーンが今後展開する二輪車プラットフォーム向けに統合型電動パワートレインシステムを供給することを内容とする基本合意書を締結したと発表。また、あわせて自社の二輪車用EV駆動ユニット(e-Axle)が、インドのエモビ社の新モデル「AKX」に採用されたことも明らかにしており、これらが材料視されたもよう。なお、同社株は朝方にストップ安まで売り込まれる場面があった。同社は12日取引終了後に27年3月期通期の連結業績予想を公表。売上高の見通しは前期比3.5%減の3350億円、営業利益の見通しは同9.9%減の185億円としていることがネガティブ視されたようだ。 ■オークネット <3964> 1,450円 +232 円 (+19.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位 オークネット<3964>は急反騰し、上場来高値を更新した。12日の取引終了後、26年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想は前回予想の710億円から720億円(前期比12.3%増)、営業利益予想は110億円から115億円(同20.8%増)とした。年間配当予想は2円増額し、中間・期末各21円の合計42円としており、業況と株主還元姿勢を好感した買いが集まった。1~3月期はシステム償却費や広告宣伝費の増加を考慮し、従来予想では減益を見込んでいたものの、実際には売上高が181億8900万円(前年同期比13.8%増)、営業利益が32億2600万円(同4.6%増)で着地。GIGAスクール端末の取り扱いが増えたライフスタイルプロダクツセグメント、中古車需要が高い水準で推移したモビリティ&エネルギーセグメントが想定を上回った。 ■オエノンHD <2533> 502円 +80 円 (+19.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率8位 オエノンホールディングス<2533>がストップ高まで買われた。同社は12日取引終了後、26年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比81.9%増の12億6700万円となり、通期計画39億5000万円に対する進捗率は32.1%となった。売上高は同9.5%増の212億6600万円で着地。焼酎やチューハイといった酒類の販売が伸びたほか、酵素医薬品事業や不動産事業も堅調だった。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。また、150万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.66%)、7億9500万円を上限とする自社株取得枠を設定したこともあわせて発表。株式還元の充実及び資本効率の向上を図ることが目的で、取得期間はきょうから10月30日までとなっている。 ■カカクコム <2371> 3,425円 +500 円 (+17.1%) ストップ高 本日終値 カカクコム<2371>はストップ高。スウェーデンに本拠を置く投資会社EQTが12日の取引終了後、傘下のKamgras 1(東京都港区)を通じて同社株の非公開化を目指して1株3000円でTOBを実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。非公開化で経営基盤の強化と安定化を図り、ユーザーとのタッチポイントの多様化や付加価値の高いサービス提供によるユーザーエクスペリエンス(UX)の向上、プラットフォームとしての事業基盤・独自のデータ活用による新たなサービスの発掘などの施策を進める。買い付け予定数は1億2190万5767株(下限3494万1000株、上限設定なし)で、買付期間は5月13日から7月2日までを予定している。TOBに際し、カカクコムは賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。一方、20.50%を保有する筆頭株主のデジタルガレージ<4819>と17.55%を保有する第2位株主のKDDI<9433>は応募せず、TOB成立後にカカクコムが実施する自社株買いに応じる予定。なお、Dガレージはその後、間接的に20%を再出資する予定としている。 株探ニュース